シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2020/06/21 18:15:01|映画 さ行
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
 アイポットが再開です。バンザーイびっくり幸せ
で、今は旧作がガンガン上映されてますが、この映画は見逃してたので。邦題で内容がほぼ分かっちゃう風ですが、実はそうでもない。
 ロスの一流レストランの看板シェフにのし上がったおじさんがいて、だけど料理評論ブロガーにコテンパンに書かれてしまう。そのブロガーにはとっておきの新作料理を食べさせる予定だったのに、レストランオーナーの横やりが入ったせいで不本意なメニューだった、から、というのもあるんだけど。ブロガーの記事がツイッターにどんどんリツイートされちゃうもんで、ツイッターの仕組みもよく分からない状況で言い返しちゃって大炎上。ついでに動画まで投稿されて〜〜、というあたりが、今も繰り返されてるネットリンチ風の話なんですが。
 で、レストランも首になって仕事も見つからず、どーしよーって時に、なんだかんだでマイアミでぼろいフードトラックを手に入れて、そこから仕事を新規巻き直しでがんばるぞ〜〜、という事なんだけど、この話にはもうひとひねりあります。別れた奥さんと暮らしている息子さんの世話を押し付けられるのね。で、彼と一緒にフードトラックで仕事しつつ、奥さんの待つロスまで旅するという、「親子ロードムービー」物なんです。
 親子ロードムービーといいえば、「ペーパームーン」とか「パリ・テキサス」とか。この映画では内容がお父さんの仕事に傾いてるので、むしろ息子さんの成長物語だなあと思いながら観てました。大人の男が2人(お父さんと助手のお兄さん)集まると、まあ、しょーもない話が出てくるわけで、だからPG12なんです。それを小耳にはさみつつ、というのも、一種の成長ですよね。その辺が意外と繊細に描かれていて、楽しかったです。
 あと、音楽。一流のミュージシャンの方が実際に演奏してて、それもよかったなあ〜〜。マイアミ、懐かしいわあ。なんかパッと明るくて、変わってないなあと。また行けたらいいのだけど。
 にしても、アメリカの食事ってやっぱりボリュームがあり過ぎだなあ・・・・・・。あれじゃあ、太って当然だわい。

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2020/05/07 19:41:00|映画 た行
椿三十郎
 鬱々した連休、あまり休まりませんでしたが。本来ならアイポットで映画三昧となるところ、映画館は休館、このまま潰れないでくださいよ〜〜。

 ということで、うち映画。といっても、後味悪い奴や、色々考えさせられるような奴等々、絶対観たくない!!とにかくドンパチでもいい、バッサバッサでもいい、そういうどーでもいい系の映画で観たことない奴、という事でチョイス。「用心棒」とほぼ同じキャラを同じ三船さんが演じております。

 いや〜〜、めっちゃオモロイわあ〜〜!「用心棒」もそうだけど、ポンポン話が進むので、うわ〜これからどーなるの??って感じでハラハラします。内容はまあ、単純ですわね。藩の不正(こういうテーマって好かれるけど、実際のところはどうだったんでしょうね?ありえヘンって気がするんだけど・・・)をどうにかしようとしてる若侍というか、バカ侍の集団がいて、そいつらがあまりにアホたれなので、呆れて加勢するのが三船さん。で、すったもんだ、という話。城代家老の奥方を演じている入江たか子さんが面白いです。どこか浮世離れしてるんだよねえ、自分の亭主は拉致られるし、自分も娘も危なかったはずなのに、なーんか呑気なんですよ。奥方さんに「あなたの名前は?」と聞かれて、思い付きで名乗るのが「椿三十郎」ってわけ。
 で、バカ侍の軍団に加山雄三だの田中邦衛だの、というなかなかな人達が混ざっています。田中さんが結構重要な役柄ですね。

 とまあ、話はシンプル&バッサバッサ剣劇アクションいう奴で、ミフネのチャンバラ映画が世界を席巻したの、分かります。どこもってっても通じる話だもの。そりゃあ受けるわなあ。黒澤さんには、こういう映画をもっと作ってほしかったです。映画なんか、原則娯楽なんだから。







2020/03/20 22:16:38|映画 た行
チャーリーズ・エンジェル
 面白くないです。どうなんだろうなあ・・・・。

 元々は昭和の頃日本でもかなり流行ってたアメリカドラマ。内容は、美女3人組が「チャーリー」という謎の人(スピーカーからの声のみで、本人は正体不明)の指令でもって、ボスレーさんの協力も得つつ事件を解決する、で、アクションもあって、という内容。ファラ・フォーセットはこのシリーズで超有名な女優さんになりましたよね。平成版は映画2本。キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューという、名の知れた女優さん達がド派手なコスチューム&てんこ盛りアクション&なんかよく分からんストーリーで大活躍してました。
 で、今回。女優さんで「あーこの人知ってる」って人が、自分はいないもんで、ピンとこないんですよ。で、コメディー要素が全くないのもどうかと・・・・・。潜入してどうこう、というのも、なんかパキッとしないというか、変なミスばかりでねえ。
 女の子たちが仲良くなさそうに見える、というのが一番気になりました。仕事仲間って感じでもないし。。。
 うーん、#Me too が悪い方に行っちゃったような作品になってしまった感。
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P.S ボスレーさんが、ボスレーさんじゃなくなってるのに違和感。「ボスレー」は役職名なんだそうです。設定がなんか、ヘン・・・。







2020/02/29 23:46:00|映画 その他
AI崩壊
 「パラサイト」に押されちゃってちょっと気の毒だなあ、と。凄い力作です。本格アクション映画、というだけじゃなくて、色々考えさせられるところも。いつもなら、日本製カーアクションて「ふうん」で終わっちゃうんだけど、それどころじゃなかった〜〜〜。おまけに船上でも!!話はガンガン進むので、とにかくついていきましょう!という。

 医療AIについては、今現在も、すんばらしい技術だあなんてもてはやしてる風ですが、それが個人の医療情報を集積した挙句、こいつはいらんから殺!なんてデスノートみたいなことを始めてしまいそうになる、そんなプログラムを誰が入れ込んだのか、その張本人にされそうになった開発者の人が、必死に逃げつつ謎解きをして、更に色々タイムリミットがあって、というお話は、サスペンス映画の定番ともいえますが、ハラハラさせられる仕組みがしっかりしているので、ひゃあ〜〜〜〜!!となっちゃうんです。

 にしても、AI。実際今だって、その中身を理解できる人って相当限られてるでしょう。そういうのにあれこれまかせちゃたがってる人、多そうですけど本当に大丈夫なんですかね?そこら辺が非常にリアルでした。どう学習するのか、分からんでしょ。

 あと、今の状況を重ね合わせるとねえ。いったい全体どうなっちゃってるの?冷静さを失った人間て怖いな、と。トイレットペーパーやらマスクやらの買い占め程度(実に子供じみててバカみたい)で済んでるからいいけど。びくびくしてるんじゃないよ!!とは声を大にして言いたい。

 大画面向きです。映画館で観たほうが得な映画だと思います。

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2020/02/22 20:53:05|映画 か行
グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜
 「パラサイト」の後味が悪すぎて、口直ししないとやってられん、ってことでこの映画。小池栄子さんのファンなので、結構楽しみにもしてました。

 昭和20〜30年代あたりの「洋装」って、すごく造形的ですよね。小池さんが着ると、つくづく美しい・・・・・・。「今夜、ロマンス劇場で」の綾瀬はるかさんもそうでしたけど。それだけで、この映画は観る価値あります。大泉さんはやっぱり「ダメ男」。こういう虚言癖のある男って多そうですけど。基本的にダメ男は大嫌いなんですが、大泉さんは、そこを絶妙なバランスでもって「あーしょうがない奴〜〜」程度に収めています。巧いです。

 ところで。このお話の原作のモチーフになっているのは太宰治の遺作ですよね。太宰の本を実は一つも読んだことがないのだ。「走れメロス」すら読んでいない。あの人の自己卑下文学って、世の中の若い奴にすごく悪影響を与えてると思ってて、ムカついてるんですよ。「走れメロス」は、多分小学校の国語の教科書に取り上げられていなかったんでしょう。幸運でございました!!
 太宰と松本清張って、実は同い年。松本清張の方が、全然格上だと思うんだ。太宰を過大評価するの、やめたらいいのに。

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