報道によれば,自衛隊の輸送機をアフガニスタンに派遣し,残っている邦人を救出する方針だ。出発は,早ければ今日。派遣概要はわからないが,日本からの距離を考えると,現有機種ではC-2が適当だろう。スペアを含めて数機程度だろうか?
しかしC-2はまだ運用し始めて間もないから,戦術能力は十分だろうか?とはいえC-130では時間がかかり過ぎる。C-130を使うとすれば,近隣国とのピストン輸送用が適当だ。まあ,輸送力よりも戦術能力を優先するのが吉だろう
任務に当たっての課題は被害局限。自衛隊の中では地上戦闘能力の高い空挺隊員等が武器を携行して同行するところまでは可能として,それを使用するための法整備ができていない。現在のアフガニスタンで,日本の刑法第36条,第37条適用以外はダメというのでは,話にならない。
また空港内での行動だけでなく,周辺空域における対空火器にも要注意だ。必要ならそれを制圧しなくてはならないが,現状では米軍頼み。情けない状況だ。
祈任務完遂。
2021.8.23(月)
PS その後 『加藤官房長官は、「タリバンによる,妨害する動きは見られていない」として,輸送の安全は確保されていると強調しました。』と報ぜられた。
何というか,世界中に向けたバカ丸出しの政府見解だ。今回の行動には危険が付きまとうことは明らかであり,『危険な任務をどう遂行するか』と考えるべきだ。危険だから自衛隊が行くのであり,安全ならANAでもJALでも全く問題ない。自民党はもう少し骨があるかと思っていたが,他政党同様腰抜けだ。こんなことをやっていると,極右政党の出現が期待され,それが支持されるようになるだろう。
更に,『安全が確保されているから救出する』ということは,『危険なら見捨てる』ということであり,それはつまり,国家としての体裁さえ備えていないということ。三流以下の国と言われるだろう。
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