シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2013/02/24 23:13:00|映画 あ行
アーティスト
http://artist.gaga.ne.jp/

20世紀最後のサイレント映画(といわれている)はアキ・カウリスマキ監督の「白い花びら」。で、この映画が多分、21世紀最初のサイレント映画でしょう。傑作だと思います。人を思いやる気持ちっていいなあ、というのが滲んでくるような。

 これをユナイテッド入間で上映してくれたのは大変嬉しかったんですけども。久しぶりにWOWOWで観たけど、いい映画だなあ、と改めてしみじみ。

 個人的には、身近な人を大切にする、考え方や行動が結局世の中をよくすると思ってるんですけどね。上から「世の中を変えるんだあ〜〜」なーんてやるよりか、きっと効率もいいんじゃないか。

  この映画の重要な脇役がジャックラッセルテリア。アカデミーがらみの作品で犬が活躍、というと、自分が知っているのはジャック・ニコルソン主演(で、彼が主演男優賞を獲った)の「恋愛小説家」で、それ以来かなあ、と。








2013/02/20 23:36:00|映画 ま行
ムーンライズ・キングダム
http://moonrisekingdom.jp/index.html
 久しぶりのエドワード・ノートン!&この映画館のあちこちに出没しているブルース・ウイリス(だって他に2作品でしょ、でもって、こないだの映画でも出てるし)にビル・マーレイ、というなんだか凄い俳優陣を取り揃えて、で、この人たちはみーんな脇役なんです。主役は子供。というか、ティーンズ。
 映画のしつらえはノスタルジックでおもちゃっぽい、可愛らしいんだけど、考えてみれば、登場人物の誰もが全く笑わない。全編仏頂面ばかり、というのも珍しいか。そこら辺、好みが分かれそうではあります。

 
 1965年。イギリスの小さな島(そういえば、「東京家族」も島でしたね)で、おそらく夏休みなんだろうな、あれこれ事件が起きる、という話。思春期って確かにこんな感じだよな、と思わせる。大人は周りを右往左往するだけ。色んな問題があって、10あるうち2個くらいしか解決しないんですけどね。そのために断固行動するのが、子供の偉いとこ、で、もたもたぐずぐずしてて、なんとなく先延ばしにしちゃう、という解決(?)にしちゃうのが大人。しかし、そっちも一理あるし。最後は「岸辺のアルバム」みたくなる、けど、うんと希望のある結末になります。こんな感じが一番納得できる。

 こういう淡々としたお話が、自分的には割と好きなので、楽しんで観てましたが、普通の人は寝ちゃうかもなあ・・・・・・。こういう映画が、少なくなってきてるような気がする。最近の映画もドラマも、事件が起こり過ぎ。バタバタ30秒毎位に事件が起きてないと、客を引き寄せられない、っていう感じの話が多過ぎる。そういうのって、観てて時々バカらしくなっちゃうんですよ。

 エドワード・ノートン。この人はウディ・アレンの「世界中がアイ・ラブ・ユー」で観た。この映画は、多分ウディ・アレンの映画で一番好き。そこでの彼のキャラは「気の利かないお人よし」で、ほぼそれを踏襲している様な役柄です。自分的には、こういう役が向いているのでは?と思うんですけども。他の役は観たことないから分からないんですけど。
 で、ブルース・ウイリス。タフなおじさんじゃありません。引き出しの多い方なんだな、と。ビル・マーレイは、いつもの「しょうがない人」。で、子供たちが頑張っております。PG12指定なのはちょっと惜しいかもなあ。







2013/02/11 22:51:04|映画 その他
LOOPER
http://looper.gaga.ne.jp/
 驚いた!!掘り出し物の一本。観ごたえありました。ブルース・ウイリスが出る、となるとなんとなくB級映画じゃないかという先入観があったんだけど。

 タイムトラベルものって、どうしても絶対矛盾が出てくる。それをいかに破たんさせずに話を構築するか、がキモ。それをものの見事にクリア!!ジャンルはSFなんだけど、昨今流行りのファンタジーお子チャマ映画からほど遠いのもいい。極めて硬質なサスペンスアクション。いや〜、途中で、これ、どうやって話をまとめるんだろう?と思ったんですけど、鮮やかな着地!!なるほど〜〜〜〜!!







2013/02/11 22:47:05|映画 た行
東京家族

http://www.tokyo-kazoku.jp/
 「東京物語」のリメイクといっていいと思う。そして傑作。橋爪功さんの代表作になるのではないか。
 小津の「東京物語」を現代に持ってくると?と考えてたんですが、鮮やかな回答・・・・・・。観ていて、もしかしてこういう話って1000年前くらいから普通にあったのでは?とすら思ったり。京の都に出た子供と、その親、とか。
 ああ小津映画だ、と思ったのがカメラワーク。ずっと低いカメラが冒頭から続く。これは、小津映画の特徴。で、後半に行くにつれて目線が上がっていった、ような。段々山田監督の目線に変わっていく。
 小津の視線は下の世代に対してシニカルだったけど、山田監督の目線は優しく、暖かい。そこがとても有り難かった。







2013/02/11 22:44:01|映画 やらわ行
レ・ミゼラブル
 
http://lesmiserables-movie.jp/
 まず驚いたのが、平日1回上映自由席が人で埋まってた事。年齢層も幅広い。「This is it」以来じゃないかな。口コミ評判、ヒット映画の原点。原作・ミュージカルが(多分)良い上に映画ならではリアリズムを追加して、更に役者さんの迫真の歌。
 ユゴーの原作を実は知らないので、事前知識0で観たのもよかったかも。
 中心のテーマは「神とは、正義とは」だと思うけど、間口が広くて色々考えさせられる。キリスト教徒じゃないから「神」についてはピンとこない、わけですけど、正義なるものが人により、立場により、コロコロ変わる、のは分かる。

 ひねくれた見方だと、こすっからい、自分の事しか考えない奴が、したたかに生き延びるもんだ、という話ともとれる。それもおおいにありでしょうし。こういう話、中国では受けが悪そうだ・・・・・・。中国での興行成績に興味がある。というか、革命話も絡む、上映できるんだろうか?007ですら削除場面があるらしいし。