20)Arachina スタッフとの 歓談 2007年の雲南省昆明の旅行以来今回まで連続5回世話になってきた中国旅行社CITSのArachinaの日本語スタッフと歓談をすることになった。
AraChinaの本社が桂林にあり、またこれまで世話になってきたこと、特にスタッフの沈慧香さんには当初から世話になっていて、麗江で発熱してホテルで養生しているとき見舞いの電話をくれて、心細さに花を咲かせてくれた沈さんには会って一言礼をしておこう。 また彼女が学校を出たばかりの初々しさのある時からの付き合いということもあり、またこの3年間で随分変わってきたなという印象を最近もってきたので、本当はどうなのだろう、という好奇心から沈さんからの提案に賛成して歓談する運びとなった。
AraChinaの本社には日本語対応スタッフが5名いて、当初それにガイドさんと自分をいれて5〜7名の懇親会ということになっていたが、他の1〜3名は繁忙と見え、結局Arachinaの二名の日本語スタッフと今回の旅行の世話になった王さんと自分の計4名の会となった。
今回の旅行スケジュールを決めるにあたって、桂林旅行を直前に中止するのではないかと思われるくらいの苦情を言わせてもらったのである。桂林旅行の計画は昨年の秋に一度検討し、そのときに大体の日程と旅行費用を見積もってもらったことがある。 実際には、洛陽、鄭州、開封、邯鄲、濮陽(ぼくよう)の中原にしたので、桂林には行かなかったのだが、そのとき見積もってもらった代金との乖離があったので、それを問題にさせてもらった訳であるが、その時のメール内容をすっかり忘れているようなのである。
しかし、そうではなくて、多分、沈さんは上司と相談し、上司はこちらの要望を呑めない対応を指示したに違いない。だとすれば、彼女の上司は出てこないだろう、と読んでいた。 しかしながら、もし全員出席になって、土産(簡単なものだが)が不足するとまずいと思い、ガイドさん含め計6個の簡単な土産を準備していた。宿泊ホテルの桂林環球大酒店(=桂林ユニバーサルホテル)からもAraChina本社からも歩いて行ける距離にあるレストランに着くと、既に、沈さんと、同僚の馬さんの二人が座を暖めてくれていた。
馬さんは漢中の出身とのことであった。三国志では馬超や、五斗米道の張魯や張衛の活躍した舞台である。馬超は一時、劉備の武将として大きな存在感を示したが、本人は出世欲や権力に対しては無頓着で、北方謙三版「三国志」では呂布に近い性格の持ち主として好意的に描かれている。劉備や関羽よりは、張飛と気心を通わせあった、という人物であり、魅力的に描かれている。
劉備軍の将軍には、他に馬岱、馬良、馬謖と馬姓の武将がいる。そして、AraChinaの馬さんは馬 慧明さんで、好青年であった。名前だけ見ると慧香さんと慧明さんで、まるで、兄妹の様な名前の組合せであった。この日は、冠岩、草坪郷、大墟古鎮と結構ハードだった為か疲れが残っていて、食欲がなく、折角の料理(AraChinaのおごりであった=写真1)をしっかり食べ損なってしまった。後で写真を見るとおいしそうで失敗したという思いが残ってしまった。最後に参加者一同の写真(写真2)を撮ってお開きとなった。記念品に馬超の勇姿を表現した「京劇人物造形芸術」をいただいた(写真3)。謝々! 彼ら両慧さんは、これから会社に戻って仕事をするのだそうだ。日本の高度成長時代と同じだ。
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