三ヶ島製材㈱の進行中の現場のご紹介と家づくりに関する色々な情報をご提供するブログです。 木づくりの温かさと使い込むことによって味の出る良さをお伝えできればと思います。
 
2021/06/04 12:05:14|住まいの情報
西川桧の特徴とは?
こんにちは!
今日は西川材についてのお話を。

先月行われた吾野原木センターさんの記念市で買ってきた丸太を挽いていますが、桧の色が凄いですびっくり
写真をご覧いただくと判ると思いますが、赤身(芯に近い内側の部分)の色がとっても鮮やかなんです。幸せ
もともと桧の赤身はピンク色をしていますが、ここまで濃いピンク色は『さすが西川桧!』と言いたくなります~。

というのも、この「色が濃い」というのも西川材の特徴だからなんです。
杉も同じように普通より赤身の色が濃く、赤褐色になっているものもあります。
また、西川材は脂分が多く、材木としての粘りがあって(曲げ強度が強いという事です)艶も良いんです。ピカピカ

これは西川林業地の土壌・気候が関係しています。
地域の大部分は秩父古生層からなる褐色森林土で、年平均気温12~14℃、平均降水量1,700~2,000mm、降雪は年3~4回と、比較的温暖なことがスギ・ヒノキの育成に適していると言われます。

この他にも「立て木」という西川林業ならではの特徴もあります。
これは、70~80年経った木を伐採する主伐時に1haあたり10~15本程度残し、100、200年の長期に保存するもので、所有者の特別な出資に備える物でもありました。その為、一定量の大径木が残ることになります。
記念市でも大きな杉、桧の原木が多く出品されていました。


これからも地域の材料をエコに使っていきますよ~拳


それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!



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