シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2014/07/20 21:48:38|映画 た行
超高速!参勤交代
 いやあ〜〜面白い!!!快作!!!の一言 びっくり

 患者さんがオススメしてくれた映画ですが、とにかく面白かったっす。

 時代劇、TVドラマではNHK以外に作るところがなくなっちゃって。でも、どういうわけか映画では毎年毎年いろんな時代劇が出てくるし、それも切り口が様々で実に面白い。今回は、誰でも知ってるけど、実は実情をよく知らない一大イベントの「参勤交代」をプロットにしているんですが、とにかく仕掛けがメチャクチャ面白いんです。

 佐々木蔵之介さんが、なんか飄々としてて、しかしやるときゃやる、という凄い殿様、周りの家臣軍団も凄いし。で、うーむこれ、どっかで見たような、あれ?どっかで聞いたような?というシーンだのセリフだの。こういう遊び、楽しいなあ〜〜〜〜。ある意味、松竹が威信をかけてつくった映画、ともいえると思う。

 縦の関係で人を仕切ってる奴と、横の関係で人と付き合ってる人、さて、どっちが強いでしょう?というテーマもあるんですけど、まあ、細かいことは置いといて、とにかく映画の仕掛けを存分に楽しんじゃうのが正解!!だと思います。時代劇なら絶対あるある、、が山ほど出てきて、とにかく楽しいですよ〜〜〜〜。

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2014/07/09 19:48:00|映画 やらわ行
ラストミッション
 マックG監督って、マトモな映画も作れるんだなあ〜〜〜、が第一印象。

 この人の監督作品といえば「チャーリーズ・エンジェル」シリーズですけど、2なんかメッチャクチャで何がなんだかさっぱり分からんうちに終了、という、そうか、要するに美女3人組が何でもいいから大活躍する、という映画なんだなあ、と妙に納得しちゃったもんですが。

それに比べると、今回は、確かにマトモです。ケヴィン・コスナーという大スターが主演をなさってるからでしょうか。この人、結構好きな方なので、楽しみにしてました。

 主人公の名前が「イーサン」というの、どこかで聞いたような・・・・・。あまりにそつなく殺しをビシバシ、というのも。で、この人、任務の途中でぶっ倒れて敵を取り逃がす、その理由が不治の病、で、任務を免除されて別居中の家族に会いにパリに行くんですが。そこで、病気に革命的に有効な新薬を投与できることを条件に(かなり怪しそうなクスリでしたが)、またまた任務をやれ、と強制されて・・・・・。しかーしその間、家族、というか、ティーンのお嬢さんの保護者としても頑張らなくちゃならなくなって。
 プロットとしては、ドタバタコメディーになりそうなんですが。そうはならないんですよ。

 割と真面目な映画で、ちょこッちょこッとコメディーが混ざる。その感じがウイットに富んでるなあ、と自分は感心したんだけど、中途半端だ、と感じる人もいるでしょうね。コメディーの出し方というか、雰囲気が「レオン」に似てるな、と思ったら、なんだ、リュック・ベッソンが原案・脚本を担当してたんか。
 イーサンの家族を必要以上に事件に巻き込まないのも、いいと思う。日本の映画だったらめちゃ巻き込むでしょうけど、そうすると、話がつまんなくなるんですよ。

重要な脇役が、イーサンがパリで(多分別居後に買ったか借りたかした)住んでたアパートに、長期留守にしてたらいつの間にか勝手に住み着いてた黒人一家の皆さん。パリのケーサツは、不法入居者とはいえ勝手には追い出せないですよ、とすげないし(勤務よりもサッカーの試合に夢中、というのがオカシイ)、チキショー!!となるイーサンですが、その家族に何となく感化されるんですよね。そのあたりの機微がね、マックGに描けるのかあ、と思っちゃってね。

 あと、ケヴィン・コスナー。アクション映画でケヴィン、となれば、やはり「お姫様だっこ」でしょ!ちゃあんと、そういうシーンが出てきます。いいねえいいねえ〜〜。でもね、もっと素敵なシーンが割と沢山あるんです。コメディーになりかねないプロットのお話なのに、それをきっちりしたアクション映画にしているのは、多分ケヴィン・コスナーの姿勢でしょうね。

 というわけで、割といい映画じゃないかと思う。マックGらしく、かなり話を畳んでバタバタカット割りしている所も、まあまあ納得できるし。アクションはぶっ飛びだし。しかしまあ、あんなに派手にやらかしたら、タダじゃすまないと思うんですけども・・・・・・・。

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2014/06/24 17:02:00|映画 か行
グランド・ブダベスト・ホテル
 レイフ・ファインズというと、パッと来るのが「シンドラーのリスト」なんですけど。違うタイプの役柄がなあ〜、と思ってて、この映画です。

 ほろ苦い、大人のおとぎ話。劇中劇中劇、みたいな体裁を取ってますけど、まあ、その辺はどうってことない設定だと思う。おとぎ話風だけど、ある程度史実に則っているところもあるらしいので、ヨーロッパの人達にはあれこれ考えさせられる映画なんだろうな。

 観ていると、あれえ、これ、どっかで見たような・・・・、っていうようなシチュエーションだの設定だのがちょこちょこ出てくるんです。昔々のドタバタコメディー風の個所もあるし、脱獄シーンは「ショ−シャンクの空に」みたいだし。ヒッチコックのミステリーみたいなとこもあるし。そうやって、映画の中で遊んでるんでしょうね。そこに、なーんか憎めないヘンな人がいつもいる。ロビーボーイ見習いのゼロ君との凸凹コンビが可笑しいんですよね。

 音楽がいいです。で、ちょっとした役に有名どころの皆さんがいて、なんか、もったいないなあ、と思っちゃうくらい。その中で若い役者さん二人が頑張ってます。ロケ地であるところのゲルリッツって街は魅力的ですねえ。街自体がメルヘンチックで。こういう古いかわいらしい街並みは、ヨーロッパにはあちこちにあるんでしょうけども。

 観る人をちょいと選びそうでな映画ではありますけど(観てる間、いびきも聞こえたし)、面白いレイフ・ファインズを見たい方にはいいんじゃないでしょうか?

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2014/06/11 19:40:46|映画 か行
ゴジラ (デジタルリマスター版)
 いや〜〜、やっぱ怖いわ〜〜〜。

 子供の頃はウルトラマンだのなんだののおかげで、怪獣はほぼ週1で街をぶっ壊す生き物としてTVの中では見慣れていた。けど、所沢にあった映画館でゴジラ対モスラ(だったっけか?)を観たときはもうおっかなくて、途中退席。暗闇に現れる大画面の怪獣はとにかく恐ろしい・・・・・、という印象。今回も覆らず。

 この映画は、黒白だからますます怖いんです。暗闇の中でいきなり何かが動いて家が潰れるシーン、なかなかゴジラの全体像が現れないあたり、「出るぞ出るぞ〜〜」がおっかないんですよ。

 で、こういうプロットは、形を変えてあちこちの映画等々に使われている。よく知らないのだが「進撃の巨人」ってありますね。あれもおそらく、とにかくでかいものが襲ってくる、その理由は全く不明、というのが怖さをかき立ててるところはあるのではないか。

 で、いったいどうやって撮影したんだろう?と思うシーンも。例えば、ゴジラの背中の板(?)が光って炎を吐く、背中の板をピカピカさせるのはどうやってたんだ?今ならなんだってできちゃいますけどね、当時の技術を考えると・・・・・・。

 でね、お話を追っていくと、まあ〜〜、人間って、というか、日本人ってぜんっぜん変わらないんですなあ、とうんざりしてしまう。今の国会と同じようなことを言い合ってる。福島の原発事故の時も同じ事を心配して、情報を隠蔽してたような。国民、なめられてるレベルが当時と全然変わってないじゃないですか。
 このお話では、ことは怪獣なんだけど、とかく政治が絡むと話の進み方は遅くなるわ、話はややこしくなるわ、情報の共有ができなくなるわ、今になっても変わってないのはどーして?ということで、ついついSTAP細胞研究のドタバタとかを思い返しつつ観てしまった。

 全体的に、セリフが聞き取りやすいのがよかったです。画面もきれいで見やすくなってて、リマスターに関わった方々の熱意がよく分かります。せっかく大画面なんだから、観ないと損だと思います。

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2014/06/01 21:33:00|映画 その他
WOOD JOB! 神去なあなあ日常
 「銀の匙」で農業、ときて、今度は林業。林業紹介映画、と言っていいのかなあ?ああそういえば、大学に林学科ってありましたね。

 作家の小池真理子さんと藤田宜永さん、お二人が軽井沢に移住して、で、しばらくたって毎日新聞にリレーエッセイを書かれた。結構面白い話が。軽井沢というけれど、当時坪3万という移住先の土地はどういう場所かというと、とんでもない山のてっぺんで、特に冬はサバイバルゲームチックになる、という。自然環境の厳しさ、そんなところに住み着いてると、なんとなく男女での役割分担ができてきた、藤田さんは別にマッチョな人でも何でもないのだけれど、いつの間にか除雪等々外回りの仕事、小池さんは炊事や洗濯みたいな家仕事っていう風に。で、藤田さん曰く「大したことをやっているわけではないんだけど、『俺は男だ!』という気分を満喫できてストレス解消」って。

 そういう分業が成り立っちゃいそうな村のお話。

 で、そういう場所、わたしゃ嫌いなんだ。ヤなんですよ、ぐちゃぐちゃあれこれ噂されたりするの。

 あとねえ、普通に就職先の業種の1つとして考えたりすると、研修を受けても定着しない、「どーせ出てくんでしょ」ってセリフでも出てきますけど、定着しないのが普通じゃないでしょうか、と。自分がやってる動物病院の仕事だって、定着率は低いっすよ。専門性が高い仕事だから、そこそこやる気のある奴が来るはずなんだけど。その上、住環境が激変したりしたら、そりゃあいつかないっしょ。そんなもんだ、で、そういうのをどう改善しようかとか、そういう「魅力的な業種にしようとする努力」を感じない、横着じゃないでしょうか、と思うんですよ。

 第1次産業が抱えている問題は多々あるけど、その閉鎖性が「どーせ」というセリフに集約されてる感じがしてねえ。

 面白いし、伊藤英明さんが演じている男のアクの強さなんかは相当魅力的ではあったんですが。

 ちなみに、林業に対する自分のイメージは=「白ろう病」なんです。これ、小学生の時の社会科で副読本かなんかに書かれてた(で、患者の真っ白な手の写真も見た)病気?で、確かチェーンソーを使い過ぎてこうなる、みたいな解説があったような。当時の社会科の教科書だったか副読本だったか、なんでもかんでも「あれが問題だ、これがいけないんだ」ばっかりだったですね。おかげで新潟=出稼ぎ=ちっとも儲からないビンボー農家、っていう連想になっちゃったりしてさ。
 今になってみれば、そんなもん、チェーンソーの性能がダメだったからで、性能がUPすれば解決します、という話を全く聞けなかったのはなぜなんだろう?当時の大人どもの問題解決能力のなさ(問題云々は、ガキじゃなくて大人が解決するべきものでしょうが)を示唆していたような。とにかく第1次産業について、悪い話ばかり吹き込まれましたよ。あれは何だ?実に不愉快だ。

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