槐(えんじゅ)の気持ち

仏教伝来の頃に渡来。 中国では昔から尊貴の木としてあがめられており、学問のシンボルとされた。また止血・鎮痛や血圧降下剤ルチンの製造原料ともなる このサイトのキーワードは仏教、中国、私物語、健康つくり、先端科学技術、超音波、旅行など
 
2007/09/14 12:54:16|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-4-

北京空港でちょっとしたトラブルと薄氷を踏む想いをしたが、北京から約二時間、日付が変わったばかりの深夜0時半頃無事ウルムチ空港に到着した。同乗していた人達の流れに乗って手荷物受け取り所までスムーズに辿り着き、手荷物が廻ってくる間、迎えの人達の人垣に目を遣り、ウルムチ到着後、最初の写真を片手で撮った。(写真上1)

多くの人が深夜にも関わらず出迎えているのが見えた。あの中に今回お世話になる駱さん、そしてご主人の張さんも混じっているはずだ。こんなに遅く申し訳けないことだ。

既に日が改まった深夜0時半過ぎだが、この時刻は北京時間のもの、北京からウルムチまで実質的な時差を考えると、まだ宵の口というろころなのだろう。この時間感覚が旅行中終始戸惑いを感じさせることになる。デジカメの日付は日本時間で設定されたままなので、プロパティで撮影時刻を確認すると、益々おかしなことになる。

手荷物を受け取り、出口に向かううち、満面笑顔の駱さんと、その側で大きく両手を思い切り振っている男性が目に入った。事前に写真をもらっていたので、この人が駱さんのご主人ということはすぐ分かった。この様子からこの人は善人だと判断できた。

彼らの車、パジェロで、空港から30分くらいの所にあるホテル、大陸橋酒店まで送ってもらい、電子化されていない薄暗いカウンターでチェックインを駱さんがやってくれて部屋に納まった。いつもの癖で、すぐTVをつけたら、なんと「西遊記」を放送していた(写真上2)。バス・ルームにはシャワー室だけだが洗面台含めて不潔な感じは全くしなかった(写真3)。

翌朝部屋の窓外には、街並みの向こうの砂漠と、そのかなたに山並みが見えた(写真4)。その色から山肌には殆ど草木の無いことが分かる。







2007/09/10 17:33:57|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-3-

【地図】
今から40年以上も前の高校時代、東洋史の授業で、タクラマカン砂漠という地名を何度となく聞きました。そのタクラマカン砂漠を南北に挟んで、南に崑崙山脈、北に天山山脈が位置している。ともに中国の神仙達の出身地で、「封神演義」、「西遊記」などに登場しています
そして、西安、敦煌へとつながっているシルクロードが、更に西に至り、トルファンで天山南路と西域南道へ分岐します。ここから天山北路沿いに60kmほど北西に行ったところにウルムチがあります。
 
ウルムチは人口200万人以上の大都市で、中心部の通りの車の渋滞は、日本の新宿、池袋を遥かに凌ぐように感じました。ホテルのどこの部屋にも置いてある備えつけの小冊子(中国語+英語)「新疆出遊指南 新疆」を見ると、最初に多民族地域であることに触れられていて、新疆地区には47の異なる民族からなる1748万人が居住し、13の主要民族の中で、ウィグル族が最も多く47%(817万人)を占めています。次いで、漢族(570万人)、カザフ族(128.7万人)、回族(78万人)、キルギス族(4万人)、錫伯族(4万人)、蒙古族(15.9万人)、・・・となっています。このうち漢族はウルムチに集中しウルムチの居住者の70%とを占めるようです。したがってウルムチの都市化の牽引役は漢族が果たしてきたといえます。
 
カシュガルは、天山南路と西域南道が再び交差する都市で南方にはカラコルムを越え、ガンダーラを経てインドにいたる所謂玄奘が通った天竺(インド)への道や、サマルカンド、ブハラ、アシガバードを経てトルコに至り、さらにはローマへ通ずる道の玄関口ともなったシルクロード要衝の地で、天山北路とのみ接点が無い。ここには、天山山脈からも崑崙山脈からも雪解け水が流れ込み、樹々や畑の緑を潤し、一大オアシス都市を形成しているのです。しかしここもウルムチと同様漢族の人口増加と共に都市化が進み、家の価格も上昇し、買いたいところが買えないと、ガイドさんがぼやいていました。
 
以上の様に、今回の新疆・ウィグル地区の旅は、ウルムチを起点としてトルファン、カシュガルの三つの地域の旅でした。
 
以降のコラムより、訪れた観光地ごとに写真を添えて、旅物語を心象を交えて記すことにします。
 
 







2007/09/09 3:05:26|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-2-
【旅の日程(最終版)】
成田での前泊と、帰途自宅最寄駅を通る電車の最終便に間に合わず、結局八泊十日の旅となった。また現地へ着いてからの日程も、飛行機のウルムチ着の時刻が深夜0:05で、睡眠時間不足にならない様、ウルムチ、トルファンの予定をいくらか変更した。以下の旅の日程表は、変更後の最終版です。
 
《D0=7/19(木)》  会社出勤 早めに帰宅後 西武池袋線 飯能から 池袋 日暮里経由 京成成田線で成田第二空港ビルへ 成田前泊 日航成田ホテル
 
《D1=7/20(金)》  成田9:00<中国国際航空CA422>北京11:45<乗り継ぎ>北京20:00<中国国際航空CA1295>ウルムチ0:05(7/21) ウルムチ泊
  ※北京11:45以降の時刻表示は全て北京時間(日本と−1時間の時差)、新疆地区
  とは時差が設定されていないが、北京とは実質的に−2時間の時差があり、新疆地
  区の会社の多くが新疆時間を使っている
 
《D2=7/21(土)》  AM10時頃 車で3時間のトルファンへ、蘇公塔、カレーズ、交河故城 人民広場 トルファン泊
 
《D3=7/22(日)》  朝8:00頃出発 高昌古城、ベゼクリク千仏洞、アスターナ古墳群、火焔山 観光後 途中風力発電プラントを見て、ウルムチに戻る ウルムチ泊
 
《D4=7/23(月)》  ウルムチ市内のウィグル自治区博物館 国際大バザール見学
ウルムチ見学
 
《D5=7/24(火)》  車でウルムチから240km離れた天池と、330km離れた五彩湾を見学。天池から五彩湾までは三角形の残りの辺を移動することになるので、240km+330km+αkmのドライブといった感じ。 ウルムチ泊
 
《D6=7/25(水)》  ウルムチから1310km離れたカシュガルへ1時間55分の飛行機での移動。ウルムチ8:15発中国南方航空、10:10カシュガル着後エイティガール寺院、バザール、香妃墓、職人街、カシュガル老城を見学 カシュガル泊
 
《D7=7/26(木)》  朝八時頃出発 カラクリ湖へ カシュガル泊
 
《D8=7/27(金)》  カシュガル人民広場周辺を散策後、16:15カシュガル発ウルムチ行きの飛行機中国南方航空CZ6806に乗り、ウルムチ18:10着 着後、張さんの学生時代の友人胡玉軍さんらと歓談のひととき ウルムチ泊
 
《D9=7/28(土)》  帰国の日(ウルムチ-北京-成田)、 ウルムチ9:40<中国国際航空CA1296>北京13:00<乗り継ぎ>北京17:00<中国国際航空CA421>成田21:00
 
《D10=7/29(日)》 7/28の西武池袋線 飯能行き最終電車に間に合わず、保谷行き最終電車に乗り、自宅から保谷まで迎えに来てもらい、自宅に着いたのは
朝4:00近くだった。
 
【宿泊ホテル】
成田以外のホテルは、全て駱さんが手配してくれました。
成田     成田日航ホテル  D0
ウルムチ   大陸橋大酒店(ウルムチ市北京北路1号、TEL:0991-7922856
                    D1、D3、D4、D5、D8
トルファン  トルファン大酒店(トルファン市高昌路422号、) D2
カシュガル カシュガル香都酒店(カシュガル市人民西路314号) D6、D7
     ※中国国内ホテルはいずれも三つ星ホテル。トルファン以外バスルームにはシャ
      ワーのみで浴槽がない、との事前連絡
 
【旅の費用】
成田-北京-ウルムチ間の航空運賃:
HISを利用したが予約の時期が遅れ、格安とは言えない174,060円(チケット158,000円+航空保険料・燃油サーチャージ料10,820円+中国入出国税等3,200円+成田空港施設使用料等2,040円)6月4日支払い(出発の45日前)
 
雑準備金:
衣服、下痢とめ当の薬、洗面用具、ウェストバッグ、靴等併せて20,000円ほど
海外旅行保険AIU加入代金6,000円
 
中国ウルムチ着以降〜ウルムチから帰国便に乗るまでの費用見積もりは駱さんが見積もってくれた 計10,975元(内訳は以下の通り)
 
  1.入場券      約185元(全コース現地払い)
  2.ホテル代     約2540元/8泊(三つ星、朝食つき)
  3.車チャーター代 約6550元(空港送迎、ウルムチ観光、トルファン観光、五彩湾観
              光,天池観光の4,300元+カシュガル3日間観光2,250元)
  4.飛行機代(ウルムチ<>カシュガル 1,500元(往復割引運賃)
  5.食事代      現地中国人並の食事 8×2=16食分 ?
  6.その他雑費   中国語ガイド(トルファン、カシュガル)約200元
 
  その他 3,300元+10,000円
     ・駱さんへの謝礼 として250元/日×8=2000元
     ・北京空港での損失 800元
     ・ホテルマッサージ 2回で200元
     ・みやげ等      300元+10,000円家内への土産
 
  合計14,275元+10,000円=14,275×17円/元+10,000円=252,675円
  その他のうち、北京空港での損失、みやげ、マッサージを除外すれば、230、575円
  
  更に成田-北京-ウルムチ往復航空券代174,060円を加えると404,635円、それに
  あまりはっきりしていない食事代を平均50元×16食=800元=13,600円を加えて
  418、255円となり、雑準備金26,000円を加えると444,255円の総費用となった。
 
  成田-北京-ウルムチ往復航空券はより早期に格安を予約できていれば10万円以下
  に収まるので、正味の旅行代金は344,000円程度になり、ツアーに参加した時と同
  等か、それ以下と言える。雑準備金を含んでも37万円程度で、内容(質)から言うと、
  十分納得行く費用だったと総括しました。
 
   持参した現金は、30万円で、うち25万円+1,160円+手数料を元に1元=16.1円で
   両替(100元札156枚)







2007/09/08 21:17:02|旅日記
中国 新疆・ウィグル地区の旅(シルクロードの旅)-1-
【旅日記序文】
2007年7月19日(木)から7月28日(日)の間、あこがれのシルクロードの旅(新疆・ウィグル地区)をしてきました。去年(2006年)11月に、杭州を旅行した時、日本語現地ガイドをしてくれた中国人女性(駱暁蘇さん=既婚)が、今回、
 
  ・旅の企画の作成
  ・ホテルの予約、現地ガイド(車と運転手さん付き)の手配
  ・中国語<>日本語の通訳
  ・写真撮影
  ・その他
 
の世話をしてくれることになり、実現することになりました。個人旅行であるが故の、薄氷を踏むようなこともありましたが、還暦の歳に記念になる旅を経験できたので、「旅日記」としてまとめることにしました。
 
【旅のきっかけ】
1)去年(2006年)11月、還暦の記念に中国の杭州市周辺を旅行しました。JTBのツアーだったのですが、他に応募者がなく(家内にも、「トイレ事情がね!」と言って断られました)、オプショナル・ツアーを含めて、ガイドさんと、マン・ツー・ウーマンで話す機会がありました。
 
2)その中で、かって私は西安、敦煌へ旅行したことがあり(この時は家内が同行)、次は更に足を延ばし、ウルムチ、トルファン、クチャ、ニヤ、ホータン、カシュガルといったシルクロードのまちを旅行したいと夢を語りました。
 
3)そうしたら、駱さんも来年7月新疆地区を時間をかけて旅行する予定。同行しても良い、という有り難い話が聞けました。
 
    ##後で分かった話しですが、駱さんのご主人はウルムチ出身で、大学
    時代の同窓会に出席するため帰郷する予定、その地までの往復を長時
    間ドライブで、あちこち観光しながら旅行する計画を持っていた様です。
 
4)杭州旅行のお礼とシルクロードの旅楽しみにしている旨のメールを駱さんに送信し、駱さんからは、「来年の夏、新疆の旅は若し都合が良ければウルムチで再会しましょう」
という嬉しい返信メールを頂き、以来26回のメール交換を経て旅の実現に漕ぎつけました。駱さんは日本語会話だけでなく、読み、書きも出来る素晴らしい人で、この人無しでは今回の旅の実現はなかった、と言っても過言ではありませんでした。
 
     【旅前の心配ごと】
旅に心配ごとはつきもの、とはいうものの今回の旅は、行き先、日数、単独旅、持参金、どれをとってみても、これまでの4回の中国旅行に比較して、破格。これらの心配ごとを記録しておいて、自分自身の次回の旅への役立て、またこのウェブを見てこれから中国旅行をする人の参考になればと思い、あえて記すことにしました。
 
1)本当の一人旅となる成田からウルムチまで何もなければ良いが。北京空港での国際便から、国内便への乗り換え、荷物の遺失、盗難。歳と共に、勘違い、思い込み、度忘れの頻度が通常の生活でも増え、周囲の人の指摘で、失敗に至らず事なきを得る、ということが増えている。まして中国語と言えば、謝謝、你好、再見、晩安、不要と、会話には役立たない麻雀用語程度。たとえ親切な中国人が指摘してくれても通じない。
<対策>電子辞典中国語版(音声出力可)を購入し、持参
 
2)健康面の心配
還暦を迎えている人間は決して若くはない。おまけに、厄年の時に脳梗塞、5年ほど前に狭心症で冠動脈にステント留置状態、そして現在は頚椎の椎間板ヘルニアで治療中で現在も薬を毎日朝7錠、夜4錠服用中。
<対策>薬10日分の持参、ホテルでマッサージのサービスがあれば活用
 
3)高山病の心配
観光予定のカシュガルカラクリ湖は海抜3000mを遥かに越える高地。酸素不足による障害がおこらなければ良いが。
<対策>携帯用酸素ボンベの持参、現地での調達
 
4)慣れない食べ物、水による腹痛や下痢を起こさなければ良いが。特に移動中に不意の便意や乗り物酔いに襲われなければ良いが。また寝不足に陥ると翌日が大変
<対策>下痢ストッパー、酔い止め薬、催眠薬(デバス)の持参
 
以上の心配ごとのうち、3)を除いては、いずれも予期できなかった出来事がありました。しかし、総じて期待した以上に楽しく、充実した旅を経験できたと思っています。これは
ひとえに、駱暁蘇さんと、ご主人の張乃宁さんのおかげといえます。彼らに謝謝。また「トイレ事情がね!」と言って同行を拒んだ家内も、快く選別つきで送り出してくれ、これにも感謝です。
 
では、次回から旅の詳細内容について「対日記」として記してゆくことにします。







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