【08年7月19日】 下りきり、さわらびの湯も通りすぎ、いつもは飯能まで下るのだが、今日は気分が良いので、小澤峠を越え青梅に抜けるコースをとる。 小澤峠の下、三叉路の所で登りに備え休憩して一服。すると道の脇にログハウスが建っている。優雅だな〜と見ていると、そこの人がおいでおいでとこちらに合図を送ってくれる。なんだろと呼ばれるままに行ってみると、『一人でたばこ吸っててもおもしろくないでしょ、今コーヒー入れるから、一緒に飲んでいきなよ』とのこと。なんともありがたく優しいお言葉、遠慮なく、冷たいアイスコーヒーをごちそうに成った。なんでも以前はここが実家で大きな家が建っていたそうだが、道路の拡張で家はつぶし、今は浦和に住んでいるとのこと、畑仕事に週末来るためにこのログハウスを建てたそうだ。ログハウスは手作りで兄弟夫婦4人で3日でたてたのだそうです。すごい!!! ただ、もうすぐこのログハウスの前に道路が通り、今見えている隣の家も撤去されてしまうとの事。道路は広がり、我々通行者は便利になるが、昔ながらの風景もだんだんときえていってしまう。またそこにすんでいる人のことも考えると手放しでは喜べない。しばし談笑させていただき久しぶりに人の暖かさに触れ、疲れもすっかり癒えた感じ。丁重にお礼を述べ、小澤峠の登りに入る。まだまだ日本人は捨てたもんじゃない。などと思いながら必死に登る。この峠も以前MTBでトライしたが、途中で断念した峠、短いが勾配がきつい。ようやく登り切りトンネル前で一枚。その後トンネルを下り更に2回トンネルを抜け、小さな峠も2回、結構ハードなコースでやはり飯能までいけば良かったかとも思ったが、飯能にいってたら、あの冷たくも暖かいコーヒーは頂けなかったのだから、今日はこちらで大正解であった。結構疲れたが非常に充実したサイクリングで会った。本日の走行72km。 名栗のログハウスの兄弟夫妻様、本当にありがとうございました。 |