シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2014/05/25 23:32:01|映画 た行
テルマエ・ロマエU
 続編ってなかなか難しいなあ、と思わされる。

 面白いは面白いんですけども・・・・・。全体的にエピソードがバラバラになっちゃって。餃子の話なんか、途中でどっかに行っちゃっうし。

 ということで、阿部寛さんを堪能する映画です。これはですね、実に目の保養になるんです。いいなあ、役得じゃないですかあ!と言いたくなるお姉さま方多数で、羨ましいったら!!
 ちなみに、琴欧州関の出演時間は、多分1秒くらいじゃなかったっけ?もっと出ればいいのに〜〜〜。

 今回のお話は、ケイオニウスさんの名誉回復という感じのエピソードが中心です。北村一輝さんががんばってます。あの衣装、実に決まってました!

 そうですね、一番観てほしいなあと思ったのは、安倍さんですね。集団的自衛権は結構ですけど、実際にそういう騒ぎになったら、日本は確実に滅亡しますんで、そうならないように外交で頑張る、しかないんですよ、今の日本の進む方向って。そんなことを考えてしまいました。戦争の悪影響ってすさまじいじゃない、大体花粉症だって戦争のせいだぞ。戦争がなけりゃ、杉を山ほど植えるっていう暴挙はなかったでしょ。もっとそういう長い目でいろんなことを考えるべきなのでは?ローマ帝国も、結局は滅亡しちゃったわけだし。ということを考える、コメディーになり切れなかったなあ・・・・・・。

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2014/05/21 17:33:00|映画 あ行
アナと雪の女王
 最初2D字幕版で観たんですけども、特に前フリの短編が、こりゃどう考えても3Dを意識して作ってるよね、という作品だったので、3Dを観たかったんです。拡大上映されてアイポットに来てくれたのはラッキー!!

 この作品の命は映像&歌なんですが、映像はもうね、3Dで観るとその良さがよく分かる。ディズニーのアニメ作画の技術って凄い。特に氷の表現がね、なんかもうリアルで。主人公の女の子二人の表情がクルクル変わるのも楽しい。こないだWOWOWで「バンビ」や「シンデレラ」なんかやってましたけど、「バンビ」を見て感じた、動物の動きの生き生き感からの伝統なんでしょうね。

 で、この映画は吹き替えが完璧に成功している稀有な例じゃないかと思うんです。特にアナ役の神田沙也加ちゃんが素晴らしい。ただ吹き替えてるんじゃなくて、声も歌も生きてるんですよね。松たか子さんの歌が話題になってるけど(これも本当に素晴らしい)、セリフや歌の量はアナの方がうんと多いから、神田さんがきっちり演じてこその映画なんですけど、彼女はそれに十二分に応えています。ミュージカルでここまで凄い吹き替え映画は初めてじゃないだろうか?
 歌の訳詩が巧いんです。英語の元歌のエッセンスをうまく取り入れながら(話がちゃんと分からないと、ミュージカルとして成り立たないものね)、歌っている人の口の動きに合わせなくちゃならない、かつ、歌える歌詞にする、難題だったと思うんだけど。というのも、アニメーションなのに、人物の口の動き方が、ただ「口パク」っていうんじゃないんですよ。ちゃんと、英語のセリフに合わせてこういう母音で歌ってますって分かるんです。これも凄い話だと思うんだけど。それに合わせた歌やセリフを作って、音域なんか、かなり難しい曲だと思うけど、歌って命を吹き込む、本当の「吹き替え」になってました。

 じゃあ、物語はどうか、というと、これが結構シビアだなあ、と。基本的には、社会性が全然ない(その事情はそれぞれなんだけど)女の子が、それぞれの経験を経て、一人前になる、というお話なんだけど、裏テーマに思えたのが「口のうまい奴に気を付けろ」かなあ。うん、10代女子は観た方がいいですよ。ところが、今日の客層は、シニアのおばさんばかり。それと、おそらくはつき合わされたおじさん、というか、じいさん軍団。なんか、異様な客層・・・・・・。この人達、失礼ながら、この映画から何を感じたのかな?
 だってさ、今の日本のシニアおばさんたちって、自分じゃ何もしようとしないしできないし、人の世話ばっかり焼いてて、で、愚痴と文句と嫉妬が脳みその大半を占めてる、という感じなんですもん。この映画に描かれている「まっすぐ」感から一番遠いところにいる気がするんだ。だから、おばさんたちの感想をぜひ聞きたかったんですけどね、ついでにおじさん達の感想も。なーんか、3Dに酔った、なんて話が聞こえました。こちらは映画じゃなくて、客に酔ってしまった。この映画に共感しそうな客の皆さんと一緒に観たかったっす。

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P.S 大騒ぎになっているPC遠隔操作事件の犯人、あの片山っていう頭のきれるバカ男を弁護している佐藤氏が、今日の記者会見の中でこの映画の感想を述べておられる。この映画から一番遠そうな人の感想を知ることができた。で、その内容に驚いている。エルサのキャラクターについて、どう捉えたらいいのか、と思ってたんですが、明確な回答を得られた気がします。この人も、とことんプロですね・・・・・。

記者会見

P.S2
 この映画について、別の評論が出ました。著者はコラムニストの中森明夫氏。この評論の面白いところは、中森氏が「中央公論」から依頼を受けて書いたのだが、なぜか掲載を拒否されてしまったということ。中森氏はその顛末を今日の毎日新聞夕刊に暴露したわけなんですけど。
 この映画は、とにかくいろんな人にものを考えさせる力を持つようだ。一人一人の感想が全然違う(しかし、いずれもこの映画の核心を突いている気がする)から、どの論評も面白くて、ついつい真剣に読んだり聞いたりしてしまう。この評論については、中森氏がなんだか熱く語っていて、それに中央公論が恐れをなした、という印象。なんだなんだ中央公論、しっかりしろっての!!
 この評論は完全ネタバレです。映画を観ていない方は読まないでください。

中森氏の評論

 







2014/05/17 23:41:00|その他
ロング・グッドバイ
 映画じゃないですけども。このクオリティは映画そのものだと思う。映像も、脚本も、演出も、音楽も。久しぶりに夢中になって観てしまったドラマ。

 レイモンド・チャンドラー、読んだことはないが、しかし名前は知っている。あまりに有名なハードボイルド小説を日本に舞台を置き換えての翻案、主演は浅野忠信。この方が今まで主演やったことなかった、なんて信じられない。すげえかっこよかったっす。

 なんというか、「信義」を語るお話です。正義でもなきゃ、道義でもない。で、最終的には主人公、増沢磐二氏の信義は、徹底的にぶち壊される。1から10、どころじゃない、12まで。でも、その信義を彼は最後まで捨てないし、ぶれない。で、そこまで壊されても全く傷つかない。そういう強さを持つ人、ほぼ絶滅してますよね。

 世の中、メリットテイカーが席巻しているでしょ。なんでもかんでも取引・評価。ヤフーの映画評をたまに読むと、ありゃあ面白いよ。なんか、評価すら、「評価」されてんだよね。評価をその読み手が採点すんの。バッカみたい。その好評価が欲しくて書いてる奴、一人や二人じゃあるまい。そんな下らないことに巻き込まれたくないもんで、ここで書き留めてるんですけどね。まあ、ここも実は評価されてますがね。「アクセス数」でね。で、アクセス数を増やすためにどうこう、とか。鬱陶しいなあ。

 大変苦いお話なんだけど、ここまで酷い幕切れだと、却ってすがすがしい気持ちになります。ああ、この人は大丈夫だ、という。少なくとも、一人は救われたし。彼女はしかし、ある事態をきっかけにして、自ら変わったわけ。人が持ち得る他人に対する影響力って多分そんな程度だし、けど、最終的には一番大きく人を動かすんじゃないか、と思います。そうあってほしい。

 このドラマ中でやたら出てくるもの。煙草と珈琲。これって、どうもセットになりやすいものみたいですけど、この小説の影響かもしれないなあ。ここんとこ、コーヒーが飲みたくなることが多くて。ドラマのシーンを思い出しちゃうんですよ。まあ、タバコは吸わないから。

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2014/04/28 23:09:00|映画 あ行
愛さえあれば
 なんとも陳腐な邦名です。もう少ししゃれた題名にならなかったものか・・・・・・・。

 WOWOWで観る。存外印象が強かったので。

 大人の少女マンガ。主人公の最初の出会いから目的地に到着するあたりまでは、まんま少女マンガ!!って感じでやや引いてしまうくらい。しかし、映画が進むにつれ登場人物の抱えるリアルが浮かび上がってくる、不思議な映画です。

 しかしまあ、ピアース・ブロスナンなんて、こんなステキな人に口説かれたら、そりゃあコロッといっちゃいますよね。割と登場人物は多いのだけれど、彼はどうしても目立ちまくる。そりゃそうですよ、なんたって元007なんだから!!おまけに舞台はソレント。こーんな美しい風景をバックにして、いい男ぶりの人物に口説かれたら、誰だってヒロインになっちゃうでしょ。

 なのに、巷の男って、どうしてこう無防備なんだか。アホやなあ、と思うのは、自分が浮気しようがなにしようが、女房が自分から離れっこないって、根拠なく確信してること。んで、自分が捨てられるなんて夢にも思わない、らしいこと。バカじゃないか?女房が自分よりか長生きしてくれて、自分を看病して看取ってくれる、なんてどうして信じられるのかねえ?

 介護してもらえなくなるかも、という危機感、男って自分のことばかり考えてるようですけど、現実はもっとシビアです。男の側の両親を介護なんか、してくれないわけよ。当り前さ、製造元責任というやつがあるでしょ、こんな奴の製造元をどうして介護しなくちゃならんの?っていう。

 美しい映画なんだけどそんな事を書いた新聞記事を思い出しつつ観てしまいました。

 主人公を演じられたトリーネ・ディアホルムが素晴らしいです。微妙な表情の変化で、彼女の気持ちの揺らぎが分かる。大変難しい役だと思うんだけど。で、話を見続けていると、「うわ〜〜〜、少女マンガ!」って思ってた最初のシーンの重要性が分かってくる。誰に対しても一歩引いていた彼女が、初めて言いたい放題言ってる相手がブロスナンなんですよね。これ、かなり重要な伏線だと思います。

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2014/04/23 22:45:37|映画 た行
探偵はBARにいる
 WOWOWで観る。かなり引き込まれました。

 日本製のハードボイルドって、どこかジトッとしてる話が多いように思うのだけど、これは違いましたね。一種の復讐劇なんだけど、なんとなくからっとしてる、非常に苦い話ではあるのだが。大泉さんと松田龍平君のたたずまいのせいでしょう、おそらくは。あと、ハードボイルドにつきものの「雨」がない。そのかわりに、やたら雪が降ってました。それもからっと感を下支えしてるかもしれない。

 小雪さんがいいです。かなり騙されました。

 「2」を先に観ちゃったのも、よかったかもしれない。これの後に2を観たら、なんか切れ味が悪くなったかな、と思っちゃったかも。こっちを後で観たから感じるのは、こういう苦い話をまた、というのは、きついよなあ、ということ。だから、2はちょっとさばけているんですよね。この話もかなり複雑で、頭の中で整理しきれない上に後半はややドタバタ話が進んじゃう(多分原作をやや畳んでるんでしょう)から、ついてくのが大変だったんですが。

 しかしまあ、高田さん、あの車、もういい加減買い換えた方がいいと思うぞ。1作目からこんなポンコツじゃあ、ヤバいっすよ〜〜〜。

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