シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2024/09/04 21:10:00|映画 あ行
赤羽骨子のボディガード
 日本独特の映画ジャンルに「不良学園ケンカもの」というのがある、と思ってて、まあ、今どきはかなり珍しいツッパリ(わ〜〜、埼玉だあ)がうじゃうじゃ出てきてかなりまじめにケンカする、という内容ですわね。一種のスポ根ものに近いと思ってるんですけど。で、若い役者さんの登竜門という。

 この映画は、ジャンルとしてはそれに近い、けど、コンセプトがかなり独特。ヤンキーがいて、ヒロインの女の子の幼馴染なんだけど、なぜか彼女の「ボディーガード」をやってくれ、とかなり強引に言われる。しかし、その役目は彼だけじゃなくて、彼女の周囲のクラスメート全員、ってとこが面白い。

 そうなると、メンバーを手際よく紹介して、誰もをうまくクローズアップして、を限られた時間でやる、のが難しいんですが、うまくいっています。敵方も結構多いので編集が大変だったと思うんですが、上手い。ケンカアクションも楽しいし、よくできてます。

 ビックリしたのが土屋太鳳さん。気が付かなかったよ〜〜。彼女、こういう役が向いてるのでは?

この映画、それ+ダンスで頑張る、という別の話も盛り込んでるので、さすがにダンス部の人達までは手が回らなかったようですが、ダンスシーンも本格的&本当の高校ダンス部も協力しているので、見応えありました。

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2024/08/08 23:09:00|映画 は行
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
 「NASAが認めた」とか「NASAが採用した」というのが、製品のステイタスになってた時代がありますが、その威信をつくったのは何といっても「月面着陸」ですね。これがしかし、フェイクなんじゃないか?というのは、当時から何かというと蒸し返されてる話題。それに題材をとった映画です。よくNASAが協力したなあと思うけど、最近はかなり落ち目っぽいもんねえ、こういう映画もまた、一種の宣伝になるんでしょうか?

 アポロ計画を進めていた頃のアメリカはベトナム泥沼戦争中で、TVを付けりゃ、真っ暗な話題ばかりが提供された頃、で、そっちに国家予算もつぎ込まれてて、とてもとても宇宙開発なんぞに金が回せない、それをどうにかするために凄腕の宣伝担当者のお姉さんが来る、彼女をスカーレット・ヨハンソンが演じています。レトロな衣装が似合う似合う、もう、女優さんって凄いですよ〜〜。

 彼女のいささか強引だけど効果てきめんな方法でもって、企業が金を出してくれて予算が潤沢になっていく、というのが面白いんですが、月着陸をミスなく中継するためにフェイク映像を同時撮影してそっちを流そう、というしょうもない作戦に彼女をのせちゃって、それからてんやわんや、という流れになります。けど、この映画はむしろ、昔の映画っぽい会話劇なんですね。だから、セリフが凄く早口で大量、字幕がかなりきつそうでした。

 でねえ、これ、以前から不思議なんですけど。月面着陸はいいけど、どうやって月から地球に帰ってきたんだろう?月って酸素がないから燃料を燃やすったってどうやって?と思うし、1/6とはいえちゃんと重力だってあるし、あんなちょろい宇宙船のかけらが月から飛び立てるの?月からの帰還工程がめっちゃ無理筋に思えてしょうがないんですよ。どなたか説明して下さ〜〜い。

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2024/08/03 22:25:26|映画 あ行
お隣さんはヒトラー?
 ナチス関連の映画、「関心領域」を観たばかりなんですが、もう一つの佳作。

 「関心領域」を観た時、色々呼応して思い出したのが「シンドラーのリスト」で、ああ成程、「シンドラーのリスト」にあった、毛皮のコートをはぎ取られるシーンが、「関心領域」の毛皮のコートを着てみるシーンに繋がるのかあ、なんて嫌な思いを一々してたんです。ナチスといえば、やっぱり「シンドラーのリスト」のイメージ。脳に刷り込まれちゃってる。

 この映画は、切り口が全然違います。隠れてたのに見つかって収容所送りになったユダヤ人家族は全滅、ただ一人生き延びたおじさんが、流れ流れてコロンビアに住み着いて。しかし、特にスペイン語を操れるわけでもなく、孤立して暮らしてるんです。隣にオンボロ屋敷があって、売りに出されてたんですけど、そこに引っ越してきたいわくありげな人物が、え、ひょっとしてヒトラーなんじゃないの?となって話が転がり出します。主に英語とドイツ語が使われるんですが、それが話の核の一つになる。後はバラの木、とか、犬、とか。

 凄いのは、特に前半がコメディーであること。ナチス映画でこういうのは初めて。主人公のおじさんはなんとしても証拠を掴むぞ!!と前のめりになって、ヒトラーの本も買い込むし、高そうなカメラも買い込んであれこれやる。おかしいんですが、なんとも切ない。絶対に思い出したくない人物について調べまくる、という皮肉が、コメディータッチでないと、辛い・・・、ってなりますもん。

 お隣同士だから、そうこうしてるうちになんとなく交流も始まって、しかし一方、という、ちょっとサスペンス要素も。どうなるでしょうか?

 観終わって思うのは、あーこれ、舞台劇にできそう。登場人物も限られてるし、うまく脚本をつくって舞台にしてみてください。

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2024/07/21 20:00:00|映画 か行
キングダム 大将軍の帰還
 う〜〜〜ん・・・・・。どうなんですかねえ?

 これ、原作を読んで知ってる方と、自分みたくぜーんぜん知らないのとは、受け止め方が違うんだろうな。「原作通りで、再現度が凄い」とかいう感想を読むと、なんだかなーと思っちゃうんです。

 役者陣は、原作のまねっこ乞食じゃないぞー、となるんだな。

 話は、相変わらず地上戦を俯瞰してあーだこーだ、という感じなんですが(だから、デジャヴ感って感じ。食傷気味になってしまう)、なんかこう、味方側の死者については色々味付けしてるけどさ、敵方だって、似たようなもんでしょ、だから、醒めちゃうところがある。
 1作目の登場人物が一応出てきますけど、特に何もしないんですよ。何しに出てきたんだ〜〜〜?って感じになっちゃって。

 総じて1作目のダイナミズムが感じられない、という感じでしょうか。

 にしても、龐煖って人、強すぎ・・・・。

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2024/07/01 20:32:05|映画 か行
九十歳。何がめでたい
 今年一番大笑い〜〜〜。草笛光子さん、チャーミング!素敵!!
唐沢寿明さんのコメディー演技は初めて観た気がするんですけど、めちゃハマってておかしいったら。

 草笛さんのセリフ回しが非常にクリアで、これにも驚いてました。きっちりはっきり聞き取れる。これ、うまく行ってない役者さん多いから・・・・。90歳でいらっしゃるんですもんね、凄いよ〜〜〜〜。

 それと、草笛さんが着こなしてらした衣装、ああいう風に和服も洋服も着たいものだ〜。センスいい!それも目の保養になります。

 あと、周囲の役者陣も凄い布陣&劇中、佐藤愛子氏のエッセイを草笛さんが朗読する、というのもあって、超贅沢。これは観た方がいいよ!!

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