こないだ観た「ジュラシック・ワールド」の続編。大変な結末になります。どうすんだ、これから〜〜。
恐竜が住んでるテーマパークの「ジュラシック・ワールド」は、前の映画で惨憺たる事態になりまして、結局打ち捨てられて、恐竜どもはそこで割と楽しくやってたんじゃないかと思うんですが。その島の火山が噴火する、恐竜は全滅しちゃうかもしれない、助けるのか?それともほっとくのか?行政はこの件について「や〜〜めた」となったので、主人公のお姉ちゃんが頼るのが、かつて「ジュラシック・パーク」を始めようとした財団。どう見たってアブナイじゃないの、なんでこうコロッと騙されるんだか、と思うんですけどね。主人公の頭が今一つ悪いから、困るんですけども。
案の定、財団が恐竜どもを助けようとする、その目的ははろくでもない、ということで、大騒動になります。前半は島ですったもんだしてて、後半はお化け屋敷風なんです。相当のサイズの恐竜を何十頭も馬鹿でかいケージに入れて置いておける、いったいこのお屋敷の地下室の広さはどうなってるの?とか、色々突っ込みどころは満載なんですが、まあ、いいか。
重要な役が、女の子。いつものギャーギャー役かと思ったらさにあらず、なかなかしんどい境遇の人なんですね。彼女の決断が大きな意味を持ちます。
さて、ところで、火山が噴火して溶岩だらだらの島で、恐竜は生き延びられるのでしょうか?似たような事が、かつて日本であったなあ。三宅島です。三宅島が噴火して全島避難、その時、固有種の鳥をどう保護する?なんて鳥類学者さんが心配してたんですよ。けどねえ、その鳥、さくっと他の島に移って生き延びてしまった。で、三宅島が落ち着いてきたら、つらっと戻ってきた、そうな。
映画の中で、島にはチビ恐竜が結構いました。うーん、結構うまくやるんじゃないかな。あるいは泳いで逃げちゃうとか。イノシシだって、鹿だって、クマだって、ホイホイ泳いで他の場所に移ってるでしょ。恐竜だって、その位できますよ、切羽詰まれば。そういうところを信じていいと思うんだ。動物はホント、ずるくてしたたかだから。
ということで、恐竜のリアル感は凄い。本当にいそうなんですよ。でも、でも、あの暴れぶりは違〜〜〜〜う。人間というか、観客が「こうならいいなあ」というのをやらされてます。ので、絶対に信用しないでください。
公式サイト P.S この映画でびっくりしたのは「神がどうこう」みたいな話が出てきた事。これ、「コンタクト」でも主人公を追い詰める話法として「神を信じるか否か」なんて質問があって、たまげたんですけどね。無神論者という立場はだめだ、という感性が全く理解できない。神様なんか、別に重要なヒトじゃない、というのが大方の日本人の考えでしょ。それを「無神論はけしからん」みたいに言われたって、困るんですけど。どういう風にアメリカ人とかに分からせればいいんでしょうかねえ?