観光タクシーの運転手は、ハワイ島コナの南にプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園があるので、次はそこへ案内するという。ここには、ハワイ島の古代の神殿や養魚場、復元した先住民の家(写真1)がある。その家の中には当時使用されていたカヌーの複製もある。ハワイなどポリネシア諸島の古代神を象った木で作られた棒状の彫刻をティキ象という。この公園にはいかめしい顔つき、ユニークな顔をしたハワイに伝わる守護神として親しまれているティキ像が多く展示されてある(写真2)。そのため、わざわざこのティキ像を見たくてこの公園を訪れる観光客もいると聞く。公園の前は、美しい海が広がっている。 次ぎに案内されたのは、キャプテンクック記念碑が遠くに見える地点である(写真3)。この記念碑は、肉眼だと小さく見えるが写真だとあまりにも小さくてよく見えない。キャプテンクックはハワイ諸島を発見した探検家である。1778年にハワイ諸島を発見し、その翌年1779年にハワイ島先住民との争いで落命したという。その場所に記念碑が建てられてある。運転手によると車ではそこまで行けず、船かカヤックで行くしか方法はないという。残念だが、記念碑の対岸に車を止め遠方の記念碑を眺めた(写真3)。この地点で、運転手が我々客4人一緒の写真を撮ってやるというので、シャッターを押してもらう(写真4)。一緒に写っているカナダ人ご夫婦は農場経営者であるが、リタイヤし今では息子に仕事をゆずったのでハワイに来たという。 コナコーヒーファクトリー、国立歴史公園、キャプテンクック記念碑が見える浜の3箇所の観光を終え、午後2時に無事フェリー乗り場に戻る。ここから、再び救命ボートで母船“Pride of America”に戻る。昼食なしの観光だったのでお腹が空いた。船内のアロハカフェへのビュッヘで遅い昼食。もう少しでサンセットが終わる午後5時35分、太陽が沈む姿がとても綺麗だ。 ここハワイ島では、ヒロで観光タクシーに乗り溶岩とウミガメを、コナでは洋上にうかぶ船上から鯨のジャンプをみた。また、カナダ人夫婦と相乗りであったがコナでも観光タクシーに乗り、コナコーヒーファクトリー、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園、キャプテンクック記念碑が見える浜の観光ができた。カナダ人と相乗りであったお陰で、タクシー代は半額、それに加え車内で会話が弾み英会話の訓練もできた。これまでの学習効果が少しは出てきたようで、ある程度話せるようになった。まだまだ英会話学習の必要性を痛切に感じた3時間のツアーであった。午後6時に出航しカウアイ島へ向い、明日朝8時にカウアイ島ナウィリウィリに寄港予定だ。【2015.1.7】 写真1:復元されたハワイ先住民の家とカヌー 写真2:さまざまなティキ像 写真3:遙か彼方にキャプテンクックの記念碑が見えるのだが(小さく見える中央の白い塔) 写真4:観光タクシーで同席したカナダ人夫婦 平成27年2月28日(土) 自宅にて記す |