シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2014/11/03 21:04:40|映画 あ行
エクスペンダブルズ3
 この3日間、この映画は女性割引だったそうで。で、割引料金で観てきました。

 スカッとしたかなあ?まあまあスカッとしたような。

 いろんな人たちが出てくるんですけど、面白かったのがアントニオ・バンデラス。えーと確か、エル・マリアッチだったよねえ、あなた・・・・・。それが凄いマシンガンで、エンドロールが出てくるまで、全然気づきませんでした〜〜。「デスペラード」をまた観たくなっちゃったけど。

 ということで、アントニオ・バンデラスさんがサイコー!な映画、だと思います。

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2014/11/01 21:10:03|映画 ま行
まほろ駅前狂騒曲
 本当は「エクスペンダブルズ3」を観ようと思ってたのに、直前で方針変更。同じ時刻に上映開始のこっちにしちゃいました。なかなか面白い佳作だと思います。邦画、調子いいっす幸せ

 とはいっても、この映画、確か前作があって、その続編ということ(話は独立しているようなんだけど)らしい。それにTVドラマもあるんですね。そういうのを見ず最初に2を観る悪い癖・・・・・・、「探偵はBarにいる」シリーズもそれをやっちゃってましたけども。そうか、考えてみれば、主人公の雰囲気も、やってる仕事も、二人の関係も、この2つのシリーズ、似通っているような・・・・・・・。

 違うのは、「探偵」シリーズより、この映画の方が、主人公の二人が抱えている人生の諸問題をきちんと描いている点か。で、その諸問題とどうやって折り合いをつけるか、というのがかなり重要なテーマの一つなんですが、その分テンポ感はかなり遅くなる。「探偵」の方は、そういう小難しいことをすっ飛ばして、その分テンポをガンガン上げて話を進めているんですね。

 観ながら考えていたのは、こないだから思い出すと憤ってしまう事件。中2の男の子を追いつめて自殺に追いやった屑男はなぜ、そんなことをしたんでしょうかね?「黙秘します」とか、相変わらずふざけたことを言ってるらしいんだけどさ。
 あんたがしゃべらなくても、あたしゃ理由を知ってるから、教えてあげるよ。あんた、子供にやきもちやいてたんだろ。こーいう男は山ほどいる。自分の子供にすらやきもちを焼いた揚句DVに走る男ってメッチャ多いんだよ。どんだけアホなんだか!!けど、この手の男の出してる「かまってちゃんオーラ」に、引っかかりやすい女というのは確実に一定数いるわけで。というわけで、かまってくれ男には絶対に近づくな、と思うんですがね。

 仰天さんの偉い所は自分がいつ暴力を暴発させるか分からない人間だ、ということを自覚しているし、相棒の多田さんに伝えることができるとこ。これができない限り、暴力ってのは抑えが利かなくなる。とにかくですね、なんでも言葉にしなくちゃ先に話が進まないんですよ。

 そういう危なっかしいけど抜けてる二人を瑛太さんと前田龍平さんが実にうまく演じています。小津映画の語り口というか、そんなものが形を変えてきちんと邦画の中に生きている感じがして、かなり感心したんですが。しかしこういう映画、アメリカなんかに持って行ったらどういう感想になるんでしょうか?興味がありますね。

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2014/09/19 23:28:00|映画 やらわ行
るろうに剣心 伝説の最後編
 観てる最中からがくがく震えがきて、止まらなくなってしまった。

 この映画が投げかけるメッセージは自分にはかなりきつくて、終わってから泣けてしょうがなくなってしまったんですが、他の人はどうなんだろう?確かにその通り、その通りなんだけど・・・・・。しかし自分は、今でも、思い出したくない事に結構振り回されている。整理をつけるのはなかなかしんどいから。正面突破するしかない、のも分かってはいるのだが・・・・・・・。

  これほどの映画、2度と撮れないのではないか、と思う。ぜひ、映画館で!!

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2014/08/31 23:14:02|映画 やらわ行
ルパン三世
 どう考えても夏休み映画だと思うのに、封切りが昨日って・・・・・・。しょうがない、(大昔の)夏休み最終日に観に行きました。

 「ルパン三世」。アニメのファーストシーズンから見てるわけですが。見たり見なかったり、ファーストシーズンと「峰不二子という女」は好きですね。面白い。特にファーストシーズンは子供の頃見た印象がすごく強烈で。いやあ、峰不二子っていいっすよねえ。こういう女、それまで日本には全くないキャラクターですもん。大好きです。こう、自立した悪女、というの、見つけられないんだ。
 で、このアニメ、原作よりか全然面白い、という珍しいケースなんじゃないか、と。原作の漫画、つまんないんですよ。

 で、この映画。小栗旬君は、こないだキャプテン・ハーロックだったのに、今度はルパンかあ〜〜。

 色々言われてますが、面白いですよ。銭型警部のすっとこどっこいぶりがちょっとなあ・・・・・、っていう程度。

 じゃあ、ダメっぽい部分はどこか?日本向けに「日本語」に統一しちゃったところかな。

 おそらくは、普通の声優陣がタイの俳優さんの吹き替えをやってる(らしい)んですが、それがすごく浮いちゃうんです。俳優さんの語り口と違うんだ。なんとなく、わざとらしくなっちゃって。

 あとねえ、テンポ感が曖昧なような。もうちょっと統一感があれば・・・・・・。

 で、見れば見るほど、アニメのファーストシーズンの凄さがわかるというか。「ルパン三世」の主要キャラクター、全員が独特の話し方をする、これ、ファーストシーズンの声優陣が作り上げたものですよね。それがあまりにドンピシャだから、ずうっと継承されてるわけでしょ。よく考えるととんでもないことですよね。これができているアニメ、他にあるのは「サザエさん」くらいじゃないかなあ。

  でね、実写版の難しさは、「アニメならこうなのに」が出てきちゃうことでしょうけど、それは、まあ、置いといていいんじゃないかと思います。アニメでおなじみのテーマ曲も使われてないですけど(それにも色々事情があったようですけど)、そういうの、あんまりこだわらなくてもいいんじゃないかな。むしろ、出てこないからよかったような気もする。

 で、今回も「柔よく剛を制す」アクションがてんこ盛りで、結構でした。

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P.S  どうもいただけないなあ、と思った点について、追加。ルパン達が何かの組織の一員、っていう設定はないんじゃないでしょうか?この人たちは、独立自尊だからかっこいいんでさあ、組織のメンバーっていう設定は違和感ありまくりでした。そのせいで、全体に納得感が出てこないんです。脚本の問題でしょうけども、このせいで、「つまんない」という感想になっちゃってる人、多いんじゃないかな。







2014/08/18 0:07:05|映画 やらわ行
るろうに剣心 京都大火災編
 アクションが痛いんです。観ていてしんどかった・・・・・・。

 このシリーズは、日本の剣戟アクション映画の最高峰になるのではないか、と思う。いや、世界でもこれほどの映画を作れるところがあるかどうか・・・・・・。

 この映画は、アクションをきっちりやって、さらに重要な演技もこなす、日本の最高の役者陣営が集まった、と言えるのではないか。剣心の物凄い剣の冴え、はもちろんなんですけど、剣心以外の役者さんたちのアクションもすさまじいんです。で、アクションだけの映画じゃないんですね。いったい何が正義なのか、これは悪と言えるのか、前作よりもますます混沌としてる。その中で、自分の信念や矜持を貫く人たちの話。その表現としてアクションがある、ただ暴れまわって、という単純な話じゃないんですよ。ので、アクションが痛いんでしょう。

 佐藤健君の力演を抜きにしては、この映画は語れない。ああ、剣心ってこういう人なんだな、というのがきっちり伝わってくる。武井さんは前作はちょっと硬いかな、と思ってたんですが、今回は全くそういう感じを受けなかった。彼女の必死のアクション、大変だったと思うんですが、凄い!!

 で、周囲の人が今回は凄く増えるんですが、前後編に分けたおかげで、一人一人がきちんとフォーカスされて分かりやすくなってます。

 後編は9月、そこまでこの前編がかかり続けていてほしいです。

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