シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2020/01/12 22:42:00|映画 か行
家族を想うとき
 原題は「Sorry we missed you」。これ、実は宅配便の不在連絡票の文言なんです。先の見えないお話で、あーこりゃ現代の「自転車泥棒」だなあ、と思いつつ観てました。「自転車泥棒」が指摘した問題が、ちっとも解決できていないって、どういう事なんでしょうかねえ?

 かつて江戸時代「百姓は生かさず殺さず」なんて言ったとか言わなかったとか。今はさしずめ「平民は生かさず殺さず」ってなもんでしょうか。そういうアリ地獄にはまってしまった家族の話です。日本でいえばリーマンショックか。そいう事件があって家も金もなくしちゃった家族がいます。とにかく金を稼がないと、でも、そういう仕事は長時間労働で、実入りは結局少なく、自分の身の安全の保障もない、せめて仕事のポリシーは守りたい、でも、そうすると家族にしわ寄せがいっちゃう。

 よくあるパターンですが、仕事がゲロきつなのに、このうちの息子さんがあれこれトラブルを起こして、親を振り回します。根本にあるのは絶望。息子が父親に「大学出たからって、まともな仕事なんかないじゃないか」と言う、のは正しい、と思っちゃうんです。
 姪っ子が就職した、会社が1つはなんとかファイナンス、一つはなんとかリース、要は金や物を転がす仕事で、そんな仕事、大学出てまでやるもんかい?と思っちゃってねえ。金貸しなんざ、ヤクザだってできるわけで、別に学歴なんか不要でしょうが、と。就活なるものの話も聞いてぶったまげ。200社もエントリーしたって、どういうことなんだ?

 仕事って結局何なんだ?で、人にここまで金というプレッシャーをよこす「家族」という組織ってなんなんだ?この映画はテーマも広いんですが、お母さんがやってる「介護士」の仕事の対象になっている人達はちっとも楽しくなさそうで。先進国が手に入れた「長命」が拷問みたいになっている、この現実。なにか、色々とち狂ってる、としか思えない。

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2020/01/03 0:05:22|映画 か行
決算!忠臣蔵
 いやもう退屈な映画で、よっぽど途中で出ようかと思ったくらい。「殿!利息でござる」みたいな感じを期待してたんですけど。

 自分は自営業者だから、金の使い方には四六時中神経を尖らせている。だから、観ててイライラしちゃうんですよ。

 最近思うに、力量のない監督が映画を撮ると必ず手持ちカメラでブレブレの画を撮ってごまかす、んですね。ちょこっと使うなら効果も高いけど、ああしょっちゅう出てくると、単に酔っちゃって気持ち悪くなりました。

 あとねえ、やっぱり、討ち入りの話って、別に好きな話じゃないからなあ。主君に殉じてどうこうって、何考えてるんですかあ?ってなっちゃうから。

 という事で、金の話ならもっとスパスパ話を進めてほしかったです。今年に入って既に2連敗かあ。。。。

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2020/01/01 23:22:00|映画 あ行
アナと雪の女王2
 という事で、元旦から映画です。とりあえず、この映画から。

 観終わったら、結構人が入っていたんで驚きました。そっか〜〜。前回と違って、この映画の歌を歌いまくってる子供を見かけないもんで、言うほどヒットしているとは思ってなかったんですが。歌ってる子供がいないのは、歌がちょっと難しすぎるからかも。
 アナもエルサも、ちょっと大人っぽくなって、それぞれ魅力的な人になっています。そういう描き方をしているアニメーション、凄いです。

 しかし話は、うーん、どうなんでしょうか。結局、エルサには心から信頼できる人が現れないんだなあ・・・・。姉妹というか、兄弟というか、身内ってのは大体うまくいかなくなるもんだ、と思っちゃってるから、ああいう姉妹愛的なものを全く信じられないんですよ。一国の主となると、相続の時大変だぞ〜〜、とか大人の私はつまらんことを考えてがっかりするんだ。

 ということで、あまり話に入り込めず。精霊たちもどこかハンパな描かれ方で、お話のの中の立ち位置がよく分からない。オラフはいい味出してます。ピエール瀧氏の雰囲気はよかったですもんね。それが踏襲されてました。あと、エルサが乗りこなす馬にハミを付けなかったのは、ディズニーの見識ですね。ホルターで乗り回すのを見てそーだそーだ!と思ってました。

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主題歌







2019/12/31 23:19:03|その他
今年のまとめ
 紅白が超つまらないんですけど・・・・。今年の映画はどうだったっけ?割と邦画を観てますね。で、やっぱり「翔んで埼玉」かなあ・・・・。バカバカしさが天下一品でしたね。

 年末、めちゃ仕事が立て込んで、アナ雪も観てないし、スターウオーズも観てない。。。ヤバイ!!ということで、来年はその辺からになるでしょうか。

 そうそう、こないだ「デスペラード」を観たんです。しょーもなかった。。。基本的にはマカロニウエスタン風のお話でしたね。1つの町の中でゴタゴタ話が進む。なるほどなあ〜〜、と。で、やたら顔の濃い人ばっかりで。やたらドンパチやってて、妙にかっこつけるんですよ。面白いというかなんというか・・・・。
 自分的には「レジュンドオブメヒコ」の方が好きだな。話はメチャクチャだけど、スケールがでかいから、騙されるんですよ。

 ということで、来年もよろしくお願いします。







2019/12/15 20:55:31|映画 た行
ターミネーター ニュー・フェイト
 「T2」が出てから、本当に長い時間がたったんですね・・・・・。世界の仕組みがあれこれ変わってきて、で、この映画です。「T2」の主要キャスト、というか、サラ・コナーとシュワルツェネッガー氏が再びバトルを展開します。

 リンダ・ハミルトンさんの存在感が凄いんです。なるほどなあ、「T2」以降の作品群がとっ散らかっちゃった原因の一つが、サラ・コナーの不在か、と思わされましたが。リンダさん、いい年の取り方をされてます!!

 もう一つ、この映画もその件については解決できていないのは。ジョン・コナーという人物が、どうしても魅力的にならないんですよ。「T2」以降の作品は、全部、そこんとこを失敗している。で、今回も。ええ〜〜〜、そういうのってありですかあ??と言いたくなっちゃいました。
 
 ということで、この映画と前の「ジェネシス」については、どうも、これからは女がリーダーになって、で、男はそれをサポートする、という方が世の中うまくいくんじゃないでしょうか?という示唆に見えました。どっちかだけ、ではダメなんですよね。

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