今日偶然TVで,映画『翼よ!あれが巴里の灯だ(原題:The Spirit of St. Louis)』を観た。1927年,チャールズ・リンドバーグによる世界初の大西洋単独無着陸横断飛行を題材にしたもの。チャンネルが変わった時,パリに向けて離陸するシーンだった。
標題は,その時使われた飛行機の名称。原型は同社製M-2という機体で,航続距離を延ばすことを目的に大改造されていた。重量の半分以上は燃料だった。
実はこの映画,私は中学生の時に公開を待ちかねて観にいった。現代と違い,リンドバーグの時代に空を飛ぶことは命を懸けた冒険的要素が大きかっただろう。睡魔と闘いながら33時間余飛び続け,夜間のルブルージェに降り立つシーンは懐かしい。
映画の中の殆どの映像を不思議な程忘れてしまっていたから,改めて楽しむことができた。唯一当時から印象に残っているのは離陸シーン。
重い機体が離陸滑走からやっと浮き上がり経路上の小屋を越えた後,機首が下がって小屋の陰に消えるのだ。しかしギリギリの低速で小屋をクリアした後,機首を下げて増速しているのだと,ホッとしたことだけが数十年の時を経て共通していた。
写真は,米国立航空宇宙博物館のHPから借用した。
2021.3.23(火) |