本日は、生垣や植栽のお話です。今年の梅雨入りは記録的な早さだそうですが、この梅雨時は
植栽の植物にとっても憂鬱な日々(!?)なんです。
生垣に使用する定番とも言える
「ベニカネメモチ」ですが、
別名の
「レッドロビン」という名前をご存じの方も多いと思
います。厳密に言うと、日本・中国原産のベニカナメモチとオオ
カナメモチをアメリカで交配させたのがレッドロビンです。
どちらもバラ科の常緑広葉樹で新葉が赤いのが特徴ですが、
在来種のベニカナメモチは葉が小さめで刈り込みがしやすく、
枝葉が密で美しい生垣になりますが病害に弱く、一方外来種の
レッドロビンは葉が大きめで枝葉が疎になる傾向がありますが
病害に強いという特性があります。
刈り込みの適期は6月下旬〜7月下旬と9月上旬〜中旬の年2
回で、刈り込みの後に真っ赤な新芽が出てきます。
そして、この梅雨時に多いのが
「ゴマ色斑点病」という、カビ
による病害です。もしも赤い葉に黒い斑点を見つけたらすぐに
落葉と共に処分し、病枝を剪定除去してください。
ベンレート
水和剤や
トップジンM水和剤(ホームセンターなどで購入できます)を
1週間〜10日おきに3〜4回散布すれば大丈夫です。
写真は、ゴマ色斑点病によって葉が全部落ちてしまったベニ
カナメモチです。可哀相ですね・・・
グリーンカーテンなど、植物に注目が集まっているこの夏です
ので、是非植栽共々健やかにお過ごし下さいね〜。
それでは、本日もお読みいただき有難うございました!
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