過去,街で出会った単車達で取り上げたことがあるCB1300SF。私はスーパーボルドールしか乗ったことがないが,カウリングの有無以外あまり違いは無さそうだ。
この単車を再び取り上げようと思ったのは,何の変哲もないスチールのダブルクレードルフレームなのに,他のホンダ製四気筒とはかなり違うからだ。
最大の理由はエンジンの完成度にある。低回転から高回転まで,スロットルに遅れることなく、リニアに反応するからと想像するが,決して高剛性とはいえないフレームとのマッチングが上手くとれている。
まあ最近のモデルはスロットルバイワイヤーとなり,ユーロ5をクリアしているから,多少変わっているかも知れない。
重すぎるとかサイズが大きすぎるという話も聞くが,短足形態174cmの私が乗ってみると,外観から受ける印象程には大きくない。
200キロ以上の高速域では印象も変わるだろうが,公道用として日本の交通事情に適している。
もしリッターモデルに乗るとしたら迷わずこれを選ぶだろうが,残念ながら私はオフ車ばかり乗り継いでいる。オフ車を降りるときにはこれにしようと,密かに思っている。
2023.7.11(火) |