トヨタが最近発売した車種,ヤリス,カローラ,RAV4には,アイドリングストップが装備されていない。全般的に燃費性能が向上し,ライバルに差をつけることができたこともあり,バッテリーにかかるコストを削減する意図もあるようだ。
私は現在の車を買った5年前,アイドリングストップ未装備を選んだのだが,選択肢は非常に狭かった。踏切や一時停止のような,或いは一寸刻みのような僅かな時間内での停止,再始動は,気分的に面倒なことこの上ない。何だか目的と手段をはき違えている気がした。
現在でも殆どの車に装備され,それが正義であるかのような雰囲気さえある中で,業界のリーダーであるトヨタが未装備に踏み切ったことは,価値ある判断だ。
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装備されていてもめったに使うことのないのがPCXのアイドリングストップだ。とはいえこのシステム構成は悪くない。作動スケジュールが車と異なり合理的であり,恒常的にキャンセルできるスイッチが付いるからだ。まあ,不要な装備であることに変わりはないが。
車の場合は,低速になれば作動するものと,停止した時に作動するものがある。共通するのはフットブレーキを離せばエンジンが再始動してしまう点だ。したがって停車中はずっとブレーキを踏み続けなくては意味がない。運転方法としては,非合理的だ。
PCXは停止3秒後にエンジン停止し,スロットルを開けた時に始動する。スロットルを開け始めた瞬間に始動するから,アイドルから発進するのと同様に反応する。車のようにワンタイミング遅れることはない。
車の場合,停止してパーキングブレーキをかけた時にエンジン停止し,アクセルを開けた時に再始動するようになっていれば使い勝手が随分良くなるだろうに,何故現在のようなヘンテコなスケジュールになっているのだろうか?
2020.7.4(土)