【D4-4:ウルムチ・天地3】
パオでの遅い昼食を済ませ、先程のパオの管理人主人(先程まで相手をしてくれたのは奥さんか)の運転する小型バンで元の場所に戻る。そして湖面の方に降りて行き、湖面
から天池や、取り囲む山々や冠雪したボゴタ峰を眺め写真を撮ることになった。湖面に舟を浮かべるというのがその端的な方法である。
丁度観光用モーターボートを貸し出していたので、それに乗り込むことにした。湖面には舟が通った後の幾筋かの水面の波痕が見え(写真上1)、また小さな漣のような白波が見える。これも観光遊覧船か、モーターボートのスクリューが造りだしたものだろう。
西王母廟の方にボートが向かったので、再びカメラに収める。陸から摂った写真に比べ、他の近くにある建造物が良く見える。(写真上2)
西王母について再記;
「中国の神様」二階堂義弘著(平凡社新書)では西王母は道教神に分類されている。そして民間信仰に関する色々な物語の中では、天界に関わる全ての神を統括する最も位の高い玉帝と共に登場することが多い。と紹介している。この本に「絵図列仙全図」に掲載されている西王母を見ると、温和な中年婦人で、隣の侍女が桃を持っている。しかし、中国最古の地理書で、中国各地の神話を伝えている「山海経」では、西王母は豹の尾に虎の歯にザンバラ髪という半人半獣という恐ろしい姿で登場するのだそうである。
湖面から、天山ゴボタ峰を見やると先程よりは冠雪した部分が大きく見えている。そしてその手前に見える山の斜面には尖った岩が沢山あり、その岩の無いところはびっしり隙間無く、緑の絨毯が敷き詰められているのが分かる(写真上3)この緑の絨緞(草木)に花が咲くことがあれば、さぞかし壮観であろう。
我々クルーの乗ったモーター・ボートは湖面にひっかき傷を残し、鏡に傷をつけてしまったようで(写真上3)、申し訳ない気持ちを持ちつつ短時間で、モーター・ボート遊覧は終了した。