ペットの話になると病気や尾切の話になってしまい
情けなく申し訳ない気持ちでいっぱいのぱんつです。
むしろもうペットの話題がない時は無事元気なんだと
思って頂いていいくらいでして><
体調の悪いコが出ると、ショップできいたり本やネットで調べたりしますが
意外に、該当する症状が見つからなかったりします。
飼い主さんのブログなどを探してみても、
病気について書かれている方は少ない印象です。
(十分探せていないだけ、というのはもちろんありますけど)
病気の記事は書く方も読む方もつらいですしね・・・
病気の記事をあげたりすると、批判的なコメントや誹謗中傷を受けたりして、
結局ブログもやめてしまわれた飼い主さんも何人もいました。
アドバイスをするならともかく、
わざわざ傷つくような事をコメントにつけなくてもいいのに; ;
実際には、私のように、病気のことについてネット検索している人は多いはずで
当ブログにも、「同じような症状なのですが」と問い合わせをいただくことが
しばしばあります。
やはり具合が悪かったり、いつもと様子が違ったりすると
不安になりますよね・・・
何かしら情報が欲しいという気持ちはすごく良くわかります!
しかも、爬虫類を診てもらえる病院は少なくて、
なかなか病院へ連れていけない飼い主さんも多いかもしれません。
幸いわが家は、自力で通える範囲内に信頼できる先生がみつかりましたので
ちょこちょこと通ってはお世話になっています。
ですので、先生にみていただいてわかったことや経過については
できるだけ他の飼い主さんにも情報提供できたらと思います。
現在、定期的に通院しているのが、富士山と多摩湖です。
今日はわが家の大黒柱・富士山についてのお話しです。
不調がはっきりと現れたのは今年の5月。
5月上旬の脱皮で、若干皮をのこしていたので
いつもは上手に全部脱ぐのになあ、と思っていました。
その約2週間後に再び脱皮、白くなり始めてからなかなか脱げず
(脱げるくらいに皮が浮いた状態にまでなかなかならない)
しかも、ふとみると、ひっくり返ってボーっとしている!!
自らひっくり返ってしまうこと自体異常ですが
ひっくり返ったまま自力で戻れない事も異常です。
実はしばらく前から、富士山の動きが鈍くなっているような印象がありました。
もともとのんびりしているヒトなのですが
手足の関節が固くなっているような感じがするし
後ろ足を引きずるような変な歩き方をしていました。
結局この脱皮の時は、1週間後に皮が完全に浮いているのを確認して
ぱんつがむきました。
6月に入ってからも、動きの鈍いのは変わらず、
むしろだんだんとヒドくなっているような印象です。
脱皮でなくても、時々ひっくり返っていることがあるし、
変なポーズで固まっていたりします。
↓あきらかに異常です・・・
ということで、6月半ば過ぎに病院へ行きました。
そこで先生からお聞きしたのですが、
最近、同じような症状(ひっくり返るなど)で来院するコが増えているそうですが、
原因はわかっていないそうです。
感染性の病気なのか?それとも別の原因なのか?
そして、多くのコは亡くなってしまうそうです・・・
とりあえず抗生物質のお薬を頂いて様子をみることになりました。
その1週間後にまた脱皮がありましたが、
この時も結局1週間近くかかってから、ぱんつがむきました。
でもひっくり返ることはなく、動きも少しずつ改善されてきたように見えます。
お薬が効いてきたのかな・・・
7月に入り、ひと月ぶりに再び病院へ行き、この時は
少し良くなってきた様な気がしますが・・・と先生に報告しました。
お薬は継続です。
変なポーズで固まる事もなくなり、動きもスムーズになってきました。
そして7月半ばの脱皮は、なんと白くなり始めてから一晩で
自力ですっかりきれいに脱皮できていました!
おお!絶好調!
動きもスムーズになって、かなり元の状態に近い感じです!
ひっくり返ってしまう事もたまにあるようですが
なんと自力で元に戻る事が出来ます!すごい回復!!
これはもしかしたらこのまま治るのではないかしら!?
と喜んだのもつかの間、
しばらくしてまた徐々に動きが鈍くなり始めました。
そして、現状では、最初に病院で見て頂いた時と同じか
少しずつ悪くなっているような感じです。
途中でお薬を変えたりしましたが、病状は徐々に進行しているようです。
今では、ほぼ普通に歩くことはできないようですが
いる場所やポーズが変わっているので動く事はできるということです。
ただ、前肢・後肢ともに、体を十分に支える事が出来ず
きちんと動かすこともできないので、ずるずる這うように
ゆっくりゆっくり移動しています。
危険なのは、方向転換などで体を折り曲げた時で、
そのままターンができないので、いきおい、ひっくり返ってしまいます。
そして、ひっくり返ると自力でもとにもどれません。
持ち上げて元に戻してあげても、
普通だったら4本の足でしっかり立つところですが
足はだらっとしたままで、顎で着地するような感じです。
特に、活動的になる夜は、動こうとする分
しょっちゅうひっくり返ったり変なポーズで傾いたりしています。
上の写真も、立ち方が不自然なのが感じられると思います。
救いなのは、まだ食欲があることです。
もともと、毎日1匹か2匹ずつ食べる、という食生活のヒトだったのですが
今もそれは変わりません。
ただ、頭をもいだ状態でコオロギ汁をなめてから、勢い食べる、
という感じなので、少しは食欲が落ちているのかもしれません。
体重は、5月くらいからほぼ変わっていません。
うんちは、ややゆるめですが、消化はきちんとできているようです。
一体コレはなんなのか・・・
先生のところに来院した他のコたちと
同じ病気なのかどうかもわかりませんが
同じような症状のコが増えているというのは気になります。
ちなみに、わが家の他の5匹で同じような症状が出ているコはいません。
抗生物質のお薬が効いているのか、そうでないのかも
実際のところはわからないのです。
お薬が効いているから、進行が抑えられているという可能性もあります。
来院したコの多くは、亡くなっているそうで
富士山は長くもっている方だということです。
なにか新しい感染症なのか、それとも何か環境の影響なのか
年齢によるものとか遺伝とか、いろいろ考えられます。
とにかく。今できる事は。
お薬を飲ませること、ごはんを食べさせる事、
そして今まで通り、淡々と日々の生活を送る事。
そして、獣医の先生に、少しでも病状を知って頂く事で
いつか遠い先の未来ででも、このヒョウモントカゲモドキの病気の原因が分かり
治せるようなモノに変わって行くためのほんの小さな一粒の資料としてでも
富士山の病気が役立ってくれますように。
極端な話、こんな症状のヒョウモントカゲモドキがいますよ、
ということが先生のところに情報としてもたらされるだけでもいいんです。
そういう小さな小さなことが積み重なって、
いつか、治るコが出てきてくれたら、と、祈るばかりです。
ちなみにこちらは、今日の富士山↓
この時は、かなりしっかり立って(座って?)いる方です。
前肢使ってますからねw
そして相変わらずのイケメンです
。