写真はセローの後輪。12万Kmを過ぎたが,スポークの張りは一度も調整してない。殆ど緩まないからだ。
写真のとおりリムに接続する部分でスポークは概ね90°曲がっている。写っていないが,ハブ側はストレートに突き抜け,そこでスポークの張りを調整する構造となっている。
近年のスポーク車は,いわゆるストレートスポークを用いていて,リム側もハブ側もストレートに抜けているものが多い。張り調整はリム側で行うのが一般的で,この点セローは逆でハブ側で行う。
ところで,セローの後輪スポークが緩み難い理由を考えてみた。目につくのは,チューブレスにする都合上設けられたリム内側のスポーク用出っ張り。この部分は半径方向に厚みがあり,リムが変形し難い形状となっている。
通常のリムはこれ程の剛性は期待できないから,ストレートスポークといえど緩みやすいのだろう。
一方スポーク自体90°近く曲がっているセローの方が,スポークのその部分は変形し易く,また接触面は摩耗し易い。結果的に張力が維持できず減少する可能性が高いと思われるが,それが顕著でないのはちょっと不思議だ。
セローの場合,前輪は他車同様のストレートスポーク構造となっていて若干緩むことから,後輪の形状,構造が緩み難い要因と推察できる。
セローの後輪を見ていて思ったことだ。
2026.10.24(土) |