TBS版が昨日終了です。最後までワクワク・ハラハラしつつ楽しんじゃってました。
言ってみれば、おじさん達の「少年ジャンプ」か。努力・友情・勝利を大人向けに改変するとこんな感じになるんだ。大人になっちゃうと、考え方とか行動とかが、段々思い通りにならなくなるわけなんだけど、それは世界がどんどん複雑になっちゃうからですね。それとどう折り合いを付けて納得いく生き方に近づけるか、というお話とも思える。
一方では、このドラマは変形の「水戸黄門」でもあるんです。勧善懲悪がはっきりしてて、特に悪役連中の立て方が上手い。小泉幸太郎君にはたまげちゃいましたけども。もうね、観つつ思わず「ヤな奴〜〜!!」と言いたくなるような輩に変貌してて。その辺はキャスティングも極めてうまい、というか大当たりという感じで。
「水戸黄門」の行き詰まりは、やっぱり時代劇だから勧善懲悪がシンプル過ぎちゃって、というのがあるだろうな。現代劇にすると、悪事のレベルやその方法、それに対抗するやっつけ方も盛り沢山という奴で、成程なあ、と感心するんです。
面白かったのは、このドラマは前半と後半に3年半くらいのタイムラグがあるのだけれど、3年半後の佃社長さんが、割と経営者としての自信がみえるというか、社長らしくなってるというか、そこら辺に「ちゃんと時間がたってます」のが分かる、存外芸が細かい脚本なんですよね。で、前半は見えにくかった社員の皆さんが、後半は光が当たって一人一人が見えるようになる、群像劇をきちんと見せるのは難しいと思うんだけど、その辺も実にうまい。連ドラとしてはものすごく優秀な作品だったんじゃないかと思うんです。
この話って、前半なんかは特許権争いとかで、実は地味〜〜〜なテーマなんですよね、それを面白いエンターテイメントにするというのは驚きです。
ロケ地も実際の工場等を使ってたそうで、手術シーンは埼玉医科大だし、そういうのも手抜きしてない。あと、音楽!メインテーマ、あれ、聴いてるとホントに気分が上がりますなあ。テーマ曲が「少年ジャンプ」そのものみたいで。オーソドックスなオーケストラ音楽なんだけど、いい曲ですよね。
ということで、地味に仕事をしている人達を全力肯定する作品。連ドラだからこそ作れる時間や人のうねりが見えて、実に楽しかったです。
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