シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2021/10/31 20:23:48|映画 やらわ行
老後の資金がありません!
 いや〜〜、笑った笑った〜〜、のは、観に来てた人達みんなじゃないでしょうか?おっかし〜〜〜〜。嬉しい

 現実はキビシイわけですけど、だからこそ、コメディーに落とし込んじゃうほうが楽しいっすよ。「自転車泥棒」や「家族を想うとき」みたいに「問題です。どうすれば!?」ってやってもねえ、暗くなるだけじゃん。

 天海祐希さんと草笛光子さんが中心なんですが(草笛さんのコメディエンヌぶりが凄い!)、周りの人達もチャーミングでねえ。全員に当て書きしたんじゃないかとすら思わせる脚本ですけど、それを具現化できるのも役者さんあってのこと。
 
 あと、草笛さんの歌が聴けます。ホント、凄いよ〜〜〜。

 金の問題はもう、死ぬまで付きまとってくるんだろうけどさ、ま、どうにかなるよ、と、思わせてくれる、楽しい映画です。必見!!

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2021/10/27 20:59:03|映画 その他
DUNE/デューン  砂の惑星
 原作のSF小説、ご存知の方はいますでしょうか?自分は知っている、表紙だけですけど。父親がSF小説(主にハヤカワSF文庫)をやたら集めてて、DUNEは確か1〜4巻か6巻か、それ+「砂漠の救世主」で全部で5巻位だったかなあ。題名に魅かれるものがあって、面白そうだったけど読むのに根性が要りそうだ、と思ってて、それで終わっちゃったんですよね。うーむ、実家に借りに行こうか。

 とんでもない映像でしたが、逆に、これを文字だけでもって、表現してたんかい?というのにびっくらこいてしまふ・・・・・・。マジか〜〜。人の頭の想像力って凄いわあ・・・・。

 という事で、やっぱ、実家に借りにいこうかと思います。そうそう、ハヤカワSF文庫ではP.K.ディック作品はほぼなかったんですよね。だもんで、「少数報告」とかは新潮文庫で読んだんだよなあ。。。。

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2021/10/26 23:49:49|映画 その他
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
 公開まで、本当に待たされましたが・・・・・。ダニエル・クレイグ有終の美、といっていい、凄い作品です。いや〜〜、待ったかいがありました。

 この作品、今までのボンド映画になかった、「禁じ手」があります。つまり、子供。ボンド映画はまったくの大人映画で、ガキが観るもんじゃない、ましてや出てくるはずなし、みたいに思ってたんですが・・・・・・。しかし、彼女、ひょっとすると、今までで最強のボンドガールかも知れないわあ。

 脚本は、今の状況が起こる前に書かれたんでしょうけど、図らずも、今を映し出しているような内容の話で、すごくリアルがある。一種の生物兵器みたいなものですけど、これを国が関わってつくるとか、やめてよ・・・・。

 あと、子供もそうですが、ボンドガールもとにかく強い。ボンド映画は本当に時代を映してるなあと感じます。今回は特に、MI6総力戦になりまして、Qやマネーペニーが大活躍します。で、なぜか舞台は日本っぽいし。まあ、それだけじゃないですね。一種「世界の名所案内」的なところもある映画だもんね。

 それにしても、「James Bond will return」になるのか?本当に?という劇的な幕切れでございました。これからどうなっちゃうんでしょ?ボンド役も含めて、楽しみというか。一種、非常に品格のある映画なので、それを崩さずに続いていってほしいです。

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2021/10/24 19:43:00|映画 さ行
最後の決闘裁判
 リドリー・スコット監督が描いた「羅生門」、と言っていいのかな・・・・。
黒沢映画の「羅生門」は、起きた事件は一つなのに、立場が変わり、人が変わると全然話が違っちゃって、何が何だか、という話だった。

 で、今回はその気になれば、こんなお話にできたと思うんですよ。「名誉も何も傷つけられた妻のために頑張る男の話」ってね。20世紀だったら、こんなテーマで夫婦の絆だの、愛情だの、なんてスバラシイんでしょ〜〜!!って映画にしていっちょ上がり。ところが、この話は全くそれがない。凄いのは、端々の人(決闘の見物人とかまで!)に至るまで、思惑がぜーんぶすれ違う所。夫婦ですらそう。だから、決闘に至った時点ではもう、お互い何のためにやってんだか訳分んなくなってるようにすら、見える。
 それが、監督さんのたくらみでもあるし、誠意とも取れる。裁判で妻が聞かれる質問はどーしょーもなく無礼なのだが、あーこの手の質問、ついこないだまで、日本でもフツーに聞いてたじゃないですか、レイプ被害者に、と思う訳よ。忘れたとは言わせんぞ。
 
 今、アフガンがそうなんだけども、家父長制ってのは、女を男の所有物としか考えないんですよね。だから、女をレイプするのは、持ち主の男に対する「器物損壊」ってわけよ。その感覚は、この映画のセリフ中にぽろぽろこぼれて出てくる。けど現実は、えばってるくせしてビンボー、領地の事を全く理解してないし(まあ、戦に出る=単身赴任と同じですよね)、金をはぎ取るしか能がない、という一種の無能者として「騎士」が描かれてます。凄い視点だと思う。

 実際に領地を仕切って暮らし向きを整えてたのは、いわゆる教養もないような女性と平民ってことで、その辺の描き方が秀逸。さすがだと思います。

 あと、非常に優れた美術で、14世紀フランスの生活ぶりがよく分りました。なんか、寒そう。。。。で、暗い。そうそう、マット・デイモン、馬乗るのめちゃうまいぞ。

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2021/10/23 23:08:56|映画 やらわ行
竜とそばかすの姫
 これ、アイポットでロングランしてて、無視しきれなくなりまして。批判的な意見が多いようなので、あまり気が進まなかったんですが。
 で、観て、自分も批判側に回ってしまう。ちょっとダメダメ過ぎる、テーマもなにも。ここから先は思い切りネタバレになります。どうしても、話の内容を批判せざるを得ないので。

 仮想空間のアプリがあって〜〜、というのは、「サマーウオーズ」と同じような感じなんですが、どうやらバージョンアップしてるようで、イヤホンを付けると、仮想空間中にまるごと入り込んじゃう事ができる。ただ、勿論実体ではなくアバターを作るわけなんだけども。

 で、その中でいきなり超人気者になっちゃって、そこへ乱入してきた奴がいて、それを探して、一方、追っかけてくる奴もいて、混乱しそうですけど、ああ、成程、と分かりやすいのは、要は「美女と野獣」をパクった話だから。主人公のアバターの名前が「ベル」だし。

 現実世界の主人公はさえない女子高生で、ガッコでぐじゅぐじゅやってるんだけど、それには理由があって、彼女の母親が誰かよその子を増水した川から助けようとして、子供は助かったけど、親は死んじゃって、それがしかも彼女の目前で起きた事だから。まずね、これが酷い。こういう設定って、ありですか?主人公じゃないよ、母親の行動がアホだと思う訳よ。人命救助の基本は「自分の命の確保」が鉄則なの。当たり前でしょうが。そうしないと、周囲の半径100qに禍根が残るんだから。

 で、アバターの中で彼女とかかわった「竜」というのが、現実では父親に虐待されてる男の子だ、と突き止めて、彼女が一人で助けに行く、という設定がアホだ。あり得ない。虐待男に殺されますよ、下手すると。
 主人公は結局、自分の母親と同じ事をやって、周囲の大人は止めもしない。なんですか、そりゃ。大体、子供が子供を助けられるわけない。
 映画の中では、虐待男が彼女の髪をひっつかんで顔を傷つける。ハイ、傷害罪です。さっさと被害届を出して、警察に逮捕させなくちゃ。そうしないと、その男の子供が危ない。というか、彼女の父親だよ。あんた、何やってんの?自分の娘がそんな目に遭わされたら、半狂乱になる、のが当然なんじゃないですか?なに、ぼさっとしてるんだよ!!
 あと、男の子に言いたいのは、さっさと逃げなさいよ、という事。児相でも警察でもいい、アバター世界であれだけできるんなら、父親の言動や行動を隠し撮りなんてっチャラいでしょうが。それを見せりゃ、全員が動くはず。逃げる方向が完全に間違ってる。大人は信用できない、じゃなくて、じゃあどうすればいいのか、の知恵を主人公周辺の大人が出すのかと思いきや、なんも出てこないし。だらしなさ過ぎ。
 
 仮想世界で大人気の歌手ってことになってた彼女がその世界で身バレするんですけど、それも危険極まりない。それをきっかけにして「竜」と連絡が付く、のが目的で身バレしちゃったんだけど、そんな事、その仮想空間の人は知ってるわけない。という事で、その後の大騒ぎも目に見えちゃうんです。

 という事で、こうも大人を「信用に足らん連中」という位置づけする、のは勘弁ならん。児相や警察の人が見たら怒っちゃうんじゃないでしょうか。
 虐待する人間てのは、相当の人数で介入しないと、絶対に変わろうとはしないもんです。子供じゃとても無理。だから、現実離れした話になっちゃって、呆れてしまった。やりきれない・・・・・・。

 ということで、がっかり度No.1映画になってしまいました・・・・・・。

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