昨日掲載した890DUKEのライダーから,以前乗っていたXR600Rは,温間時の始動性が非常に悪く,降りる理由になったと聞いた。そこで,その件を題材にしてみた。
XRのエンジンは,温まっている時というより,かなり熱い時に始動性が悪くなることがあるのは確かだ。しかし悪くなり方には特徴があり,そこを抑えておけばいつでも簡単に始動する。
1 始動性が悪くなる状況 ・熱いというか,かなり焼けている時 ・熱い状態で,明らかな登り坂に駐輪した時。特に駐輪から5分後に最も悪くなる。同様に焼けていても,平地に駐輪した場合の始動性は悪くない。余程の理由がなければ下り坂には停めないので,その時にどうなるかは試してない。
2 推定原因 ・上り坂ではフロートの機能が不十分ではないかと思われ,それによりオーバーフロー気味となり,結果的にガスが濃い状態となるのではないか?
3 始動法 ・焼けた状態で数分後に再始動するつもりなら,上り坂に駐輪しない。 ・ガスが濃くなる条件なら,スロットル全開でキック ・キックスピードを上げる。下り坂を利用して乗りながら押し掛けした場合,クランキングスピードが速いのでスロットルを開けなくても問題なく始動する。
4 その他 ・XRはフラマグCDI点火であり,特にクランキング速度が遅いとスパークがかなり弱い。試しにプラグを外してキックしてみると,昼間は火花が見えない(バッテリー点火車の場合は,はっきり見える)。それでも焼けている時以外はゆっくりしたキックでも始動することから,着火性はかなり良いと思われる。
2021.4.1(木)
PS XR600Rとイリジウムプラグの相性は良くない。走行中はOKなのだが,アイドリング中ストールする傾向がある。多分低回転時の二次電圧が十分ではない感じがする。良かったのはNGKのVXプラグだった。 |