シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2025/01/24 0:13:52|映画 ま行
室町無頼
 いや~~~~!!面白かった~~~。邦画絶好調!!

 蓮田兵衛という人物は、一揆の首謀者として名前が残っているだけ、それを大きく肉付けして一揆の全貌を描いています。
 その人物を大泉洋さんが演じているわけですが、このお話、いくらでも堅い「義憤に駆られて~~」みたいにできたはずなんですが、おそらくは大泉さんのキャラに寄せて、飄々としてるけど、中ではマグマがたぎっている、という大人物となって、周囲が大きく動く理由付けにしています。一種当て書きと言っていいと思うけど、ドンピシャリ!!はまってます。

でね、こないだ「十一人の賊軍」を観た時、どうしてもこじんまりしちゃうなあ、「七人の侍」みたいな映画ってもう作れないのかなあ、と思ったんですが、できるじゃ~~~ん!これこれ、この映画だよ~~。

 主演&周囲の人達も凄いんですが(才蔵を演じた長尾君、孫悟空みたいだった~~)、見逃せないのが、更に周りにいる大勢の人達。飢饉の最中って設定だから、皆さんガリガリ、表情もキツイ、多分、相当減量して臨んだ方もいると思う。この辺も「七人の侍」の百姓軍団を思わせるんです。

 戦いの撮影も色々工夫を凝らしていて、ホント面白かった!!

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2025/01/17 22:16:00|映画 は行
はたらく細胞
 原作漫画の存在は以前から知ってて、患者さんにも勧められてたし、待合室に置こうかとも思ってたんですが、実行せず。で、映画を先に観ちゃうという・・・・。

 白塗りの緋村剣心がバッタバッタ!監督さんが遊びまくってるのが分かります。どう見ても、剣心のアクションじゃんか~~。パクってるわい。一方、セリフもどっかで聞いたぞ~~。あれえ、「翔んで埼玉2」のセリフじゃんか~!これはしかし、自作をパクってんだから、いいのか??

 しかし、内容は非常に高度。というか、NK細胞なんか、確か、大学の免疫学の講義かなんかで習った内容なんですよ。今や、そのレベルの知識がお茶の間に。。。。、オソロシヤ。

 この映画では、原作にない、細胞の持ち主、つまり人間の実生活のパートもあって、話がすっきりクリアにまとまってました。で、まさかの感動超大作風になるから~~~。

 とりあえず、原作を待合室に置こうかと思います。

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2025/01/08 22:10:04|映画 は行
ビーキーパー
 不死身のジェイソン・ステイサム~~~。彼がバッタバッタとなぎ倒す、お話なんですが・・・・・。

 ビックリしたのは、この話、導入が、自分も身に覚えのある「ネット詐欺」なんですよ。あーこれ、思い出したあ!!とムカついてました。PCの広告をちょっとクリックしたら、いきなり警告画面が出て、ブーブー鳴って止まらない。で、慌てて、そこに書いてある電話番号なんかに電話しちゃったら最後、巧みに口座番号やらなんやらをハックされて、騙し取られるって奴。この手口、こないだもどこかの自治会の人が引っかかって、何百万もむしり取られてましたね。この詐欺ってすごくよくできてる。漫画か記事かをネットで読んでて、「次へ」っていうボタン(マンガや記事の次のページをめくるためによくクリックする奴、これにそっくりなのさ))を押しちゃった途端にブーブー鳴り出して止まらない。

 これ、自分もやられて。PCを乗っ取られたか、と一瞬ぎょっとするんだよね、で、「マイクロソフトのサービスに電話してください」なんて案内が出るもんだから、思わず電話しそうになる。しかーし、ちょっと待て、マイクロソフトのセキュリティサービスなんか聞いたこともないし、そもそもそんなとこに電話して繋がるんか?と我に返って、とにかくPCの電源を完全に落としてから、別のアンドロイドタブレットとかで調べたら、や~~~~っぱ詐欺。も一回PCを起こすと、警告も消えてる。あっぶな~~~~。

 で、この手の詐欺広告が出てるのが、ママスタだのヤフー記事だの、マトモそうなサイトだから腹が立つんですよ。そんな詐欺広告を掲載許可するってどういうことなの?

 で、主人公の言葉が沁みる「年寄りは、誰にも相談できない」って。そうなんだよね、自分より年下の人間の相談は受けるけど、相談する、のはできない。「家族に相談しましょう」という警察の呼びかけって全然意味がないんですよ。

 で、こういう詐欺がアメリカでも大流行りなわけ?と思って暗澹とする。なんなんだよ~~~~。

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2025/01/01 20:45:00|その他
去年のまとめ
コメディー映画の秀作が多かった、と思う。ってか、コメディーを選んで観てたんでしたっけ?特にそういうつもりもなかったんですが。

 邦画なら、「八犬伝」がベストかなあ。洋画なら「シビルウォー」か「関心領域」か。「オッペンハイマー」もか。全部戦争絡みじゃないですか。やんなるなあ・・・・・・。

 いい加減本当の戦争を終わらせてほしい。プーチンさんてしょうがない人だと思うよ・・・・。







2024/12/20 10:01:45|映画 は行
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
 原作は児童書らしいんですが、銭天堂に来店する客は大人もいる、ってことで、「3歳児未満入場可」なんだけど、きっちり大人の鑑賞に応えるお話になっています。

 「願い事を1つだけかなえます」ってお話、古今東西多いですよね。「ドラえもん」シリーズは、ほぼほぼそんな話ばかりだし、「パタリロ!」にもあったような。宇宙人が来て、望みをかなえる薬を売りまくるんだけど、それにはトンデモナイ副作用があって~~。という。映画では、店主の売る駄菓子の効果や副作用っていうのが、「使う人次第」になる、というのがすごく面白い。ちょっと「笑うセースルマン」風なところもある話。

 にしても「駄菓子」っていうお菓子ジャンル、日本以外にあるのかしら?怪しい雰囲気の店構え&怪しいお菓子、ネーミングがダジャレ風なのも、いかにも「駄菓子」っぽい、こういう「子供が主たる顧客」という店の形態=治安がいい、という証拠でもあって、他国じゃ無理じゃないか、と思ってしまうのだが。

 お話の内容は、一歩間違えたらただただ説教臭くなってしまう所ですけど、天海祐希さん達役者さんのコンビネーションで、全然そうならない。小さいお話なんだけど、役者陣が子役も含め、大健闘しています。楽しいよ~~~。

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