シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2024/11/06 18:47:00|映画 は行
八犬伝

 「仁義礼智忠信孝悌」の八文字をぱっと言える人は、NHKの「新八犬伝」なる人形劇を見まくってた人。この人形劇は当時相当な人気だった、筈なんですが、当時は子供の年齢が1つ違うともう、見損ねる、というのが普通にあって(多分そう)、ビデオもないし、再放送されたかも覚えがない。登場人物も数多いこの人形劇がヒットした理由は、多分かなり分かりやすい勧善懲悪ものだった、人形劇ならではのスペクタクル表現が可能だった、悪役がしっかりしてた、それをナレーションで盛り上げてた(玉梓が怨霊〜〜、とか、さもしい浪人網乾左母二郎〜〜、とか)だったんじゃないかと思う。

 そもそも原作はものすごい大長編、それをコンパクトにまとめつつ、実際の滝沢馬琴&葛飾北斎、というビッグネームが語り合う「実」の部分を描いて、ってどうなるかと思ったんですが、めっちゃよかったっす!!脚本&編集&VFXのバランスが実にいい。

 VFXは、「ゴジラー1」の快挙によって、自信がついたのではないか、と思わせる迫力。実の部分については、役所広司さん&内野聖陽さんや寺島しのぶさん等の役者陣のコンビネーションが気持ちいい、一方、「虚」にあたる、八犬伝のストーリーをつくる役者陣のアクションも素晴らしい。若い役者さん達が気合を入れて演じておられるのが分かるんです。登場人物が多い&実際の活躍時間が短め(虚と実の時間はほぼ同等位だと思う)なんだけど、パパっとうまく紹介して、効果的に、原作でも大きな見せ場になっているアクションを入れて、というのが巧い。編集がいいんですね。

 あと、この映画、劇中に歌舞伎の「四谷怪談」が出てきますが、金毘羅歌舞伎の演舞場で中村獅童さん達歌舞伎役者さんが実際に演じておられてて、リアリティーが半端ない。「私の幸せな結婚」でも思ったんですが、最近こういう風に、実際の歴史的な建物での撮影が可能になって、映画自体の格が上がる、ことが増えてきて、嬉しい事です。

 という事で、映画館で観て損なし!の名作と思います。


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2024/10/05 16:54:49|映画 さ行
シビル・ウォー アメリカ最後の日
 「関心領域」より怖い映画。、と思いました。ありそうな話だから・・・・。

 主人公のカメラマンや記者、報道の人間は「Press」という肩書だけで、何でもかんでも写していく。まあ、それが仕事なんでしょうけど、実に安っぽい正義が語られて、その正義とやらも通用しない世界にどんどん入り込んでしまう、というお話。主人公が所属している報道会社もよく分からんし(フリーなんでしょうか?)、ましてや、バンバン銃を撃ち合ってる連中が敵なんだか味方なんだか、どっちがどっちなのかも不明。で、そこらじゅうでリンチだの虐殺だのが起きている。一方で、全然通常運転の街も。とにかく「戦争」を排除して秩序を保とう、という人達ですね。

 アメリカって国は一見「自由」だなんだと言ってますけど、実はめっちゃ法律がうるさくて、結構がんじがらめらしい。そりゃそうで、移民国家だから価値観もバラバラ、法律で何でもかんでも決めておかないと即秩序が崩壊する、という危機感は行政側にはあると思う。しかも銃社会。小規模のリンチだなんだは、多分毎日起きているわけで。そういう国が不安定になるとこうなりまっせ、という実況中継を見せられた感じです。銃規制なんか、却っておっかないよねえ、下手にそういう連中を規制したら、本当にこんな事くらい起きかねない、のでは。

 映画の中では、なーぜ各州が政府にたてついたのか、等々、戦争に至った原因が全く語られない。ので、余計に怖いんです。最終的にはホワイトハウスがぼこぼこにされるんですけど、あーこの後核のボタンとか、誰が管理するんだよ〜〜、とびびってました。政府を倒せ!はいいけど、その後の統治を誰も考えてなさげで。

 やだなあ、本当に起きそうで。

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2024/09/12 23:56:00|映画 は行
フォールガイ
 「映画っていいな〜〜〜〜」という系譜に乗る映画。それがアクション映画ってとこが面白い。

 主人公がスタントマン、で、あれやこれやと事件に巻き込まれてすったもんだ、一方では宇宙もの超大作の撮影が進行していて〜〜〜、筋もあっちこっちドタバタ、でも、細かい事はどーでもよい!!ガンガン出てくるアクションを楽しもうじゃありませんかあ!というお話。オーストラリアでロケしているんですが、港のロケなんかは相当大掛かりで、いや〜〜凄いスゴイ!!

 で、実はコメディー、というのも面白い。楽しくって、肩がこらない良作と思います。色んなアクション映画がチョコチョコ出てくるのもナイス。犬の名前までアクションスターだもんなあ。。。

 観ていて感じた事。「マッドマックス 怒りのデスロード」を撮ったジョージ・ミラーさんの頭ん中ってどうなってんの?映画の撮影シーンが結構出てくるのだけど、アクションシーンをあれこれ撮影してる間に、段々筋とか訳分らなくならないのかなあ?あの映画を観る限り、相当撮影して厳選して編集、とやってるはずなので。
 そういうアクション映画の撮影・編集の苦労やチームワークが見えて(一歩間違えば、スタントとはいえ大怪我しかねないですもんね)、そういう映画ってかなり珍しい(というか、ジャッキーチェン様の映画のNGシーン位でしたから、そういうのが見えるのって)から、ワクワクしちゃいました。

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P.S 印象がやたら強い女の子、誰かと思ったら「エブエブ」のステファニー・スーちゃんでした〜〜。かっけええ〜〜。







2024/09/05 23:06:00|映画 た行
ツイスターズ
 ヘレン・ハントさんが主演の「ツイスター」って映画を観た時、まあおっかねえ〜〜〜、と思ったもんですが、同じような映画なのにまーた観に行ってしまった。。。怖!!!

 アメリカで恐れられてる自然災害といえば、ハリケーン・山火事・んで竜巻、なのかな?内陸部にほとんど人が住んでないんだそうですが、輸送に金がかかり過ぎてインフラが整わない等々あれこれ理由があるとは思うけど、この災害も理由の一つかも。どこでどう発生するか分からない、遭うか遭わないか、バクチ状態じゃ、怖くて住めない、と思うんですよ。

 で、そんな竜巻に科学で対抗を試みるお話です。

 「ツイスター」観た時は、ひたすらおっかねえ〜〜だったんですが、今回は別の事を考えてしまった。こういう自然災害を実写でつくる、「不謹慎だ!」ってならないのかなあ?
 日本だと「天気の子」や「すずめの戸締り」がこういう災害を扱ってますけど、アニメであっても、「不謹慎だ」という意見が一定数出るんです。アニメでそうだもん、実写となると、かなりデリケートな問題をクリアしなくちゃならないだろう。アメリカじゃそうじゃないのかしら?

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2024/09/04 21:10:00|映画 あ行
赤羽骨子のボディガード
 日本独特の映画ジャンルに「不良学園ケンカもの」というのがある、と思ってて、まあ、今どきはかなり珍しいツッパリ(わ〜〜、埼玉だあ)がうじゃうじゃ出てきてかなりまじめにケンカする、という内容ですわね。一種のスポ根ものに近いと思ってるんですけど。で、若い役者さんの登竜門という。

 この映画は、ジャンルとしてはそれに近い、けど、コンセプトがかなり独特。ヤンキーがいて、ヒロインの女の子の幼馴染なんだけど、なぜか彼女の「ボディーガード」をやってくれ、とかなり強引に言われる。しかし、その役目は彼だけじゃなくて、彼女の周囲のクラスメート全員、ってとこが面白い。

 そうなると、メンバーを手際よく紹介して、誰もをうまくクローズアップして、を限られた時間でやる、のが難しいんですが、うまくいっています。敵方も結構多いので編集が大変だったと思うんですが、上手い。ケンカアクションも楽しいし、よくできてます。

 ビックリしたのが土屋太鳳さん。気が付かなかったよ〜〜。彼女、こういう役が向いてるのでは?

この映画、それ+ダンスで頑張る、という別の話も盛り込んでるので、さすがにダンス部の人達までは手が回らなかったようですが、ダンスシーンも本格的&本当の高校ダンス部も協力しているので、見応えありました。

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