報道により,アメリカで復元された零式艦上戦闘機22型が,海上自衛隊鹿屋航空基地で飛行したことを知った。今回は,アメリカ人パイロットを招聘してのこと。
所有者は,ニュージーランド在住の日本人。日本で保存し,日本人により飛行させようとしている。素晴らしいことだ。
個人の所有とはいえ,里帰りと聞いて思い起こすのは,四式戦闘機疾風。せっかくアメリカで復元した機体なのに,嵐山で展示した後,瞬く間に飛行不能にしてしまった。あの時ほど,里帰りするにしても一時的にしておけば良かった,と思ったことはない。
今回の零戦が日本で保存されることは有意義であるものの,もし動態保存できない事情が発生するなら,アメリカで過ごす方が良い。四式戦の二の舞を演ずることだけは避けたい。
今の日本人は,こうしたものにコストをかける文化が希薄だ。日本において保存することへの期待はあるものの,飛行不能となる危険が懸念されるなら,アメリカにおいて飛行可能状態を維持する方がずっと良い。操縦するパイロットの国籍など重要ではない。どこの空でも良いから,元気に飛び続けて欲しい。
2016.1.28(木)
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