セローの前輪アクスルシャフト用ナットは,後輪用と異なりフランジが無い。前後輪どちらもワッシャーを使っていて,同様の締め方をしているのだから,何故前後輪で異なるタイプのナットを使っているのか疑問だ。前後輪のナットは,ネジ径もピッチも同じなので,後輪用ナットを前輪に使ってみようと,先日部品を注文した。
アクスルシャフト用ナット程度であれば,あまり気にならないが,例えばYZF-R1のようなフルカウルモデルの外装だったら,『同じモノを供給しろ』と言いたくなるだろう。カウリングを固定する数本のボルトが銀色で,交換した1本だけが黒色だとしたら,ちょっと許せない。
想い起せばヤマハ車では,過去同様のことがあった。それはXT250Tのドリブンスプロケット。新車に付けられているものと異なり,黒色だった。何故このようなことをするのだろう?パーツを注文しても違うものが来たのでは,アテ外れ。ヤマハだから仕方がないというしかないのか。
ところでこの件,ヤマハのお客様相談センターに電話してみた。現状の理由の他,ヤマハの部品供給システムがどのようになっているのか知りたい旨伝えた。
後刻,折り返し電話があった。当該パーツが改良された場合,元の部品番号で注文しても,改良版が供給されるとのことだった。説明どおりなら,現在店頭に並んでいる最新型には,改良前の古部品が使われていることになる。それはオカシイ。
それに,改良版は部品番号が異なるとの説明だったが,ナットの入っていた袋の部品番号とパーツリストの部品番号は,同じだ。同じ部品番号で複数種類の部品が存在することが明らかになった。あるいは,袋の表示と実際に中に入っている部品が違うということだ。それは,部品管理体制が不合格ということ。
旧年式にも改良部品を供給する方式は,どのメーカーでも行われているのだが,ヤマハの場合はそれが最新型のパーツリストに反映されていない。最新型のパーツリストには,旧年式の部品が掲載されていない弱点がある。
その点,ホンダのパーツリストは良くできている。XLR250BAJAもXR600Rも逐次改訂版が出されていた。最新版のパーツリストには旧い年式のものも載っていて,部品変更の経緯がわかる。最新版を買えば,旧年式車両のパーツも分かるようにできているのだ。
旧年式用のパーツリストが継続して発売されるならヤマハ方式でも構わないが,実際には在庫切れ以降は入手困難だ。
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ところで前輪に使おうとしたフランジ付きナット。残念ながらシャフトの長さがギリギリで,セルフロックするにはするのだが,僅かに緩めばその機能が失われる。結局使用しないことにした。フランジナットに変更するのだから,ワッシャーを外しても良さそうなのだが,後輪にはワッシャーが使われているから,それなりの理由があるのだろう。
2016.3.14(月)