これはドイツ映画です。この映画の存在は、FBだかYOUTUBEだかで知った。観たくて色々調べて、結局アマゾンでDVDを購入。これがなぜか、PC以外では観れないという・・・・。しかも、日本未公開作品ってことで、もちろん日本語字幕なんかない。吹き替えなんかトンデモナイ!DVDでは英語字幕は出るので、その英語を確かめつつ観ました。
観たかった理由は、馬の映画だから。ただ、対象はおそらく子供~ティーンの映画なので、英語字幕も平易です。つまり、物語が比較的わかりやすいのね。
ミカという子がいます。彼女は学校の成績も散々だし、教師からも問題児と思われてるし、親ともどうもうまくいってない。イラついて物に当たり散らしているのを見て、親が彼女を無理に母方の祖母に預けるんです。夏休み中、そこで勉強してろってことね。祖母という人は、かつて障碍馬術でチャンピオンだった、という経歴があって、乗馬クラブを経営してる。
そこで彼女は、誰の手にも負えない荒くれ馬のostwindに出会う。彼女は、その馬に惹かれて、馬も彼女を信頼するようになって、というお話。
この映画には、色んな示唆があるのだけど、馬乗りとしては、馬という生き物をただ「可愛くて、かわいそうな生き物」なんてやってないのが気に入りました。馬が本気になって暴れりゃ、人間は大怪我する。ただし、馬が大暴れするのには、必ず「理由」があるわけ。大方はそれを考えないで馬のせいにしてますけどね。共感できる点多々あり。あと、馬という生き物をとてもダイナミック&美しく撮っています。その辺どうやって撮ったんだか、メイキングを観て納得。巧い!!のは、さすが馬術大国だからでしょう。トレーナーの人が馬を知り尽くしているんですね。
考えてみれば、ヨーロッパ映画ってフランス映画を除くと日本に入ってこないですねえ、なぜ??この映画会社はなかなか面白そうな子供向け映画を作っているようです。「インディジョーンズ」の子供版みたいな。もっと紹介してもいいと思うんだけど。
この映画、なんとか日本で公開できないかなあ・・・・・。ネットででもいい。ドイツでは、なんと4までつくられている。ドイツの乗馬界にはかなり影響を与えている作品の可能性もある。いい映画です。馬乗りにはぜひ観てもらいたい。
予告編