居合道とは、
居合道の源流である抜刀術(居合術)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての剣客林崎甚助によって創始されたといわれる。江戸時代には数多くの流派が生まれた。
座った状態で、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでをも含めた技術を、一つの独立した武道と成している国は全世界でも日本のみで、実は非常に稀有なものである。
剣道のような打ち合いや激しい運動ではないため、老若男女を問わず学べる武道である
剣術との相違点は、剣術は初めから互いを敵とした敵対動作から始まる、いわゆる敵との「立合」から始まるのに対し、居合道は主に床の間での想定のような普段の生活の中など、「居」ながらにして敵に「合う(遭遇する)」として形が組まれている点にある。演武では、奉納、作法を意識している点も挙げられる。
私が居合を始めたきっかけは、定年後の運動不足解消のため色々探していた矢先、川越連繋寺を訪れた際、敷地内に林崎重信公の碑が建っていた事に始まる。
私の幼少時代は、山形県村山市に住んでいた。村山市にある林崎居合神社(林崎重信公を祀ってある居合道を研鑽する人間の聖地である)の境内でチャンバラなどをして遊んでいた。なぜ居合神社で遊んでいたかというと、私の曽祖父(林多少)が居合神社の別当であった。その関係で祖父が林崎に住んでいた(重信公の刀の信國を鑑定した記録がある)からだ。
幼少の頃は、我が家に重信公の木刀が飾ってあり、自分は重信公の先祖かもしれないと思っていたが、重信公には子孫はいないことが判明した。代々の別当の子孫が正解であった。少年時代の記憶で、神社の境内で居合の演舞を見た記憶がある。
今思うと居合とは、幼少時代から縁があったようだ。ちなみに川越は林崎重信公終焉の地と言われている。
私がいま稽古しているのは、全日本剣道連盟の居合と夢想真伝流の居合を習っている。稽古日は週2回ほどである。
興味のある方は、私の所属している埼玉県剣道連盟居合道部西入間支部のホームページを見て下さい。