動物ものは基本観ないようにしてるんですが・・・、なんとなく観てしまった。
そうねえ、成程ねえ・・・・。
「ドリトル先生」シリーズは、日本ではなんといっても、井伏鱒二さんの翻訳版で超有名になってますね。他に翻訳してる人っているのかなあ?井伏さんの訳が素晴らしすぎて、どうも入り込む余地なしって感じなんですが・・・・。あと、著者のロフティングの柔らかい雰囲気の挿絵ですね。プクッと太ったドリトル先生のイメージは挿絵によるものです。
このお話を映画化した奴のうち観た事があるのは、エディ・マーフィーの版ですね。なんかワチャワチャしたお話でしたが。舞台も現代になってたし。原作の魅力って、「危なっかしい船で大航海」というのが大きいように思っていて、それが全く欠落してて「動物と話せる能力」だけ取り出してもねえ。。。
今回の映画は、その「ぼろい帆船で航海」シーンがあるから、という理由だけで観たかもしれない。原作では、ドリトル先生のビンボーぶりがやたらリアルで、そういう所を妙に覚えているんですが。あと、猫肉屋なる職業をやってるマシュー・マグさんとか。今読み返したらどんな印象になるのか・・・。自分に影響があったとすれば、ドリトル先生が「スタビンズ君」多分、原作では「Mr.スタビンズ」と子供を呼んで、きちんと大人扱いしていた所でしょう。
この映画は、割と原作に寄せた内容っぽい部分もあるのだけど、やっぱりうまくいっていない印象。ドリトル先生に奥さんがいたとか、その人が遭難しちゃって云々という前日譚ってねえ、その辺で興ざめなんだよなあ。というか、ロフティングの挿絵チックな人が主人公にならないのはなぜだ?納得いかん。あと、動物をぜーんぶCGで描くってどうなんでしょう?そりゃ、そうすれば思ったように動いてくれるんだろうけど。
あとねえ、話のテーマが、ほぼ全部「自己卑下が強い奴がそれを乗り越えてどうこう」なんですよ。いささか食傷気味。この映画は子供向けなのかな?となると、世の中の子供ってこういう「自己卑下」する子が多いってこと?そこんとこに大問題あり、と思ってしまった。
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