シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2018/08/15 19:31:04|映画 さ行
ジュラシック・ワールド/炎の大国
 こないだ観た「ジュラシック・ワールド」の続編。大変な結末になります。どうすんだ、これから〜〜。

  恐竜が住んでるテーマパークの「ジュラシック・ワールド」は、前の映画で惨憺たる事態になりまして、結局打ち捨てられて、恐竜どもはそこで割と楽しくやってたんじゃないかと思うんですが。その島の火山が噴火する、恐竜は全滅しちゃうかもしれない、助けるのか?それともほっとくのか?行政はこの件について「や〜〜めた」となったので、主人公のお姉ちゃんが頼るのが、かつて「ジュラシック・パーク」を始めようとした財団。どう見たってアブナイじゃないの、なんでこうコロッと騙されるんだか、と思うんですけどね。主人公の頭が今一つ悪いから、困るんですけども。
 案の定、財団が恐竜どもを助けようとする、その目的ははろくでもない、ということで、大騒動になります。前半は島ですったもんだしてて、後半はお化け屋敷風なんです。相当のサイズの恐竜を何十頭も馬鹿でかいケージに入れて置いておける、いったいこのお屋敷の地下室の広さはどうなってるの?とか、色々突っ込みどころは満載なんですが、まあ、いいか。

 重要な役が、女の子。いつものギャーギャー役かと思ったらさにあらず、なかなかしんどい境遇の人なんですね。彼女の決断が大きな意味を持ちます。

 さて、ところで、火山が噴火して溶岩だらだらの島で、恐竜は生き延びられるのでしょうか?似たような事が、かつて日本であったなあ。三宅島です。三宅島が噴火して全島避難、その時、固有種の鳥をどう保護する?なんて鳥類学者さんが心配してたんですよ。けどねえ、その鳥、さくっと他の島に移って生き延びてしまった。で、三宅島が落ち着いてきたら、つらっと戻ってきた、そうな。
 映画の中で、島にはチビ恐竜が結構いました。うーん、結構うまくやるんじゃないかな。あるいは泳いで逃げちゃうとか。イノシシだって、鹿だって、クマだって、ホイホイ泳いで他の場所に移ってるでしょ。恐竜だって、その位できますよ、切羽詰まれば。そういうところを信じていいと思うんだ。動物はホント、ずるくてしたたかだから。

 ということで、恐竜のリアル感は凄い。本当にいそうなんですよ。でも、でも、あの暴れぶりは違〜〜〜〜う。人間というか、観客が「こうならいいなあ」というのをやらされてます。ので、絶対に信用しないでください。

公式サイト 

P.S この映画でびっくりしたのは「神がどうこう」みたいな話が出てきた事。これ、「コンタクト」でも主人公を追い詰める話法として「神を信じるか否か」なんて質問があって、たまげたんですけどね。無神論者という立場はだめだ、という感性が全く理解できない。神様なんか、別に重要なヒトじゃない、というのが大方の日本人の考えでしょ。それを「無神論はけしからん」みたいに言われたって、困るんですけど。どういう風にアメリカ人とかに分からせればいいんでしょうかねえ?







2018/08/10 18:56:00|映画 は行
ハン・ソロ スター・ウォーズ ストーリー
 ハン・ソロといえば、「スター・ウォーズ」シリーズ中でも特に人気のあるキャラ、その人が若かりし頃のお話、という触れ込み。実際はチューバッカ&ミレニアムファルコン大活躍という印象です。

 この映画、アメリカでかなり苦戦したそうなんですが、その理由は割と分かる。「ハン・ソロ」のキャラクターはルーカス&ハリソン・フォードが作り上げたものですけど、いってみれば、典型的な「西部劇によく出てくる、孤高を気取るアウトロー」という奴で、「スター・ウォーズ」自体も宇宙を舞台にした西部劇チックな映画なので、その中ではドンピシャはまるけど、そういう人が若い頃どうでしたか、って、別に、ねえ・・・・。

 ハン・ソロといえば、エピソード7を観た時、このヒト、相変わらず「誰それからの借金を返さにゃ」なんてあくせくやってて、進歩のない男だ、とつい思っちゃってねえ。。。。レイアさんに似合うレベルの男じゃないよなあ、とかなんとか、考えちゃったりして。

 ということで、色々面白かったは面白かったですけど・・・・・。バタバタ話が進むので、消化不良。で、なんか思わせぶりというか、ハン・ソロのシリーズでまーた3部作でも造る気なんかい?というのがねえ、ちょっとね・・・。ハン役の役者さんは、かなりハリソン・フォードを研究したのではないかと思います。なるほど、若い時はこんな感じだったかもなあと思わせるものがありました。

公式サイト







2018/08/05 22:44:00|映画 ま行
メトロポリス
 1927年公開、100年近く前のSF映画です。川越スカラ座で、活弁&生ピアノ伴奏付上映会に参加。スカラ座は本川越駅から遠い〜〜、バスに乗りゃよかったです。

 弁士のハルキさんによる解説が事前にあったのだが、それによると、この映画(なんとドイツ映画だそうで)は元々前半3.5時間&後半3.5時間というとんでもない上映時間の大作で、そのまま上映はとても無理、という興行側の判断で監督を無視して勝手に編集された短縮バージョンがいくつもある、という、おかしな映画になってしまっているらしい。今回は、そのうちのアメリカNY版で、上映時間は2時間、それだって長いですよね。

 ということで、観ていると、なんだか場面のつながりが変だ、という箇所があちこちに出てくる。その辺をつじつま合わせしつつ、観続ける感じ。話の内容はかなり有名じゃないかな。高層ビルが立ち並ぶ素晴らしい都市の地下には維持するために苛酷な労働を強いられてる労働者軍団がいて、という格差、そこをどうすんじゃ、というのにアンドロイド(という言葉は当時はまだなくて、ロボットと言われてましたけど)が絡んで話がややこしくなる、という。

 あーもう観てて、この格差問題って、いつになったらそれなりに解決するんかいなあ〜〜?と思うわけ。映画のテーマとして、いまだに毎度毎度取り上げられてますよね。上の方には上層階級・下には労働者というのは、「タイタニック」にも出てきた(船の最下層では、ひたすら石炭を船のエンジンにくべてた人達がいて、沈没する時、真っ先にその人達がやられちゃう)し、「スノーピアサー」とか「ブレードランナー」のシリーズ、他にもきりがないくらい。で、どうも、これだ!という打開策がないんだわなあ。現実の世の中でもこの問題は全くもって進展なし、という感じだし。

 この映画の中では、格差は経営側と労働側を仲介するようなうまい存在があればなあ、という結論になっている。そうねえ、どうだろうか?むしろ、これからは、「労働者側」がやってたような労働を、ほぼ機械が肩代わりするようになる、それが1種の解決になるのかなあと思ってみたり。それを突き詰めると、やっぱりアンドロイド矢印右レプリカントってこと?あーまた「ブレードランンナー」かい。
 
 この映画に出てくるアンドロイドのデザインは、今も通用するレベルです。あーこのデザインが「コブラ」に出てくるアンドロイドのレディーなんかに継承されてるのかなあ、と。SF映画だけに、デザインセンスや映像がものをいう、そこについてはとんでもないレベル。

 結局この映画のデザインとかテーマとか、影響が甚大、というより、未だ同じような話をネタをとっかえひっかえしてやってるのね、ということでしょうか。いいんだか悪いんだか?

 ピアノ伴奏は新垣隆氏でした、あれ、どっかで聞いたお名前???伴奏が全体的に暗めで、もうちょっと明るくてもよかったんじゃないかなあ・・・・。ただ、2時間ノンストップでの演奏&語り、はめっちゃ大変です。お疲れさまでした!!







2018/08/01 22:24:01|映画 さ行
空飛ぶタイヤ
 長瀬君の奥さんが深キョンかあ〜〜、と妙に注目してしまったわけですが。

 池井戸潤原作の映画化。以前は同じ作品をWOWOWで連ドラにしてました。映画となると、色々はしょらなくちゃならない所も出てくるだろうし、どういう風にするんかなあと思ってたんですけど、うまくコンパクトにまとまって、きっちりサスペンスもあるし、感心しました。

 で、思い出すのは。この話は実話が元。三菱自動車の不祥事が元ネタ。三菱自動車といえば、色々ありましたわ、確かに。
 自分が最初に乗ってた車は三菱のRVRだったのだが、最初のリコール隠しの後、お詫びに、ということで全車点検します、ってハガキが来た。へえそうかと思って点検してもらったら、不備が出るわ出るわ、エンジンオイルが漏れてる、というのにはビックリした。で、いつも車検とかをお願いしている自動車屋さんに確かめてもらったら、全然そんなことないという。直すには10万以上って、見積出されたんだよ〜〜、と言ったら「そりゃ金儲けじゃないですか?」だって。
 しばらくして、車買い替えようと思って、また車屋さんに相談したら「三菱だけはやめてくれ。責任持てない」と言われてねえ。このタイヤ事件が起きた直後だったんだけど。そりゃ車屋さんにしたらたまったもんじゃないよね、自分とこのミスを末端に押し付けるなんてさ。

 三菱は、リコール隠しのせいで、日本中の整備屋さんからそっぽ向かれたんだよ。そういう信頼失墜は、延々と響く。今も響いてるんじゃないかな。少なくとも、自分は三菱の車を買うことはない、と思う。

 池井戸作品には、色々言いたいこともあるんですけどね・・・・・。なんとなく昭和っぽい設定とか。家庭での男女の役割分担的な奴、やめたほうがいいと思いますよ。

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2018/07/31 11:39:00|映画 は行
パンク侍 斬られて候
 この映画、原作があるとのこと、どんなんだ?と思ったら、町田康さんだそうで。深く納得してしまいました。だよねえ、でなきゃこんなハチャメチャ映画にならないよなあ。ちなみに、脚本はクドカンです。

 映画館で観てよかったなあと思うのは、TVとかで観たら、途中で観るのやめちゃいそうだから。別につまらない、というわけじゃないんですけど、何かを訴えようとかいう野心のない映画だから。役者さんたちがハイテンションでなんかやってる、のをひたすら見せられました。。。。

 観てて図らずも感じさせられた事は、オウム真理教について。今月死刑囚の死刑が執行されて、被害者の方等々、やっと。。と思われたんじゃないかと思う。で、周りで「いまだ真相が解明されてない」とかバカなことを言ってる連中がいますわね。そう言う人に、この映画を観てもらいたい。多分、ぜーんぜん分かんないだろうと思う。つまりまあ、事件の真相が分かんないと言う人=理解する能力がない人物、ということ。受け取る側の問題が指摘されてないのはおかしい。そういう踏み絵になりそうな映画だな・・・・。

 あと、この映画は、いわゆる「映画的な表現」をとことこんコケにしてる感があります。そういう意味で、あくが強い。

 日本の名だたる役者さんたちが集結して意味なく大騒ぎ、を撮影中延々とやっとったのかあ、という所が一番面白かったです。あれを維持し続けるのは並大抵じゃない。撮影現場はどうだったんでしょうね?

公式サイト 

P.S この映画には、文化庁が助成金を出しているようです。なかなかやるなあ〜〜。センスを感じるぞ。