シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2022/11/03 22:16:10|映画 は行
バグダッド・カフェ
 これ、いい映画ですねえ・・・・・。

 アメリカの砂漠の真ん中の映画といえば、「パリ・テキサス」なんかそうですよね。テキサス州パリってところがあって、という映画。本当にあるんですよ、砂漠の真ん中に。

 そんな場所でも、何やかやで人は住んでる。アメリカの広さってバカバカしくてさ、以前行った時「次の角を左」って次の角になかなか着かない。徒歩圏って発想がなさげだ。。。と思いましたけども。

 そんな砂漠の真ん中で、くたびれたモーテルをやってる人がいて。そこにたどり着いたドイツ人のおばさんとあれこれあって、というお話。なんだろう、生活もルーツもなんもかんも違う・言葉もあまり通じない人達がちょっとずつ距離を詰めていくのが気持ちいいんです。

 「コーリング・ユー」というテーマ曲が超有名ですけど、ずうっと電話の事かと思ってたんですよ。そうじゃありませんでした。そうか、そう来たか〜〜〜。一方で、バッハの平均律が何回も。めっちゃ難しい曲なんですけどね。

 ということで、GYAOでタダ観して悪いなあ。。

 最初のシーン、「スモーク」の相方映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」を思い出しちゃいました。「ラスベガスに行くの!!で、ショービジネスの世界でめくるめく生活をするの!!」「お前がラスベガスでショービジネス?」「だから〜〜ショービジネス周辺よ!!」って言い合い、面白かったよなあ。







2022/09/22 22:09:00|映画 やらわ行
猟奇的な彼女
 この映画、ずうっと観たかったんです。GYAOで無料公開されれてたので、ようやく観れました。

 チョン・ジヒョンさんは、これでブレイクした方ですけど、彼女の主演作というと、「僕の彼女を紹介します」と「デイジー」を観てます。韓国の恋愛ものって「切ない」んですよね。「デイジー」はもう、可哀そうでねえ・・・・。

 で、この映画。前半は、彼女のしょうもないエピソードが延々と続くので、途中で観るのやめようかなあ、と思ったくらい。後半から、しかしトーンがガラッと変わってきます。韓国映画らしいというか。ので、前半はぐっとこらえて後半を待つ、という感じ。ビックリなラストです。成程、こう来たか〜〜〜〜。

 そういえば、「イルマーレ」もそうでした。ビックリの結末。で「2年」がキーという。韓国映画の独特なトーンは、どことなくジトっと湿ってる日本映画とは全然違いますね。。。。







2022/09/19 0:02:53|映画 は行
ブレット・トレイン
 コーラが似合う映画、じゃないかなと思って、何年かぶりにコーラ飲みつつ観る。その通りでした。新幹線、だと思うんだけど、なんかよー分らん高速列車の中でトラブルが続きます。「こんなの日本じゃない」なーんてケチ付けるのはサイテー、野暮ってもんでしょ。ひたすら面白かった。しゃれてます。

 で、この物語は言ってみれば「伏線回収」話です。伏線もかなり分かりやすく張ってるので、マンガを見てるみたいでした。人の見わけもつきやすい。真田広之さんがつくづくかっこいいアクションを披露しています。

 それにしても、日本って、世界から嫌われてないんだなあ・・・・・・。異国情緒があって、知られてて、どこ持ってっても文句言われない、こういう国と認識されてるから、ハリウッド映画が日本を舞台にしたがるんでしょうね。それって、かなり凄い事なんじゃないかと思うのね。

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2022/09/02 23:55:02|映画 あ行
異動辞令は音楽隊!
 阿部寛さん、凄いわ〜〜〜。とてもドラム初心者だったとは思えない・・・・。

 予告編で、この映画を観た気分になっちゃいがちですけど、実は、このお話にはもう一捻りあります。だから、本編を観たほうが得じゃないかな。

 こういう音楽もの、吹奏楽だと有名なのは、イギリス映画の「ブラス!」ですが、あたしゃ、この映画が嫌いなんだ。だって、吹いてないもん。そんなの、音楽をちょっとでもやってる人間が観たら即分かりますって。そういう噓が大嫌いなもんで、実際に役者さん達が演奏してるのがはっきり分かる、だけで、こっちの方が格上だと思っちゃうんですよ。しかし、どの楽器も難しい、特にドラムはリズムがちょっとでも狂うともろ分かりなので、本当にすごいなあと思います。

 映画で使われている音楽もなかなかいいんですが、特にラスト。「茶色の小瓶」ですが、これは「グレン・ミラー物語」の切ないラストシーンを飾ってる曲ですよね。しゃれたオマージュだと思ってうれしくなっちゃいました。

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P.S 主人公はパワハラって告発されて、音楽隊に飛ばされる、という話の発端ですが、このエピソードが、どう見ても「太陽に吠えろ」風なんです。成程、と思うのは我々くらいの世代って(阿部さんもそうだと思うけど)、ああいう暴力だのパワハラだのっていうのをテレビで刷り込まれてるんだよ。だから、あんまり違和感がない、わけ。非常に怖い事だと思いました。日本人が死刑制度に賛成なのも、多分、時代劇で「打ち首・獄門!」なんてのを聞き慣れてるというのがあるんじゃないかしら。これって、とんでもない刑罰の筈なんすけどねえ、ああもサクッと言われちゃう、それも毎週となると、悪い奴はそれでいいのだ!って思考に刷り込まれるところがあったんじゃないかなあ。ちょっと考えた方がいいでしょうね、こういうの。変な所で、思いもかけないことを刷り込まれてる可能性をね。







2022/08/28 23:45:28|映画 は行
バイオレンスアクション
 橋本環奈ちゃんの魅力爆発〜〜〜!!って感じなんですけど、どうして客がいないんじゃ??

 という事で、話は単純で、そのくせどこか説明不足なんですけど、とにかく環奈ちゃんのアクションを楽しみましょう!原作は読んでない、というか、表紙しか見てないんですが、環奈ちゃんしか、主人公は無理じゃないかな、と。

 ヤクザの親分役の佐藤二朗さんが怪演しています。高橋克典さんが子分だもんで、どう上下関係を見せるんだろうと思ったんですが、巧い。高橋さんだって、十分親分ヅラだし、そこをどうするか、がね。二人の掛け合いが面白かった。
 
 で、ヤクザ組織ってこんな感じだよねえ、という変なリアルがありました。

 主人公が学んでる簿記ですが、いいところを狙ってるなあと。簿記がいらない企業なんか存在しないもの、手堅い、と、3級に落っこちた私は思うのでした。

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