2013年公開の映画。今回は、稲荷山公園の無料映画会、という野外イベントで観ました。色々と不手際が多い会でしたけど、とりあえず、途中でいきなり電源が落ちて終了とはならなかったのでまあ良しと。
竹取物語。日本最古の小説であり、日本最古の(もしかすると世界最古かもしれない)SF小説である、と思ってます。その映画化。どういう風にするんだろうと思ってたんですが、意外と、オリジナルな創作部分は少なくて、基本的にはまんま竹取物語です。最初のナレーションで竹取物語の文面がそのまま語られます。そこで入り込んでしまいました。
それにしても、世界的に、大昔の話って、マハーバーラタみたいな叙事詩というか、英雄がいて、神様とももめたりとか、チャンバラやったりとか、という「凄いだろう」話が定番。日本では、竹取物語にせよ、源氏物語にせよ、主人公の気持ちというか内側にフォーカスがいって、で、ハッピーエンドには、まず、ならないのね。つくづく独特だと思う。で、この映画では、ラスト、月に帰らざるを得なくなるのは、どうしてなのか、が大テーマらしい。竹取物語に出てくる色々なエピソードが、その理由を少しづつみせる、というような構成になっています。しかし、パキッと結論が出るわけでもないので、分かりづらいのね。どう受け止めるか、観る側に対する投げかけが大きい。
自分的には、「あーあ、子供のためとか言ってて、それが親の欲目に変わっちゃう、あーあ」と思いながら観てたんです。で、それに逆らえない、のか・・・・、とね。より良い生活、というのは誰だって願う事だしねえ、難しいな。
この映画は、その絵柄がアニメ離れしていて、作画は大変だったんじゃないでしょうか。気持ちの疾走感がバーッと出てくるシーンがいくつか、それには圧倒されました。アニメ離れしてるんだけど、アニメでないとつくれない。音楽も凄い。とりわけ琴が印象的です。なにか、前衛的な響きすら感じて驚いてました。
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