シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2014/03/21 23:44:01|映画 あ行
偉大なる、しゅららぼん
 なんというか、内向きの映画です。感想を書きづらい・・・・・・・。

 前半はおかしな学園ものみたいで、後半はお家騒動風になるんだけど。それに岡田将生君のヘタクソなトランペットが彩を添えます。
 でね、両家が持ってる「力」について、なんか、大した力じゃないなあ、という感想になっちゃうからまずいのだ。ので、自分が問題解決をするとすれば、出てけ、となれば、ハイハイ出ていきますわ、となって終了になりそう。別段こだわりを持つほどのものでもなさげ、と思いそうで。

 で、M田岳さんなんですが。この人の殿様言葉が志村けんを連想させなかったのはよかったです。半歩間違えれば即「バカ殿」ご降臨、になっちゃう危なさを抱えたセリフの連続だったんだけど、結局映画を観ている間は志村けんを全く思い出さなかったから。

 しかし、どうもピンとこない。となるとこれは原作に当たった方がいいのかなあ。「銀の匙」の原作は、すかさず大人買いして読んで、感嘆したわけなんですけども。でもなあ、この映画の原作にはそれほどそそられないんですよね・・・・。

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2014/03/12 21:34:00|映画 か行
銀の匙
 これ、いい映画ですね。原作を読みたくなりました。

 王道の青春ムービー、舞台は農業高校。あ〜〜懐かしい〜〜〜〜!!いや自分は大学ですけど、農学部ということで。獣医学科がどの学部に所属するか、東大や北大だと理U、獣医学部獣医学科ってところもあった。で、自分がいたのは農学部獣医学科。これは、よかったよなあ、と思ってる。農学部って、なんかこう泥くさくて、色んな人間が集まっていた。獣医学部とか理Uだったら、視野の狭い、鼻持ちならない人間になってたかもしれない。まあ、今も大した人間じゃあありませんですけどね。

 主人公の男の子は、なーんかひょろひょろしてて、後ろからコウモリ傘でグイとやりたくなるような奴なんだけど、なんだかんだやってるうちに段々たくましくなる。大動物と付き合ってると、どうしたって力仕事に強くなりますけども。

 映画はしかし、ただ牧歌的な話を描いているわけではない。特に酪農をめぐる現実問題は実に厳しいのだが、そうしたなかなか解決のつかない問題がきちんと描かれている。家畜とは何か、ということも。この辺は、ただ肉を食らい、牛乳にいちゃもんをつけたがる消費者の皆様にきっちり認識していただきたいことばかりだ。いつも思っているのだが、動物に関する問題は「可愛い・可哀想」なんてので解決するほど甘くない。これは小動物だって同じだけど、大動物についての問題はとりわけ、その手のハンパな感情が入り込む余地なんかない。その辺、逃げずに描くのはかなり難しいと思うので、それをやり遂げているこの映画は、いろんな方に観ていただきたいなあ、と思う。

 印象的なのが豚の屠畜シーン。実際に屠畜を行って、それを学生が見学するシーンなのだが、役者さんたちの視線や顔色を見てて、ああこれは実際に屠畜を見学しているな、と。その通りだったようです。逃げずに向き合った、若い役者さんたちに拍手!!

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2014/03/05 19:10:00|映画 な行
猫侍
 大泉学園のT・ジョイ大泉で観る。ドラマは超面白かった。映画は・・・・・・・、う〜〜ん。ドラマを観てた人と観てない人とでは、かなり感想が変わるかも。

 というのは、結構ドラマのシーンを使い回ししてたんですよ。それがちょっと納得できないなあ、と。ドラマをせっせと見てたから気が付いたんですけども。ただ、動物もの、特に猫を使うとなると、なかなかグッドなシーンは取りづらいだろうから、使いまわしはある程度しょうがないんだろうなとも思うが。 あと、ドラマだと面白さを出せるシーンが、映画だとちょっと弱くなるんですよ。
 映画の見どころの一つは、玉乃丞さまを抱きかかえたままの殺陣。侍が主人公なのにもかかわらずドラマにはほとんどチャンバラがなかったので、映画はどうかな、と思ってたんですけど、なかなかのチャンバラシーン!!で、そこは楽しく見ちゃいました。

 久太郎のナレーションは、相変わらず面白かったですね。顔と気持ちが全然一致してないのね。

 ドラマの面白さはどこにあったかなあ、と思うんだけど。くそまじめでゆとりとか遊びとかと無縁の人生を送ってきた班目久太郎という人物が、猫とついつい関わらされて、全然違う価値観を戸惑いつつ受け入れる、という過程がじっくり語られてる、のがよかったんですよね。こういうのは、ドラマ形式で語る方が説得性が出る。でね、猫が何にもしないというのがいいんですよね〜〜。犬が相手だと、なんとなくバディムービーもどきっぽい話になりがちで、そこに擬人化が入り込んで、そのたびにうんざりする。この話は、ドラマも映画も動物を擬人化しないのがとても好感が持てた。

 ので、この話は、ドラマを見るのがオススメかと思います。これは本当に面白い。時代劇なんだけど、誰も死なないし、悪役もいないし。
 ドラマのDVDを、実は手に入れちゃったんですが、購入したのではない。プレゼント企画に応募したら、なんと、当選しちゃったのだ!!いやあ〜〜、有難いっす!!しばらくは「猫侍」三昧になりそうだ〜〜〜!!

 
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2014/03/02 21:26:00|映画 さ行
スノーピアサー
 久しぶりの映画。2月は映画どころではなかった。この映画、やっとこ観ることができた。

 奇想天外な設定です。地球温暖化を抑えるために策を講じたら、効果が出すぎちゃって凍り付いてしまった。そこから人が避難した先が「地球一周電車」のスノーピアサー。この電車は永久機関のようなエンジンを持ってて、とにかくひたすら走り続ける。その中は、連結車両によって階層やら役割とかが決まってて、前に行くほど贅沢暮らし、後ろに行くほどど貧困、ということになっている。最下層の人達が反乱を起こして前へ前へ、というお話。いろんなエピソードが絡むのだけど、うまく整理されて結末へと進んでいきます。

 ほぼ全て、狭い空間内で話が進む。その辺は見たことはないけど潜水艦映画に似ているのではないかな。人間の格差をどうにかできんか、というテーマは、ここんとこのアクション映画の定番とも思える。だから、設定はビックリだけど、話の基本的な構造はよくありそう。でも、前へ!前へ!!というパワーとスピード感が凄くて、話にどんどん引き込まれる。映画が始まる前は誰かのいびきが聞こえてたんですけど、その人も起きちゃったでしょうね。
 それと、音。電車のがたごと音が、後部ほどひどくて、前に行くほど聞こえなくなる。この映画のBGMは基本的にはがたごと音なんですよ。映画館の座席が一緒に揺れたりしたら、相当リアルに感じられるかも。
 
 韓国の映画はなかなかあくが強いけど、結構好きなので、面白かったです。カギを握る人物と、なかなかコミュニケーションが取れない、というのも(英語と韓国語)なかなか・・・・・。とても魅力的に見えたのがコ・アソン。彼女の不思議な無垢な感じと視線の強さが印象的です。

 そうですねえ、「格差」がテーマになっちゃう=格差がないと、なかなかお話が作りにくいかなあ。「役割は決まってるもんだ」っていう主張も、ある意味分からんでもないから、なんとなく説得されそうになってしまうし。だから、存外深みのある話かもしれないか。まあね、よく考えてみると、ありえない話に決まってるんですけど、そこは考えないで映画の持つパワーにまかせて観ちゃうタイプの映画だと思います。

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2014/01/28 23:58:46|映画 か行
黒執事
 全豪オープンがようやく終わった、ので、やっと映画を観に行ける。

 で、この映画。自分は原作もアニメも知らないで観たから、知っている人とは当然感想が違ってくるだろうな。観に行った理由は水嶋ヒロですよ、お久しぶりです〜〜!

 「るろうに剣心」あたりから日本のアクション映画の特徴的なものがはっきりしてきたように思う。つまり「柔よく剛を制す」という。アメリカ製アクションって、でかくてごつい男やその類似品みたいな女が殴ったり銃をバンバン、辟易気味。でかくてごつい、んで弾が当たらない、勝って当たり前でしょうが。
 に比べて、日本のアクションは、優男が豹変する、という感じ。流麗なアクションを繰り出してバッタバッタ、いいですよ、こういうのの方が。

 この映画もその系譜。水嶋ヒロが披露しているアクション、とにかくかっこいい。

 お話は、割とありきたりなんですけども。で、セバスチャンは悪魔だから、なんでもありなんですよ。都合よくあちこちに出没する。ので、あまりドキドキハラハラがない。アクションの質が高いので、安心してそれを楽しめる感じ。これがつまらなく感じられる人もいるでしょう。この辺でまず、分かれそう。次が原作との乖離。セバスチャンが仕えている人物は、原作では少年らしいのだが、この映画では男装の麗人、ということになっている。なぜそうしたのか?これはですね、要するに映画的なバランスというか、男だらけにならないようにしてるということかな、と。男装の少女、とすることで、映画的な色気が加わるんです。この手の映画で男だらけになっちゃうと、むさくるしくなる。でも、この変更が気に入らないとなる原作ファンは多そうだ・・・・・・・。

 でね、自分としては、意外とセリフがしっかりしているな、と感じたんです。ラスト近くのセリフのやり取りが、実は一番緊迫感があって、これにどう返すのかな、とちょっとハラハラしちゃいまして。この辺は、水嶋ヒロが製作に関わっているのと関連しているのかな?文学賞を獲るような方だものね。マンガから引っ張ってきているセリフとは思えないし・・・・・・。

 さて、この映画で「ああ!!」と思ったこと。去年NHKでやってた「仕事ハッケン伝」。北九州市フィルムコミッションを仕切る市職員の仕事を紹介した回に出てたロケ地とかシーンとか、この映画だったんですね〜〜〜!!ビックリしちゃいましたよ。あーこれだったのか!!と思って。そのシーンでは、NHKの番組がダブっちゃって、映画製作の現場の情熱みたいなものを倍感じ取れたような気がしてます。粗削りだけど、魅力ある映画と思います。

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NHK 仕事ハッケン伝