ウォン・カーウァイ監督の映画って、気分的だなあという印象が強い。この印象は「2046」なるキムタクが出てた映画でそう思ったんですけども。筋が曖昧で、映像はやたらきれいで隙がない、けど、結局なんだかよく分からない、という。「2046」では、予告編に騙されてかなり腹立った思い出もある。まあね、気分的な映画だと、予告編では「こういう映画です」って伝えるのはほぼ無理ですもんね。
そんな経験があったので、今回も予告編を観た時に、紹介されてる話とは絶対違うだろう、と思ってた。予告編では、なんだかグランド・マスターを決める大会の話的なものか?と思わされそうになるけど、おっとどっこい、全然違う。グランド・マスターなーんてのを決めましょうってな牧歌的な事をやってられる世の中じゃあなくなっちゃうんですよ〜〜。という、一種の大河ドラマみたいな感じの話。で、これが気分的だから、話をうまく追っかけられない訳。
相変わらず、映像は凄い。撮影はクリストファー・ドイルかだれかかしら、と思ったら違ったけど。
で、主演の一人、チャン・ツイィー。彼女っていつもキイキイイライラした役柄なのはどうして?彼女の運動神経を表現できてる映画はたくさんあるけど、彼女の魅力を紹介できてる映画ってあるんですかね?ちょっと役柄を考えた方がいいんじゃないか、と思っちゃいました。
公式サイトおまけ:劇中のあちこちに色んな歌が流れる。歴史ドラマ風の話だから、その時々の流行歌なんだろう。1つ、聞き覚えがある曲が。チェン様の「奇蹟―ミラクル」のテーマソングじゃないですか!洒落た曲だなあと思ってたんだけど、実在の流行歌だったのか。多分「リンゴの唄」=終戦って我々日本人が思う、そんな普遍性のある曲なんでしょうね。