槐(えんじゅ)の気持ち

仏教伝来の頃に渡来。 中国では昔から尊貴の木としてあがめられており、学問のシンボルとされた。また止血・鎮痛や血圧降下剤ルチンの製造原料ともなる このサイトのキーワードは仏教、中国、私物語、健康つくり、先端科学技術、超音波、旅行など
 
2007/09/20 23:25:54|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-19-

【D4-4:ウルムチ・天地3】
パオでの遅い昼食を済ませ、先程のパオの管理人主人(先程まで相手をしてくれたのは奥さんか)の運転する小型バンで元の場所に戻る。そして湖面の方に降りて行き、湖面
から天池や、取り囲む山々や冠雪したボゴタ峰を眺め写真を撮ることになった。湖面に舟を浮かべるというのがその端的な方法である。
 
丁度観光用モーターボートを貸し出していたので、それに乗り込むことにした。湖面には舟が通った後の幾筋かの水面の波痕が見え(写真上1)、また小さな漣のような白波が見える。これも観光遊覧船か、モーターボートのスクリューが造りだしたものだろう。
 
西王母廟の方にボートが向かったので、再びカメラに収める。陸から摂った写真に比べ、他の近くにある建造物が良く見える。(写真上2)
 
西王母について再記;
「中国の神様」二階堂義弘著(平凡社新書)では西王母は道教神に分類されている。そして民間信仰に関する色々な物語の中では、天界に関わる全ての神を統括する最も位の高い玉帝と共に登場することが多い。と紹介している。この本に「絵図列仙全図」に掲載されている西王母を見ると、温和な中年婦人で、隣の侍女が桃を持っている。しかし、中国最古の地理書で、中国各地の神話を伝えている「山海経」では、西王母は豹の尾に虎の歯にザンバラ髪という半人半獣という恐ろしい姿で登場するのだそうである。
 
湖面から、天山ゴボタ峰を見やると先程よりは冠雪した部分が大きく見えている。そしてその手前に見える山の斜面には尖った岩が沢山あり、その岩の無いところはびっしり隙間無く、緑の絨毯が敷き詰められているのが分かる(写真上3)この緑の絨緞(草木)に花が咲くことがあれば、さぞかし壮観であろう。
 
我々クルーの乗ったモーター・ボートは湖面にひっかき傷を残し、鏡に傷をつけてしまったようで(写真上3)、申し訳ない気持ちを持ちつつ短時間で、モーター・ボート遊覧は終了した。







2007/09/20 21:43:04|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-18-

【D4-3:ウルムチ・天池3】
湖の周り歩き、ほぼ景色については堪能できたところで、北京時間で既に14:00を過ぎていて昼食時であり、多分駱さんかご主人がフィックスしてくれていたのだろう。パオの中で昼食をとることになった。パオの住人は少数民族、多分ウィグル人。湖の周りには多くのパオがあり、宿泊も可能ということなので、そのウィグル人はパオの持ち主かも知れないが、普段ここに住んでいるわけではなかろう。
 
パオの中に入ってみると、色鮮やかな寝具やら座布団、帽子が目に飛び込んだ。そして採光の為か、一部が開放状態となっている。ここで駱さんのご主人とのツー・ショット(写真上1
 
そして多分パオの住人のうちの長老か、主人が多分座るであろう位置にどっかと腰を下ろし、頭には帽子をかぶりチーズ!では無くて中国の人は一、二、三(イー、アル、サン)
と唇を動かし写真を撮ってもらった。(写真上2
 
パオの中では、馬乳茶を飲んだ。暑い馬乳にお茶の葉が浮かべられているが、乾いた喉には非常にうまく、たちまち三杯ほど飲んでしまった。
 
そして、間もなく料理が運ばれてきた料理はチャーハン、ポロ、シシカバブ、パン、ナツメのドライフルーツ、干ししいたけ(写真上3)。 このうちポロはラグメンと並ぶ代表的なウィグル料理で、どの様な食べ方をしたら良いのか分からず、だれか食べるのを待っていたが、誰も箸をつけず、食事を終了してしまった。
 
パオを出ると、すぐ側でしいたけを白い粉末の上で干していた(写真上4)。







2007/09/20 0:14:05|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-17-

【D4-2:ウルムチ・天池2】
ゴンドラを降りると眼前に天池が現れる(写真上1、4枚組み)。まるで十二単の重ね合わせの様に山が交互に重なり合い最後に冠雪した天山山脈の山(ボゴタ峰=5445m)が十二単を来ている姫様の頭の様に乗っかり、湖面は白波が全く見えず、”空を写す鏡の様な湖面”との表現が的を得ている。その湖面の色は、見る位置によって色が分かる。
朝日新聞刊「シルクロード紀行No.6天山北路」ではレポーター(作家角田光代さん)は、「湖は青白く澄んで、ピタリと動かないから、まるで巨大な鏡のようだ。」と表現している。
雪が舞う季節に行くとそうなるのかも知れない。
 
駱さんからは高地(標高2000m)にあるので、真夏でも寒いかもしてないので上着を持ってきた方が良いといわれていたが、ウルムチのホテルに預けたバッグには入っているものの忘れてしまった。しかし、他の観光客やご主人の張さんや弟さん夫婦だれを見ても半袖の人ばかり、寒いといった感覚はまったく無かった。
 
朝日新聞刊「シルクロード紀行No.6天山北路」ではレポーター(作家角田光代さん)は、「湖は青白く澄んで、ピタリと動かないから、まるで巨大な鏡のようだ。」と表現している。
 
この池が神秘の湖と言われるのは西王母伝説があるからであろう。西王母は本来崑崙山に住む最高位の女仙で、絶世の美女といい、周の穆王を美しい瑶池でもてなしたその池が、天池であると伝えられている(「穆天子伝」)。湖を囲む山の斜面に西王母を祀る廟が容易に見つかる(上写真2)。崑崙山は西方にそびえる霊山のことで、崑崙山脈のことではないので、崑崙山=天山であっても良いわけだ。
 
「西遊記」では、西王母は天界の仙桃を管理していて、そこに孫悟空が桃を盗みに行くところに登場する。また別名「瑶池金母」とか、親しみを込めて「王母娘々=ワンムーニャンニャン」と呼ばれるとのこと。そんな話を思い出すと、益々神秘的な湖の貫禄が出てくる。
写真上3),そして周囲の山も神々しくなってくるから不思議だ。(写真上4
 
 







2007/09/18 23:02:48|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-16-

【D4-1:ウルムチ:天池1】
手元にあるトルファン観光本には天池のことを、
「天池とトルファンは新疆に行く観光客は中国人、外国人を問わず必ず行く観光地である。天池は独特な高山、湖の風光と西王母についての素晴らしい伝説があるので、人間仙境みたいな雰囲気が溢れる。トルファンは、・・・・」とある。D4(7/23)はウルムチから天池、五彩湾と一挙に観光することになった。この日は、駱さんのご主人の張乃宁さん、張さんの弟さん夫婦、張乃佳さん、裘国娟さんの計5名のクルーとなり、張乃宁さんの愛車三菱パジェロ(但し合弁企業製)と、弟さん夫婦がウルムチで調達したレンタカーに分乗することになった。
 
天池に到着したのは、北京時間11:00ころで、天池の麓の駐車場には既に多くの車が駐車していて、観光バスも乗り込んで来ている。一瞬今日は日曜日かと思ったが月曜日である。そうではなくてウルムチから適度の距離(110km)なのと、ウルムチ市の人口(200万人)の相乗効果によるものだろうと考えを落着させた。
 
先ず目に入ったのは、お寺のお堂の様な観光案内所?または観光案内所らしきお寺のお堂で(写真上1)、その前を通りすぎ、ゴンドラの麓駅に向かうと、すでに長蛇の列。ただしゴンドラをとめないで人を乗せて行くので、流れは順調、マイクロバスで昇ってゆく選択肢もあったが正解であった。100元の観光乗車拳で、往復とも選択できるので、帰りをバスにした。最初のゴンドラを張さん兄が、次に自分と駱さん、次のゴンドラに張さん弟さん夫婦が乗り込んだ。
 
間もなく眼下に、勢い良く流れる川が見えた(写真上2)。天山山脈から流れ出た水が天池を十分潤し、その天池から、一定の堰を越えた水が流れ出し川となっている。
 
ゴンドラの背部には「歓迎乗坐天池索道」と書いてある(写真上3)。その背面の覗き孔から張兄さんがこちらに向け写真をとっている。カメラはソニーのサイバー・ショットか。
 
更に昇ってゆくと、中国寺院独特の屋根曲線を持った小さなお堂が目に入った(写真上4)。まだ新しい建物の様であり、全く想像の域を脱していないが、西王母を祀ったものか?ウルムチに住む金持ちの華僑が寄進したかも知れない。
 
 
 
 
 







2007/09/17 21:04:45|旅日記
中国新疆ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)−15−

【D3-6:トルファン・トルファンからの帰路】
トルファン市街地でガイドをしてくれた李さんとお別れし、ウルムチへの帰路につく。再び鉄路と並行して走る国道312号線を使う運転手の庫さん、駱さんとの三人での3時間足らず、距離にして180km程度の距離をひた走るドライブとなる。鉄路は蘭州、ハミ方面から伸びている蘭新鉄路がトルファンで、ウルムチ方面へ向かう北疆鉄路とコルラ方面へ向かう南疆鉄路に分岐する。トルファンへの往き、帰りとも車窓から鉄路が目に入ったが、
いずれも貨車のみで、客車にはお目にかからなかった(写真上1)。
 
途中、大河とも、湖ともいえる水を一杯湛えた景色に何度か出くわす。天山山脈の雪解け水がいつまでも流れ去らず、周囲の緑に活力を与えているのだろう(写真上2)。
 
そして、この国道312号線の現在の名所が風力発電プラントであろう。つい最近の観光案内ではアジア第一のスケール、とあるが、駱さんの話ではアジア第二のスケールとのことだった。(写真上3
 
そして、北京時間18:00頃にウルムチ市街地に到着した。ウルムチ市は確かに車の洪水で東京なら首都高速道路の感がある。(写真上4