加計学園における獣医学部設置に関し,政治家の関与による不公平があったのではないかとの意見があり,そのことがほぼ毎日報道されている。そのことはきちんと調査され,事実を公表しなくてはならない。
しかし今日の話題の焦点は,なぜ何十年も獣医学部設置認可がおりないのかという点だ。報道によれば,現状で需要と供給のバランスがとれているかららしい。文部科学省も農林水産省も,その考え方のようだ。
それは表向きの理由だろうと想像する。何故なら,新しい大学や新しい学科を創ることは,日本においては自由であるべきと思うからだ。自由といっても,設置基準をクリアすることは当然だ。
その上で,供給過剰となれば淘汰される大学がでてくるだろう。それもまた自由競争の社会では当たり前のことだ。それを行政がコントロールするところに違和感がある。
ところで,ライダーであれば一度は聞いたことがあるだろう有名な話がある。それは本田宗一郎と通産省のやりとりだ。車の貿易自由化を前に,通産省は車を造るメーカーを,その時車を製造していたメーカーだけにする法律を作ろうとした。
二輪車を製造していた本田宗一郎は,それに猛然と反発した。『車を造りたい者が造れないとはどういうことだ!競争は自由だ。』との趣旨で意見を述べたが,相手にされなかった。
そこで法律が制定される前に実績をつくってしまえ,ということになった。誕生したのは,量産はされなかったS360。結局法律はボツ。その後のホンダの活躍は,多くが承知している。
獣医学部も同様ではないかと,一ライダーとして思う。
ホンダが次に対峙するのは,経済産業省,国土交通省及び防衛省だ。それはホンダ製戦闘機を造る時。車を造る時と比較すれば,数段高い壁がある。
2017.7.11(火) |