TVのニュースで,標題の件に触れていた。防衛装備庁が防衛分野で,将来における研究開発に資することのできることを期待し,先進的な民生技術についての基礎研究を公募し,研究者等に研究資金を助成する制度だ。
このことを十分に承知していなかったのでインターネットで調べていると,この制度に反対する意見が多いことに気付いた。特に大学が助成を受けることについて『軍事研究に当たる』として,日本学術会議が大学などの応募を規制する声明を出している。
また,この制度に反対する団体もあることがわかった。助成を受ける大学を中傷するような文面も見られることは,意外だった。
大学は研究機能を有しているのだから,その成果を期待するのは当然だ。
科学技術に軍事と民事の壁などほとんど無い。原子力発電と核兵器,大陸間弾道弾と人工衛星,爆撃機と旅客機。それらに技術的な面で各々特徴はあっても,基礎的なところは同じだ。
大学が研究内容を制約されるべきではない。研究はあらゆる可能性を発想するところから始まる。それを規制していては,委縮した成果しか期待できない。
2018.9.1(土) |