シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2017/05/12 0:12:00|映画 か行
ゴースト・イン・ザ・シェル
 「攻殻機動隊」と「パトレイバー」って同じ作品だとずうっと思ってたんですよ。ので、攻殻機動隊アニメ映画の予告編を見るたびに、なんだか深刻そうだなあ、パトレイバーってギャグ漫画じゃなかったっけ?とすごい勘違いをしていたのだった。調べてみたら全然違う作品じゃないか〜〜。

 ということで、マニアックな人気を誇っているらしい「攻殻機動隊」の実写版です。主演はスカーレット・ヨハンソン。彼女は「モンタナの風に抱かれて」からずうっと見ていますけど、相変わらずお美しい・・・、しかも、なにかこう人間離れしている感じがあって。しかし、この作品のヒロインである「草薙素子」なる人物は日本人という設定なので、アメリカでは「なんでアメリカ人にやらせるんだ〜〜?」という騒ぎになってたそうな。日本ではそんな話が全く出ず、アメリカ人は不思議でしょうなあ。「スカヨハ攻殻」なんて縮めてるくらいだもの、別段我々は違和感なしなんですよね。彼女の風貌が日本人じゃなくなっちゃってる理由もきちんと映画の中で説明されてるし。アメリカ人は分からなかったのかなあ?オツムが悪いというか・・・・。

 お話はひねっていますが、まあ、十分ついていけます。桃井かおりさん、登場シーンは短いんだけどすごく印象深い。北野武はうーんどうかなあ?この人の役者としての凄い演技は、数年前のドラマ「点と線」で見ているので。。。。こういう方向にずれちゃうと、この人の凄みが消えちゃう気がしてねえ。で、それ以前にとにかくこの人のセリフが聞き取りづらいので往生しました。日本語をどう録音すると聞きやすくなるか、についてあまり関心がなかった、という事なのかなあ?

 舞台はトーキョーなのかもしれないんだけど、ありゃ香港でしょう。ああいう猥雑な都市は香港じゃないと撮れないかも。で、「ブレードランナー」を彷彿とさせるのだ。広告過多で、めっちゃ疲れそうな都市。こんなとこには住みたくないなあ、と。そういう映像も相当なものですが、なんかこう、「へえ〜〜」止まりなんだなあ。デジャブ感があって。

 こうなると、「攻殻機動隊」アニメを見たくなりますね。お話もさることながら、映像も、予告編を見た限りでは凄いなあ、という印象だったので。

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2017/05/10 22:12:12|映画 は行
美女と野獣
 エマ・ワトソン、綺麗だ〜〜〜。「ハリーポッター」シリーズの本篇は全く観てないんですけど、予告編は多分全部観ている、彼女が美しいまま成長していくのは奇跡みたいだなあと思ってたんだけど。

 堂々たるミュージカルで、音楽とお話を堪能しました。とにかく今の映像技術って凄いから、実写にして何ら違和感がない。

 で、このお話は「愛とは何か」というテーマじゃないかとよく言われているわけですが。うーん、そうは取れなかったんだな。

 お城があって、村がある。その村に住んでるベルと彼女のお父さんは村では変な奴と思われてるし、言われてる。なぜかというと、この親子はパリから訳あって村に移住してきた人間で、考え方だの行動だのが突飛に見えるわけ。お城は(多分)呪いのせいで村から隠されているんだけど、お父さんがそこに迷い込んじゃう、のも、多分その辺に理由があるんでしょう。
 ベルと野獣なる人物がちょっとずつ近づくのも、好きだ嫌いだよりか、価値観の違いを認め合って、という二人の幅の広がりに由来している感じがして。呪いを解くカギは「愛」というより「理解」のような。
 野獣なる人物を理解し敬愛しているのが実は召使軍団で、この人達の働きがすごく沁みてきます。なぜ、この人達が一緒に呪いをかけられちゃったのかもなんとなく分かる。

 ということで、村とお城の関係が最後に明かされますけど、自分の理解としては、こりゃ、呪いを解くには、どうしても外からの別の価値観の導入が必要だったのね、と。愛とかなんとかより、第三者委員会のような感じがしました。

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2017/03/29 22:09:07|映画 は行
パッセンジャー
 クリス・プラット。先の「マグニフィセント・セブン」で準主役だった人ですが、かなり気になる俳優さんになりました。この方が主役を演じる映画です。

 この映画の予告編を見た時は、原作はフィリップ・K・ディックじゃないかと思ったんです。ディックの「凍った旅 Frozen Journy」とシチュエーションは同じ(宇宙船の中の冷凍カプセルの人が起きそうになって・・・)と思ったんですが、違いました。要するに恋愛映画で、時間を語る映画でもある。舞台が宇宙ということで、宇宙が見えるシーンは本当に素晴らしい。で、そこにアクションがくっついてくる、あたりは「タイタニック」の変形ともいえる。

 宇宙が舞台の映画といえば、最近だと「ゼロ・グラビティ」か。凄かったけどねえ、なんというか、ああ次々トラブルが起こると、観てて疲れちゃうんですよ。この映画は、かなり余裕を持って宇宙シーンを楽しむことができる場面が多くて、デートムービーとしていいなあ、と思っちゃいました。ただし、甘い恋愛ものじゃないんだ。ビターなお話なんです、実は。これねえ、主人公二人がどちらもしっかりした役者さんだから、ああいう心理劇をきちんと見せられるんですね。あと、二人に絡むアンドロイドさんがなかなか面白い人です。

 「タイタニック」を観たとき、長々3時間やってたことって、ラストシーンのためだったんだなあ、と深く納得したんだけども、この映画のラストシーンもそんな感じがします。ちょっとビックリしました。なるほど、そう来たか〜〜。変形の恋愛ものだけど、この映画、好きだな。タイタニックより、ラストはいいと思う。

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2017/02/26 18:12:00|映画 やらわ行
ラ・ラ・ランド
 映画館は人でいっぱい。で、終わった後は、うーん、という感じの空気に。。。。

 これは、ミュージカルの皮をかぶったジャズ映画です。どうしてそうなったか、というのは、監督さんが「セッション」を撮った方だからだと思う。「セッション」は観てないんだけど、ジャズドラムのレッスンのお話でしたね。「ラ・ラ・ランド」はどうかと言うと、ジャズという音楽をどういう切り口で映画に仕立てるか、に対する新しい回答ではないかな。アカデミー賞はその辺を評価してるんじゃないかと思う。

 音楽をテーマにすると、よくあるのは、天才の評伝もの。これは、特にジャズ映画に多いと思う。もう一つは根性で練習して大成するのだ、という話。「セッション」もその系譜に入ると思う。この映画はどっちにもくみしない。夢はある、けど芸で身を立てるというのはなかなかうまくいかないんだよね、というお話にジャズが絡み、それをミュージカル仕立てにしてるんです。だもんだから、スチール写真や予告編に使われてる「ザ・ミュージカル」というシーンは本編中本当に数秒程度でねえ・・・・。カメラがさっさと撮り飛ばしている印象。けど、観る側はそれを期待して見に行くから、なんとなく肩透かしになっちゃってるわけ。ミュージカルシーンは本当に綺麗なんだけど・・・・・・。冒頭なんか、凄い長回し(のように見える)の撮影で圧巻のダンスを撮る、素敵なんですが。全体的には夢のある楽しいお話とも言えないので、味わうのが難しいです。

 観つつ思った事。安倍政権が女性の活躍を促進とか何とか言ってます。となると、そこらじゅうでこういう話が出てきちゃうんだろうな。お互いにお互いの夢や希望を尊重して動くと、いわゆる従来の「結婚生活」なんか成り立ちようもない。一緒に住んで、一緒になんかして、みたいな。あとね、女が本気で仕事する、それに本気でリスペクトする男なんか、日本にいるわけない。ずうっと仕事をしてる自分は、この件に本気で絶望してるところがあるので、観ていてその辺を突かれるのが嫌でしたね。日本は、何かしらんけど結婚しなくちゃ子供を生んだり育てたりする権利もないらしい(世間様的にそうなっちゃってる。ヘンな話だけどさ)ので、活躍して〜〜、と政府が言えば言うほど少子化が進む、ということになるのも確実だな、と。あーあ。

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P.S エマ・ストーンがアカデミー主演女優賞獲得。おめでとうございます。この映画のもう一つのテーマはズバリ「映画」ですけども、彼女はそれを的確に表現していたと思います。一生懸命なんだけど、なかなか報われない、その不安定さがよかった。作品賞は最後の最後でずっこけるという、アカデミー賞おそらく始まって以来の大間違いに巻き込まれちゃいましたけどね。







2017/02/08 23:54:03|映画 ま行
マグニフィセント・セブン
 「七人の侍」が大好きで、病院には「荒野の七人」のポスターを貼っているワタクシ。ので、この映画を観る前はかなり緊張してました。あーもしヘンな映画になっちゃってたらどうしよう?と思って。結論:杞憂でございました!!拳本当にカッコイイ男達の話です。そして、風景もなにもかも、本当の西部劇です!!

 いや〜〜カッコイイ男ばっかりじゃんかよ〜〜。デンゼル・ワシントン最高!!イ・ビョンホンいいぞお〜〜!!この人にはこういう役をもっとガンガンやってほしいです。七人を集めてゆくのもスッキリしててテンポがいい。その七人の個性がくっきりしていて分かりやすい、というのも上手い。で、「七人の侍」というか、黒澤明に対するオマージュ的シーン、「荒野の七人」を彷彿とするシーン、もうたまらない!!んでもって、今つくる西部劇ならこうする!!というのがはっきりしています。ザ・西部という風景をうんと引きのシーンで撮って、そこを馬が疾走してゆく。自分は馬乗りなので、馬のシーンには割と厳しいんですが、いやー凄いっす。一緒に自分も馬で走り回りたくなってしまった。そうです、お馬さん達も大活躍です。本当に大変なシーンが多かったと思うんだけど。このカッコ良さに加えて、この映画では、女が強いです。タフな女が出てくる、その辺も素敵です。黒沢好きの方、この映画は裏切りません。観るべし!!

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