コロナ感染が止まらない。連日増加していて,医療の限界もあり,自宅療養と称する切り捨て状態となっている。
医療の限界は当然あり,またワクチン接種もそうそう短期間には終わらないことは理解できる。それらが追い付かなければ死者がでるのは道理だ。
現状の問題は,どのようにして被害を局限するのかの議論が乏しく,また国としての見通しや計画が国民に周知されていない点だ。
単に自粛というのは,太平洋戦争時の『欲しがりません勝つまでは』と全く同じ構図だ。
現在有する資源をどのように使い,どのように追加手当し,いつ頃終息させようとするのか?或いはそれができる可能性はどの程度あるのか?
各国民がそれらを理解した上で自粛と言われれば,自分なりに必要性を認識できるから,やるべきことを自主的に考え実行でき,より効果的な行動が可能となる。
戦争であれば事情を全てオープンにする訳にはいかない面もあるが,ウイルス相手のことなら,相当程度知らせることができるだろうに,現在のコロナ対策は国民が実情を理解できていないという意味で,読み聞きする日本劣勢時の大本営発表を連想させる。
2021.8.19(木)
PS 感染防止のために,人流を局限することが効果を期待できるのは明らかだ。しかしその措置は全くとられていない。そもそも昨年一月,鎖国しなかったことが最大の失策だ。その後も大きな分岐点での誤りがある。
鎖国による損失は大きいが,それを行わなかった場合の損失は更に大きくなるだろう。方法論や細部で多少の不備があることは仕方がないが,大局を読み違え,初動対処を怠ると,取り返しのつかない事態となる。
今からできるのはロックダウンだろう。死者はまだ増えるだろうが,やらない場合に更に急増することを考えれば,今が行動に移す時だ。
それをやらなければ,いずれトリアージをせざるを得なくなるだろう。つまり助かる見込みの少ない重傷者ではなく,軽症者の医療を優先するということだ。最前線の軍医ならまだしも,現在の日本の医療機関ではなかなか大変な判断だ。
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