報道によれば, 2023年6月14日,岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場において,18歳の自衛官候補生が89式5.56mm小銃を自衛官に向けて発砲し,2人が死亡,1人が全治3ヶ月の負傷を負った。
現場では,今回のような事件が発生するとは考えていなかったようで,本来射線についてから装填すべき銃弾を,それ以前に装填して犯行に及んだものだ。
今回の件は基本射撃場におけるものだったが,銃をはじめとする各種兵器は本来戦場において使用されるものであり,当然事前に弾を渡されている。味方を殺傷しようと思えば,難しいことではない。
軍紀の維持は,軍隊にとって最重要課題だろう。自衛隊は最新の兵器を備えていても軍隊ではないから,それができ難いという意味で根本的な弱点を持っている。
法律を整備しなくては,有事に役に立たない張子の虎だ。
2023.6.22(木) |