1 二週間前にバッテリーを交換した。電圧低下に起因すると考えられる症状が継続したからだ。症状は,
@エンジンが温まった状態で再始動する時,圧縮上死点前でセルが回らなくなることがある。しかしもう一度回せば,始動する。この症状は一年位前から時々みられた。
A寒い朝,その日一回目の始動をしようとするとアフターファイアが発生する。それでもセルモーターを回し続けると,始動する。始動するまでに要する時間は通常より長く,二秒程度。正常時は,長くても一秒以内。アフターファイアは,バッテリーを交換する一ヶ月位前からみられた。
ただし冬季でも,早朝以外の時間帯において,その日最初の始動でアフターファイアが発生したことはない。早朝にアフターファイアが発生した日でも,その後当日内に再発したことはない。
2 バッテリー交換後の変化 @バッテリー交換から二週間。エンジン停止後の再始動で,セルモーターが回らなくなる状況は発生していない。
A早朝の寒い時でもアフターファイアは発生していない。
B温間時のアイドリングが下がった。交換前は1,500rpm程度だったが,明らかに回転数が低下し,約1,400rpmとなった。なお冷間時の回転数は,殆ど変化していない。
3 以上のことから,FIセロー250におけるバッテリー電圧低下の明瞭な兆候は,次のとおりと考えられる。
@エンジンが温まっている状態での再始動時,セルが回らなくなることがある。
A気温が低い状態における当日一回目の始動でアフターファイアが発生することがある。
4 症状の原因推測 @セルモーターの駆動力が弱まることは,単純に電圧低下によるものと推測できる。
Aアフターファイアについては,セルモーターを回すこと及び燃料ポンプを作動させることに電力を取られ,回し始め時点でスパークに必要な電力が不十分となる。この時燃料は噴射されているので,シリンダー内及びエグゾーストチューブ或はマフラー内に生ガスが溜まる。
セルモーター起動時には大電流を要するが,直後に電流が減少し,スパークに必要な電圧が確保できる。そこでシリンダー内で燃焼した後,エグゾーストチューブ或はマフラー内に溜まったガスに伝播し,アフターファイアとなる。
5 以上,素人なりに原因を推測してみた。まあ症状が徐々に出てくるのは良いことだ。バッテリーがなければ一歩も動かない現代の単車において,バッテリーの突然死は致命的だ。徐々に症状が出るのは,大変助かる。なお,アイドリング低下については,ECUが関連しているのだろうが,推測困難。
2018.1.7(日) |