シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2014/08/31 23:14:02|映画 やらわ行
ルパン三世
 どう考えても夏休み映画だと思うのに、封切りが昨日って・・・・・・。しょうがない、(大昔の)夏休み最終日に観に行きました。

 「ルパン三世」。アニメのファーストシーズンから見てるわけですが。見たり見なかったり、ファーストシーズンと「峰不二子という女」は好きですね。面白い。特にファーストシーズンは子供の頃見た印象がすごく強烈で。いやあ、峰不二子っていいっすよねえ。こういう女、それまで日本には全くないキャラクターですもん。大好きです。こう、自立した悪女、というの、見つけられないんだ。
 で、このアニメ、原作よりか全然面白い、という珍しいケースなんじゃないか、と。原作の漫画、つまんないんですよ。

 で、この映画。小栗旬君は、こないだキャプテン・ハーロックだったのに、今度はルパンかあ〜〜。

 色々言われてますが、面白いですよ。銭型警部のすっとこどっこいぶりがちょっとなあ・・・・・、っていう程度。

 じゃあ、ダメっぽい部分はどこか?日本向けに「日本語」に統一しちゃったところかな。

 おそらくは、普通の声優陣がタイの俳優さんの吹き替えをやってる(らしい)んですが、それがすごく浮いちゃうんです。俳優さんの語り口と違うんだ。なんとなく、わざとらしくなっちゃって。

 あとねえ、テンポ感が曖昧なような。もうちょっと統一感があれば・・・・・・。

 で、見れば見るほど、アニメのファーストシーズンの凄さがわかるというか。「ルパン三世」の主要キャラクター、全員が独特の話し方をする、これ、ファーストシーズンの声優陣が作り上げたものですよね。それがあまりにドンピシャだから、ずうっと継承されてるわけでしょ。よく考えるととんでもないことですよね。これができているアニメ、他にあるのは「サザエさん」くらいじゃないかなあ。

  でね、実写版の難しさは、「アニメならこうなのに」が出てきちゃうことでしょうけど、それは、まあ、置いといていいんじゃないかと思います。アニメでおなじみのテーマ曲も使われてないですけど(それにも色々事情があったようですけど)、そういうの、あんまりこだわらなくてもいいんじゃないかな。むしろ、出てこないからよかったような気もする。

 で、今回も「柔よく剛を制す」アクションがてんこ盛りで、結構でした。

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P.S  どうもいただけないなあ、と思った点について、追加。ルパン達が何かの組織の一員、っていう設定はないんじゃないでしょうか?この人たちは、独立自尊だからかっこいいんでさあ、組織のメンバーっていう設定は違和感ありまくりでした。そのせいで、全体に納得感が出てこないんです。脚本の問題でしょうけども、このせいで、「つまんない」という感想になっちゃってる人、多いんじゃないかな。







2014/08/18 0:07:05|映画 やらわ行
るろうに剣心 京都大火災編
 アクションが痛いんです。観ていてしんどかった・・・・・・。

 このシリーズは、日本の剣戟アクション映画の最高峰になるのではないか、と思う。いや、世界でもこれほどの映画を作れるところがあるかどうか・・・・・・。

 この映画は、アクションをきっちりやって、さらに重要な演技もこなす、日本の最高の役者陣営が集まった、と言えるのではないか。剣心の物凄い剣の冴え、はもちろんなんですけど、剣心以外の役者さんたちのアクションもすさまじいんです。で、アクションだけの映画じゃないんですね。いったい何が正義なのか、これは悪と言えるのか、前作よりもますます混沌としてる。その中で、自分の信念や矜持を貫く人たちの話。その表現としてアクションがある、ただ暴れまわって、という単純な話じゃないんですよ。ので、アクションが痛いんでしょう。

 佐藤健君の力演を抜きにしては、この映画は語れない。ああ、剣心ってこういう人なんだな、というのがきっちり伝わってくる。武井さんは前作はちょっと硬いかな、と思ってたんですが、今回は全くそういう感じを受けなかった。彼女の必死のアクション、大変だったと思うんですが、凄い!!

 で、周囲の人が今回は凄く増えるんですが、前後編に分けたおかげで、一人一人がきちんとフォーカスされて分かりやすくなってます。

 後編は9月、そこまでこの前編がかかり続けていてほしいです。

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2014/08/06 23:21:12|映画 か行
GODZILLA ゴジラ
 怖かったです・・・・・・・。というよりか、畏敬というか・・・・・。ちょっと、ショックが大きい・・・・・。

 どう怖いかというと、「アリの視点」になっちゃうところ。でかすぎて、気付かない。アリからすれば人間はそう映るでしょうね。で、この映画では人間がその立場になる。作戦とか何とかが、全く通用しない。ただの小細工になってしまうんですね。

 あの感じ、なんとなくキリスト教の神の視点も感じるんです。「怒りの日」というか。しかし、自分には不動明王に見えた。どちらにせよ、神様は怒ると怖い、で、理不尽である。それが具現化されているんです。

 この映画を作った製作会社・および監督から、最大限の敬意と理解を頂いたような気がして、こういう敬意を払っていただけるこの国の在り方を絶対に変えてはならない、と思う。日本が世界に一番影響を与えているのは「文化」なんですよ。で、その方が人に対する影響力がはるかに大きい、とつくづく感じました。武力なんかと正反対の力を行使し、世界を良い方向へ押している気がする。変えちゃダメです、絶対に。

 音楽がいいです。かの有名な伊福部昭の音楽を彷彿とする畳みかけてくる旋律、伊福部さんが聴いたら喜ばれたのではないでしょうか。

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2014/07/30 20:52:00|映画 は行
パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト
 ル・シネマでかかる映画、今までいいなあと思ったことないんです。観たのはむかーし「さらば、わが愛/ 覇王別姫」と「愛を弾く女」。「覇王別姫」は一般的には傑作とされてますけど、自分的にはチンプンカンプンで、結局文化大革命かよ〜〜、バカバカしい、で終わっちゃった。「愛を弾く女」は、エンドクレジットになった途端に立ち上がって出てった約10人の中に自分と友達が。あたしゃヴァイオリン弾き、友達はチェロ弾きだったもんだから、エレベーターの中で怒りまくり「なんだ!あの煮え切らない男はびっくり」から始まって「なんだあの女は!!弾いてないじゃないかよ〜〜〜びっくり」まで。なにしろこの映画、主演女優さんがなんとラヴェルのヴァイオリン曲を実際に演奏してます、が触れ込みだったわけ。そんなバカな、シロートが、いくら役者でもそんな事できるわけない、と疑いつつ観て、しかもすぐ吹き替えだと分かっちゃって。楽器の演奏シーン、特にヴァイオリン系の弦楽器は、ちょっとでも楽器をいじったことのある人間ならすぐ突っ込める、くらいごまかしがきかないんですよ。

 しかーし今回の映画は、とんでもなく巧いカリスマヴァイオリン弾きであるところのデイビッド・ギャレットさんが主演、ということで、少なくとも、演奏は本物だろう、と。この方は、マイケルつながりで知った人で、日本ではこの映画のおかげでようやく知られるようになったけど、ヨーロパじゃ既に大人気、なにしろストラドでマイケルをガンガン弾いちゃう人だから!!垣根なく何でも弾いちゃう、ヴィヴァルディからマイケルまで。凄い人なんですけど。

 で、観た感想は・・・・・・・。やっぱり、ル・シネマの映画って自分に全然合わないわ。

 要するに200年前のマイケル・ジャクソンのような話です。マイケルはこんな自堕落な人じゃないけどさ。しょーがないパガニーニ氏と彼を仕切るマネージャーとの確執が縦軸で、女関係が横軸。で、煮え切らない。こういうぐちゃぐちゃ話がル・シネマの得意技なんでしょうか?もうね、途中で話はいいから弾け!!なんて思っちゃいました。確かにパガニーニ役にデイビッド・ギャレットさんはピッタリですけど。パガニーニの曲がああも簡単そうに聴こえるんだから、凄いやね。

 ということで、この人の魅力は映画じゃ出せないな〜〜〜、が結論。ル・シネマには二度と行かないでしょうね。狭いし、音響もイマイチだし。渋谷も嫌いだし。人が多過ぎ。

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デイビット・ギャレッド with オリアンティ!







2014/07/21 23:34:00|映画 あ行
オール・ユー・ニード・イズ・キル
 日本の原作小説がこの題名なんだそうです。なんかもっといい題名ってないかなあ?これだと内容がよく分からないんですが・・・・。

 時間がループする話って、SF向けのテーマだと思うんですけど、考えてみれば、ほとんど恋愛ものにしか使われていないんじゃないかと思う。「恋はデジャヴ」とか。こういう本格的なSFアクション映画で取り上げられたのは初めてじゃないでしょうか?

 忙しいんです、ぐるぐる回って。なんかこっちも段々頭がクラクラしてくるんです。で、そのうちちょっとずつ変化が現れて〜〜〜、あみだくじを次々引き当ててハズレ、で、最初に引き返して、みたいな。で、戦闘ゲーム的な要素もある。主人公が時間を繰り返すたびにパワーアップするのなんか、こりゃゲームだなあ、と思いながら見てました。ガンバライドちっくだなあ〜〜と。

 トム・クルーズって人は、ビジュアルエフェクトの中で迫真の演技をする、のがすごく巧いですよね。大スターなわけですど、こういうの、もっと評価されてもいいんじゃないかと思うんだけど。去年の「オブリビオン」もよかったし。アクションをあれだけのスーツを着込んでこなす、大変だったと思うんだけど、やり切っちゃってるし。きちんとドラマも組み入れられてるんですけど、ちゃんと演じられてるから、お話が深まっていくわけで。そういう面では恋愛ものでもあるんですよね。そういう複雑さは、アメリカの映画としては珍しいというか、成程、日本の小説が原作だけのことはあるなあ、と。

 話は忙しいし、画面も結構ごちゃついているのでTVの小さい画面で観るのには向いてない。大画面向きだと思います。

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