【D6-10:カシュガル・昼食】
時刻は北京時間13:30、新疆時間で11:30、昼食時である。持ち帰った両開き袋に入った手拭用ティッシュには漢字で解放北路、団結商場2階にある突瀾(TURAN)と書かれているが、カシュガル特産の突瀾茶という黒茶の販売会社がスポンサーになっているティッシュかも知れない。(写真上4下)
店内は綺麗で、カシュガルでも有数のレストランであることが分かる。ウィトレスが注文を取りに来たのだが、不思議な顔貌にひきつけられた(写真上1)。眉毛が濃く.はっきりと塗られているだけでなく、眉間も塗られ、まるで二つ目小僧なのである。グランベールさんの話では、未婚の女性の印なのだそうだ。少数民族の中に残っている風習らしい。
料理が運ばれてくる間の時間、店内で演奏さそれているウィグル音楽の演奏に暫し耳を傾けた。演奏はリズムが軽快であるが、じっくり音色を楽しむという趣ではない。花の歌で、1000年も前から伝えられている「オンシケ・モカム」という歌とのこと。昔は女性が歌う歌で、タンボアール、ドタールという弦楽器とラブという太鼓による演奏をバックに、1〜10の数にちなんだ数え歌(シイーム・マカム、マカム=歌)とのことであったが、個人的な印象だが、ウィグル音楽は、歌舞ワンセットで、舞踏を盛り立てる小道具という感が強い。(写真上2)。
食事には、運転手さんも同席してくれたので、名前はモハメット(MAHAMMAT)さん。誠実さ溢れる好漢で、身の上話は翌日のカラクリ湖への往復の車内で聞くことが出来た
(写真上3左)。
料理は、またもやラグ麺である。味はこれまで食べたラグ麺のうち最も食べやすく、日本人向けに味付けされているのではないかと思うほどであった。麺は、太さ、腰の強さ、味とも、日本で食される如何なる麺(うどん、そば、中華麺)とも異なり、むしろスパゲッティの麺に似ている。スパゲティは最初からトッピングが乗っているが、ラグ麺は自分で懸けるのと味が香辛料で辛いのが特徴と言える。麺もシルクロードをその終点のローマ(イタリア)に伝えられた味なのかも知れない(写真上4上)。
そして、前記の突瀾茶が砂糖とともに出た。(写真上4下)黒茶というより紅茶であった。
写真には写っていないが、砂糖をトッピングしたトマトも出た。こういう食べ方は初めてであったが、塩をつけて美味しい果物は砂糖をつけても美味しいのかも知れない。
帰り際、かわいい男の子が目に入った。偶然とのことだが、モハメットさんの自宅の近所に住む家族らしかった。カメラを向けると可愛げにポーズをとってくれた。(写真上3右)。