三ヶ島製材鰍フ進行中の現場のご紹介と家づくりに関する色々な情報をご提供するブログです。 木づくりの温かさと使い込むことによって味の出る良さをお伝えできればと思います。
 
2010/02/18 17:33:41|入間市 S邸
入間市 S邸 〜増築部分基礎工事および筋交増設〜

本日は、入間市で進行中のS邸の現場のご報告です。


前回、既存玄関部分の破砕工事をご覧頂きましたが、現在は

その部分を掘って基礎工事が行われています。


以前の玄関部分、ポーチだった所に新たに部屋と階段を増築

します。そのため、ポーチ部分を一回解体し、新たに基礎工事

を行います。

写真は、型枠を組んで鉄筋を入れてコンクリートを打った

状態です。このあと型枠を外して埋め戻しをします。

この上に柱を立て、部屋が出来るんですね。



そして内部では、耐震性を考えた構造体の補強が行われて

います。


今回、間取りの変更や平屋から2階建てへの変更にともなって

柱の増設や位置変更がありますが、それと共に重要な補強が、

筋交の増設です。


もちろん現状でも筋交は入っていますが、今回、基本的に全て

の壁にダブルの筋交を入れます。壁内部にX状に斜めに

補強が入るのです。

これは、柱と柱を斜めに繋ぐことによって面で建物を支える

という考え方で、非常にしっかりとした建物になります。



このあと、増改築ということでかなり複雑かつ慎重に工事が

行われて行きますが、現場の監督・職人の腕の見せ所ですの

で、今後のご報告を是非、お楽しみに。



それでは、本日もお読みいただき有難うございました!


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2010/02/16 14:33:47|入間市 O邸
入間市 O邸 〜内部木工事 そのA〜

本日は入間市のO邸の現場のご報告です。


現在、こちらでは内部の木工事が進められています。


下地のボードを張り終わった上に、節の無い檜の化粧板を

腰壁として施工しています。

檜は全体に淡い印象の色調で、柔らかで繊細な仕上がりと

なります。

また、技術的な事ですが、これらの材はすべてじっくりと自然

乾燥させたものなので、木の中の油分がとばず粘りのある

しっとりとした質感で色調も鮮やかなピンク色をしています。

この先、何十年という歳月をかけてこの鮮やかさが落ち着いて

くると共に、より一層の深みを持った表情になっていきます。


そして、和室のほうも良い仕事がされています!

天井は杉の化粧板張りです。

柱などの檜材と比べると色調や木目の感じの違いが分かるかと

思います。

このあと壁は京壁(左官工事で仕上げる塗り壁です)になり

ますが、見えているボードは窪みが付けられていて壁材の

喰い付きが良くなるようになっているのです。

当然、仕上がりも綺麗になります。


このあとは、クロス貼りなどの仕上げに入っていく予定と

なっています。


それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!



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2010/02/10 8:20:57|住まいの情報
〜西川檜の家とエコの関係とは?〜
本日は、西川材で造る住宅とエコの関係をご説明したいと思います。


まず、「西川材」の説明から。

西川材は、入間市の近隣である飯能市・日高市・毛呂山町
・越生町・名栗村の5市町村で生産されています。
約700年も前からこの地域の材木は有名であったようですが、
江戸時代、この地方から木材を筏で搬送していたため
「西の方から来る材」という意味で「西川材」と呼ばれる
ようになったそうです。


そして、本題の西川檜で造る住宅がなぜエコなのか?という
点についてお話しします。

まず、第一に近隣で生産されたものを使う事でCO2を削減
できる点です。

最近、「地産地消」という言葉をよく聞くと思いますが、
おとなりの飯能周辺で育った木を伐採し、複雑な流通過程を
経ることなく自家製材し、施工します。
海外で生産された材木を船やコンテナではるばる輸送する
のと比べるといかに環境に優しいかがお分かりかと思います。

第二に、現在戦後の無計画な植林計画によって供給過多となっている木材を使うことによってエコなのです。

というのは、杉や檜はおよそ60年ほどで成長が急激に
ゆっくりになるので、CO2を吸収し土中に固定する効率が
下がります。
そこで、それ以上経た材木にするのに最適な木を伐採し
若い木を植樹することで、よりCO2を減らす事が出来るのです。


また、エコではありませんが、地元で育った木が家という
カタチに姿を変えてまた長い間、生き続ける
って考えると、
とても素敵だと思います。

時代を超えて愛される家を造り続けたいと思います。


それでは、本日もお読みいただき、有り難うございました!


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2010/02/05 16:47:25|入間市 O邸
入間市 O邸 〜木建具工事〜

本日は、入間市 O邸 の現場のご報告です。


こちらでは外壁の塗装工事と雨樋の施工が終わり、

本日足場が外れました。


現在、内部の建具・木工事を中心に施工中です。


まず、天井部です。現しといって、柱・梁を見せる仕上げにし、

屋根の裏部分に無節の檜の板を化粧貼りしています。

檜特有の美しいピンク色がお分かりかと思います。


そして、大工職人の腕の見せどころ、木工事です。

写真は和室の引き戸の建具部分ですがいい仕事してますね!

檜の良い香りが漂っていました。


もちろん、檜材は
『西川檜』 を自社製材したものです。


この後は徐々に内壁やキッチンなど、仕上げの作業に入って

いく予定です。


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/02/04 11:57:39|入間市 S邸
入間市 S邸 〜既存玄関部分解体〜

本日は、入間市で進行中のS邸の現場のご報告です。



こちらでは現在、内部の解体が終了して既存の

玄関部分の解体が行われています。


この部分は現状、軒のラインよりも少し奥に

玄関があり、その手前部分がポーチとなっています。

今回、増築しここに新しく部屋と階段が出来ます。

(現状の平家から2階部分も増築なのです)


まずポーチ部分を解体し、新たに必要な基礎を

造ります。その上で柱を立てます。


新築の時に非常にしっかりとした施工がされていたので、

解体も容易ではありません。

今回も同じようにしっかりと施工する予定です。


この後は、もう1カ所の増築部分の基礎工事の予定です。



それでは、お読みいただき有り難うございました!



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