シネマ日乗

最近映画熱がやや復活。旧シネマ日乗から、こちらに乗り変えます。 原則として、アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。その辺、ご留意ください。
 
2023/10/01 21:26:05|映画 ま行
名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
 ムービーに食傷して、シネマを観たい、で、この作品。ごく狭い空間でゴージャスな謎解きを楽しみました。

 ポアロもの、以前観たのは大昔、まだ子供の頃の「ナイル殺人事件」。殺されちゃう人の役をオリビア・ハッセーが演じておられました。子供だったのに、すごく印象が強い。今でも「ミステリ〜〜ナイル〜〜〜」なんて主題歌を覚えてるくらい。謎解きがね、もう脳みそに刷り込まれちゃってるんです。

 だもんで、ケネス・ブラナー主演のポアロもの、前回は同じ「ナイル殺人事件」だから観ず。今回は、今まで多分映画化されてない作品じゃないでしょうか?いや〜〜怖面白かった〜〜〜‘。

 ポアロさんは探偵業を引退して、ヴェニスでのんびり暮らしてるんだけど、有名人だもんで、悩める人達がわんさか押し寄せてくる、それをボディーガードさんが運河に放り込む、なーんて暮らしをしてるんだけど、ある時、旧知の作家さん(クリスティー本人っぽく感じてしまった)が、せっかくハロウィンなんだから、ってんでパーティー&降霊会に参加しよう、とかなり強引に誘う。で、立派だけどオンボロなお屋敷で。。。。。、というお話。1夜の話だから、全て夜、画面が暗い暗い、ので、ホラー風の演出が効いています。軽くギャーギャー言わされてしまった・・・・・。

 でね、観つつ、あーこれ「犬神家の一族」っぽいなあ〜〜、と。最初に年が明記されます「1947」つまり、戦争直後。「犬神家の一族」も、どうやら同じ年に事件が起きた、という設定らしい。横たわってるのは「戦争」。これに人生を狂わされた人達の話なんです。戦争ってホント、罪深いよなあ・・・・。

 あと、このお話とほぼ同じ設定で描かれている漫画。「スケバン刑事」の和田慎二氏が描いた「深海魚は眠らない」ですね。屋敷自体が密室という・・・、観つつ思い出しました。多分、設定を借りてるんだなあと。起きる事件は全然別物ですけど。アガサ・クリスティーの凄さですわね・・・・。

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2023/09/29 23:43:00|その他
ジョン・ウィック:コンセクエンス
このシリーズって、今まで1作も観たことないんです。今回は、要は真田広之さんを観たかった、だけ、といっていい。そしたら、ビックリのビッグネームの方が共演してて、オドロキ。はっきり言って、ジョン・ウイック氏はどーでもよくなってしまいましたねえ。。。

 だってなあ、今回だけで、あの人、のべ100人くらいは殺してんじゃない?しかも、全然カタルシスがない。もう、早回しにしたくなりましたよ。

 彼よりか、別の人物が凄い。目が見えないくせに、バッタバッタとなぎ倒す、だーれだこの人、ただもんじゃない、と思ったら、なんと、ドニー・イエンでした〜〜〜〜、ひゃあ〜〜、ドニー・イエンVS真田広之っていう、アクション大魔王二人がやり合うって、凄くない???

 あとは、ロケハンかな。よくこんな場所見つけたなあ、という場所が次々に出てきます。他はめっちゃくちゃだからさあ、大体大阪では八重桜が満開、ってことは、晩春でしょ、なのに(しかも世界中の殺し屋から狙われてるって話なのにどーやって戻ったんだ?)NYに戻ってみたら大雪って、どうなってんのよ?

 という事で、確か最初は奥さん&犬の敵討ちの話だった筈なのに、全然話が変わっちゃってるんだもの。なんか無理に引き延ばされてるジャンプ漫画みたいな映画でした。「リボルバー・リリー」の勝ち。

 そういえば、おかしな兄ちゃんが出てきます。この人、どういう訳か、世界中の殺し屋が掴めないウイック氏の居所をなぜか簡単に嗅ぎつけるんですけど、どーやって?結局分からんかった。あと、変なスーツ。防弾チョッキよりも有効そうなんですけど、説得力がないんだよな〜〜〜。ヘンなお話だったな〜〜〜。

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2023/09/08 11:02:05|映画 か行
キングダム 運命の炎
 「王騎」さんが主人公、と言えるのではないでしょうか?大沢たかおさんが、前2作と同様に、すんごい役作りをしています。

 お話はかなり単純なんですが(戦の実況中継ってどうしてもそうなりますね)、色々な駆け引きと、その実行と、その結果、って感じかなあ。

 にしても、殺す人数が半端ないなー、戦争ばっかりやってて、それでも絶滅しない、人間って何なんでしょう?と考えてしまった。まあ、つい最近だって、毛沢東がめちゃめちゃ殺しましたけど、でもやっぱり絶滅しない中国。のに、最近の「少子化」の進行でもって、いよいよやばいのでは、という噂・・・・。殺されても殺されても子供を産んで復活する、やっぱり女性に負荷の高い社会が、人口維持のポイントなんでしょうか?やだなあ。大体戦争で男どもが死んでいなくなっても、女性ががっちり子供を育てるパワーがあって、そのおかげさんで絶滅を免れてる、と言ってよさげだものね。男なんか、なーんの役にも立たん、という状況が長らく続いてたってことか。となると、今って前代未聞の時代ですわねえ。どうしても、男目線では観られない。
ちなみに、まだ、映画は続きます。ここで終わりかよ〜〜〜!

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2023/08/22 23:55:01|映画 やらわ行
リボルバー・リリー
 多分、和製「グロリア」なんです。テーマの一つはそれ。

 綾瀬はるかさんは、もう、さすがとしか言えない・・・・・・。よく考えると突っ込み所はまあまああるんですが、それは、映画というよりか原作に向かって言った方がいいんじゃないかな。

 非常に印象強いのは、銃の音。リアル。重いんですよ。銃自体も凄く重そうに見える。鉄製なんだから重いに決まってるんですが、それをリアルに描写してる映画ってあんまりないんですよね。更にそれを女性が巧みに操る、というリアルさを出すのは大変だったと思うんだけど、綾瀬さんの運動能力が生かされてて、しっかりそこんとこが表現されています。女性刑事が出てくるドラマなんか見てると、銃をそんな風に構えたら、撃った時に反動で腕持ってかれるぞ〜〜と思うことが多くて。

 実は、脇の役者陣が凄い。大正時代頃って、男女ともにこじゃれてますよね、服等々。綾瀬さんは勿論ですが、長谷川博巳さんなんかももうかっこいい。ああいう「紳士風」なお洋服というか、そもそも紳士風な人、絶滅してますから・・・・・・。

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2023/08/16 0:10:33|映画 ま行
ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
すんごいですね〜〜〜、トム・クルーズ!!

 結構長い(ような気がする)んですが、その間っず〜〜〜〜っと、ドキドキハラハラワクワクさせられる、アクションとスリルと^^^^。んで、えっっここで終わりなの?だもの、ひどいよ〜〜〜!!

 トム・クルーズさんの走りっぷりを見てると、衰えてないなあこの人、と唖然とするわけですけども、映画のつくりもいつもながらしっかりしてます。ど派手なカーアクションをローマの街(らしく撮ってる)で、んで、お次は電車大爆走という、映画に出てくればもう、ワクワクしかない、というシチュエーションのてんこ盛りなんですもん。大画面で観ないと、これはつまんないよ!!

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