三ヶ島製材鰍フ進行中の現場のご紹介と家づくりに関する色々な情報をご提供するブログです。 木づくりの温かさと使い込むことによって味の出る良さをお伝えできればと思います。
 
2016/06/07 12:07:00|住まいの情報
山林の看板を補修しました。

本日は、弊社で所有している山林の保全についてのお話です。


弊社では檜を植えてある山林を入間市内外に所有しています。

この時期になると下草刈りを行いますが、今回は設置してある
看板の補修・建て替えも併せて行いました。

この看板は
『ゴミの不法投棄をやめよう』と呼びかけるものですが、標語の下には詩画作家、星野富弘さんの詩と絵がプリントされています。

群馬県出身の星野富弘さんは中学校の体育教師として着任した2ヶ月後、模範演技中に重傷を負い、肩から下が不随となってしまいます。その後創作活動を始められ、現在では群馬県と熊本県に美術館が開館しました。
そんな星野富弘さんの詩に感銘を受けた弊社の社長が群馬県へご本人を訪ね、詩と絵の使用をお願いしたところ、快く承諾いただいたそうです。

今回、腐朽していた木の杭を鋼管に替え、建て替えました。また、看板面の汚れも拭いて見やすくなりました。

これでしばらくは道行く方々に見ていただけそうです


それでは本日もお読みいただきありがとうございました!



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2016/05/31 19:01:00|住まいの情報
蟻害補修工事をしました。

本日は白アリの被害についてお話しします。家


先日お客様より『和室が大変な事になっているので来て欲しい!』とご連絡を頂きました。ムンク

こちらでは1年半ほど前に玄関の床などをリフォームさせていただきました。玄関の上がり框が白アリに喰われてしまっていたので、框と床のフローリングを新しくされました。
その際、業者さんをご紹介して、
白アリ駆除および防蟻工事をされました。
ですが今回、和室の角のあたりに白アリが入って
畳寄せと言われる部分をやられてしまいました。

お客様が気付いたきっかけは、最近和室の畳の上にナメクジがいる事が何回かあったためだそうで、とてもビックリして畳をめくってみたところ、白アリの被害が分かったそうです。
そこで防蟻工事をした業者さんに連絡したところ、すぐに来てくれて駆除、原因の究明をしてくれたとの事でした。ラブ
結果、防蟻工事がちゃんとしていなかった訳では無く、和室の外にあった
濡れ縁が腐朽していた事と、その接続部に近い戸袋の下に穴が開いていた事が原因でした。

前回行った防蟻工事では基礎内の土間と土台、大引や根太などの木材に薬剤を塗布していたので通常白アリが上がってくる被害は防げたのですが、外壁と内壁の間から入られてしまっては薬剤の効果も及びませんでした。
そこで原因であった濡れ縁は早速お客様自ら撤去されていました。

喰われていた和室の畳寄せを外すと、柱や畳の下の板は全く問題がありませんでした。

を加工し新しい畳寄せを取り付ければ補修は完了です。グッド

原因が分かって補修も済んだので、お客様もほっと一安心されたようです。
ただ、今後ももし何かあれば連絡して下さいね、と申し上げました音符
防蟻工事には
5年間の保証が付いていますから安心して下さいね!


それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!



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2016/05/24 15:44:03|住まいの情報
オープンガーデンに伺ってきました♪
本日は、お客様宅のオープンガーデンの模様をお伝えします。バラ

先月お引き渡ししたお客様のお宅でオープンガーデンが開催され、伺ってまいりました!
2日間行われましたが、両日とも好天に恵まれ、綺麗な庭を拝見しながらとっても心地よい時間を過ごさせていただきました〜
ラブ


        

建物の施工中から、お施主様がコツコツとガーデニング作業をされていました。珍しい薔薇をはじめ、100種類あまりの色々な花木が植えられていて、まさに花園といった雰囲気でした。チューチップ
特に色々な種類の薔薇はこの日のためにお施主様が手間暇かけて育ててこられた甲斐があり、見事でした。

      

そして石畳やレンガも全てご自身で運び、敷かれています。
最初の年でこれだけの完成度ですから、数年経ったら更に馴染んで深みが増してゆき、凄いことになりそうです
音符

       

会場では大工さんの手作り木工品や花器、鉢植えなども販売されていてこちらも盛況でした。ニコニコ

この度は誠におめでとうございます。ピカピカ
そして、有難うございましたびっくり

それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!



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2016/05/09 18:20:36|建築現場より
マンションの断熱改修をしました。
本日はマンションの断熱改修についてお話しします。

こちらは築35年ほどのマンションです。
入居されていた方が出られたため、以前から気になっていた
通路側の部屋の結露を解消すべく、大家さんから断熱改修工事をご発注いただきました。ラブ

施工前は外部に面した壁が結露でクロスが剥がれてしまっている状態でした。


  

今回の断熱改修では内側の壁のクロスを撤去した上に厚さ3cmの断熱材を施工する工法が使われました。
これは厚さがたったの1.2cmの
真空断熱材石膏ボードを組み合わせたもので、一般的な断熱材のグラスウールだと20cm以上の厚みと同等だそうです。ポカン

               

ちなみに今回の断熱改修では、最上階の部屋という事もあり、天井部分も一部同じ断熱材を施工しました。

断熱材を施工したら、目地を埋めて、クロスを貼り替えです。音符

  

そして今回、さらに断熱効果を高めるために内窓も付けています。
冬にならないと実際の結果はわからないのですが、これでかなり結露は軽減されそうです。グッド


      

結露というのは結構厄介なもので、いままで結露で困っていた部分だけ断熱を強化すると、今度は違う部分が結露し始める事があります。汗
これは、家の中で一番断熱性だったり気密性が悪いところが結露するためで、断熱改修というのはトータルで考えないと良い結果が出ません。
また、気密性をアップしても仕方が悪いと、今度は壁の中が結露してしまって柱などが腐朽してしまうこともあるんです。怖いですね〜。ムンク

皆さんも断熱改修をされるときは施工してくれる工務店さんなどにご相談される事をおすすすめします!


それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!



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2016/04/30 11:20:00|建築現場より
地盤改良工事をしています。
本日は、地盤改良工事についてです。家

熊本、大分では今もなお地震活動が収束していないなど、常に地震への対策を考えさせられるこの国ですが、建物を建てる際の最初の大事な工事、地盤調査地盤改良工事についてお話ししたいと思います。
 
今回、入間市の現場で地盤改良工事を施工しました。
通常、建築する際にはまず地盤調査というものを行ない、その結果で地盤の補強が必要かどうかを判定し、どの方法でどの程度行うかを決定します。
本

地盤調査の方法もいくつかありますが、住宅などの比較的小規模な建物を建てる際には「スウェーデン式サウンディング試験」という方法が一般的です。

          


この調査方法は、ロッド(鋼製の棒)の先端にスクリューポイント(ドリル状の先端)を取り付け、最初に5kgの荷重を掛けて地盤に沈むか確認します。沈まない場合は徐々に荷重を増やしてゆき、沈んだときの荷重と貫入した距離を記録します。100kgでも貫入しない場合は、ロッドを右回りに回転させて25cm貫入させるのに要する半回転数を記録します。そして、5cmあたりの半回転数が50回転以上になった場合や、岩盤など固い地層に達した時点で終了となります。
これを通常、建物の四隅と中心部で行ない、地盤の固さ(地耐力と言います)を総合判定します。


そして今回行った改良工事は、「柱状改良工法」というものです。
これは、羽根付きのドリルで固い層まで掘っていき、セメントと土を混ぜた改良体と呼ばれる直径50cmの柱を土中に施工するものです。
ちなみに、こちらの現場では約60本、深さは2.5m〜3.2mほど施工しました。


    

地盤改良工事は大掛かりでびっくりされる方もいらっしゃいますが、建物をいくら頑丈に作っても地面から傾いてしまったら大変です。
住まいと安心して永くお付き合いいただくためにも、しっかりとした地盤補強をおすすめします。
ニコニコ

         


それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!



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