40年以上にわたって活躍している,国産初のジェット輸送機だ。入間基地周辺ではしばしば見かける。
しかしこのC-1,輸送機としては極端に航続距離が短く,海外への運航は,設計が遥かに古いC-130に頼らざるを得ない。公表されている性能によれば,北海道から沖縄の距離でさえ,途中で燃料補給しなくてはならない。単車でいえばトライアル車と思えば良さそうだ。
その程度の性能しか与えられなかった最大の理由は,開発に際して長航続距離機に対する野党による批判があり,意図して短距離機にしたことにある。このことが,輸送機としては決定的な弱点となった。到底名機とはいえない。
同様の事情で,日本はF-4EJ戦闘機導入にあたりわざわざ空中給油装置を取り外した。当時二十歳前後だった私は,何と馬鹿なことをするのだろうと思ったものだ。そのような方向に向かわせた野党は支持できない存在であり,その後次第に議席を失い,ほぼ消滅したのは当然のことだ。
C-1輸送機は,今後C-2に置き代えられる。次の輸送機は,名機となるだろうか?
2016.11.4(金)
|