三ヶ島製材鰍フ進行中の現場のご紹介と家づくりに関する色々な情報をご提供するブログです。 木づくりの温かさと使い込むことによって味の出る良さをお伝えできればと思います。
 
こんな事もやっています。 〜イタリアンレストラン サイン〜

本日は、建築工事以外のちょっと面白い作業をご紹介します。

これはサイン(いわゆる看板や目印です)なのですが、先日

竣工した所沢市のイタリアンレストランのものです。


施主様希望の(けやき)の古材をカットして、ロゴを彫り

込みます。欅はもともと非常に堅い材ですが、年月が経って

締まっている
為より堅くなっています。因みに皮付きです。


材表面の独特の木目を生かすため表面は磨き、彫り込んだ部

分に塗装を施します。塗料は建物の木部に使われているもの

と同じ物です。


縦長の2つはトイレのサインです。

こちらは逆に表面を塗装し、彫り込んだ部分は無塗装にして

います。このあと下部に山をイメージしたマークが入ります。


建物自体にもこだわりがいっぱいですが、こういった細かな

部分も見応えがありますね!

(製作した大工さんは集中した作業のため少しグッタリして

いました・・・)


意外な(?)作業のご紹介でした。



それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/06/05 17:03:10|入間市 S邸
入間市S邸 〜木工事が凄いです!〜

本日は、入間市S邸の現場のご報告です。


こちらでは現在、外壁の下地貼りが終わり内部の木工事が

行われています。


タイトルにもある通り、こちらの現場は設計の方がデザイ

ン・仕上がりと本格的な職人技を両立するべく設計されて

いますので、非常に手間と時間は掛かりますが見応えのあ

るものとなっています。


写真は今回増築した2階部分の天井ですが、屋根の裏から木

材を組んで天井の仕上げの下地としています。

このあと仕上げの板材を施工していくのですが、これだけ

見ても凄いですね! 実際に寸法をあたりながら狂いなく、

角度の付いているところなど削ったりしながら組んでいきます。


また、それぞれの部屋の枠材も大工職人が1本1本削って組

み上げます。今回、やはり設計の方のこだわりでかなり緻

密な取り合いになっています。この道40年になる棟梁も、

『ここまでの設計はなかなか無い!』

と言っています。写真はその仕上がった枠材を部分ごとに

まとめたものですが、かなり細いものもありますね。


一見ゆっくりにも思えるこちらの現場ですが、実はしっかり

と手間を掛けながら着々と進んでいます。目が離せません。

これから徐々にその姿が現れてきますので楽しみです!



それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/05/28 19:29:42|住まいの情報
工事前の地盤調査をしました! 〜青梅市 S邸〜

本日は、家を建てるにあたって最初に大事な、地盤のお話

をしたいと思います。



「地盤」と言っても?という方が多いと思います。

が、実はこの見えない部分の調査と時には改良が家づくりに

はとても重要なのです。

最近はベタ基礎といって、建物の下部全面に鉄筋を配した基

礎を打つ事が多く、基礎を含めた建物自体の強度が上がって

います。しかし、地盤をしっかりと調査して建てていないと

基礎ごと建物が不同沈下(斜めに沈み込んでしまう)をした

り、基礎の下にすり鉢状の大きな穴が空いてしまったりとい

う事が起こるのです。

また、昨年秋より施行された「瑕疵担保履行法」により、こ

の調査報告書がないと保険に加入できず、完了検査などが受

けられないのです。(実質的に建てられないという事です)


今回、青梅市 S邸の着工に先駆けて地盤調査を行いました。

調査方法には数種類ありますが、今回「スウェーデン式サウ

ンディング試験」
をしました。

この方法は比較的簡易ですが、住宅などのあまり広大ではな

い土地の調査用としては 1.場所をあまり取らない事 2.測

定ポイントが近くても比較的正確な数値が出せる 等の点で

住宅向きと言えます。


方法を簡単に説明すると、

・ロッドと呼ばれる鉄の棒の先端にスクリュー状のポイント

 を取り付け、調査ポイントに鉛直に設置します。
             ↓
・ロッドに25kgの荷重をかけ、スクリューポイントが地盤に

 貫入するか確認します。沈まない場合、25kgずつ荷重

 を増やしていきます。
             ↓
・100kgでも貫入しない場合、そのままロッドを右回りに回

 転させ、25cm貫入させるのに要する半回転数を測定し

 ます。
             ↓
・強固な層に達した時点で測定を終了し、この結果から推

 定断面と長期許容支持力(地盤の強さ)を算出します。



データを取るポイントは5ヶ所(四隅とセンター)で、地面の白い

地縄は建物の位置です。

ちなみに、この測定データはGPS搭載によって正確な位置で、

また、無線通信によってサーバーに送られるため改ざんや

転記ミスが無い様になっているんです。


また余談ですが、中にはわざと良くないデータを出して地盤

改良の工事を受注する業者もいないとは言えません。

ですので、おかしい部分がある場合は費用は弊社負担で他の

調査会社に再調査を依頼する事もあります。


快適、安心して住んでいただくために、地盤はとっても大切

なんです。


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/05/26 16:33:53|住まいの情報
住宅版エコポイント対応 ! 内窓取付工事

本日は、最近知名度の上がってきた住宅版エコポイントの

お話です。



『実際、住宅版エコポイントって聞くけど、よくわからない』

『住宅にもエコポイントってあるの!?』


という方、多いと思います。

結露して困っている、冷暖房の効きが悪い、などといった事で

お悩みの方は是非、参考にして下さいね!


さて、所沢市のこちらのお宅では、今回2階の窓に内窓を

取付けられました。
(1階部分は取付済みです。)


ベランダに面した大きな窓や和障子の入っていた窓、また出

窓など色々なパターンがあり、それぞれに対応して取付がさ

れました。

まず和障子の入っていた窓ですが、和障子が嵌っていた上下

のレール部分に寸法に合わせた板材を固定し、そのあとで内窓

を取り付けます。

また、ベランダに面した大きな窓は見込寸法(窓枠部の奥行)

が少なかったため、「ふかし枠」という取付用の枠を内側に固

定してから内窓を取付けました。

既存の窓の金具と内窓の金具がぶつからないように、内窓の

金具の位置を調整して製作してあります。


これら取付に関する細かなところは、事前に現地を見させて

いただいて、施工当日は取付けるのみといった状態で製作さ

れます。

今回計6ヶ所の取付でしたが約2時間半で終了しました。

実際、施工後は外部の音がほとんど入ってこず、非常に静か

になりました。

また、冷暖房のエネルギーの窓部からのロスが減少し、快適

性のアップと省エネ効果(もちろん家計にも!)が期待でき

ます。

また、気になるエコポイントですが、今回の取付でのポイン

ト数は84,000ポイントでした。(1ポイント=1円相当、取

付費用は約26万円でした)

そしてポイントの申請は施工業者が申請書類を一式作成しま

すので、必要事項を記入していただき受付窓口にお出しいた

だければ完了です。(代行申請も可能です)


いかがでしたでしょうか?

比較的気軽にできる内窓の取付ですが、効果は思った以上と

いうお客様が多いです。

また今回はありませんでしたが、お風呂の内窓取付もオスス

メです。特に冬場のお風呂は温度が低く、具合を悪くされる

方が多いそうです。

気になる場所1〜2ヶ所から試されてはいかがでしょうか?



それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!




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2010/05/14 16:14:28|入間市 S邸
入間市 S邸 〜サッシ工事他〜

本日は、入間市S邸の現場のご報告です。


こちらでは2階および1階増築部分のサッシが入り、並行して

外部の板金工事、屋根の瓦積み、木部造作工事が進行中で

す。


今回増築している2階部分には天窓と張り出している部分が

あり、明るくて広がりのある空間になりつつあります。

サッシも大型の3枚引違いです。

この、張り出している部分は単なる出窓といった感じのもの

ではなく、デザインされた設計になっています! 出来上が

るのが楽しみです。(これは全体に言える事ですが)


1階部分の増築も進んでいます。やはりサッシが入り、造作工

事が行われています。


屋根の瓦葺きと板金工事が出来るとその後は外壁工事へと進

んで行きます。

増改築としては非常に手の込んだ現場ですが、着実に進行し

ていますね。



それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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