三ヶ島製材鰍フ進行中の現場のご紹介と家づくりに関する色々な情報をご提供するブログです。 木づくりの温かさと使い込むことによって味の出る良さをお伝えできればと思います。
 
2010/10/26 16:51:36|青梅市 S邸
プレカット工法 そのAです。 〜青梅市 S邸〜

本日は青梅市S邸の現場より、先日の所沢市薬局とはまた

違った工法のプレカットのご紹介です。



こちらは通常の住宅の新築です。先日ご紹介したのは同じプレ

カット工法でもピン工法というものでしたが、

今回は『在来金物工法』です。これは、構造材自体はコンピュ

ーター制御によりあらかじめカットされますが、仕口(材同士

の継ぎ手)は従来の大工仕事と大方同じ形状になっており、

建てた後に施工される金具も従来と同じものを使用する工法で

す。刻みのみを機械でおこなった、と言うと分かり易いですね。


今回、大黒柱には檜の6寸角(約18cm)を使用しています。

写真では2枚目の養生してある柱です。かなりの迫力ですよ。

また、梁も大断面の材を使用しているのが分かると思います。

なぜここまで構造材にしっかりとしたものを使うのかと言いま

すと、ずばり、長寿命のためなのです。


最近、『スケルトン・インフィル』という考え方が認知されて

きています。耳にした方もいらっしゃるかも知れませんが、

これは「しっかりとした構造体(スケルトン)と家族やライフ

スタイルの変化に合わせて変更が容易な内外装・設備(イ

ンフィル)」
という概念で、インフィルを適時交換して住宅を

長期使用しましょう、という事です。

いままでのスクラップアンドビルドから長寿命へと国の政策も

転換しています。少し脱線(?)してしまいましたが、快適で

環境にもやさしい家を造り続けていきたいと思います。


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/10/02 20:13:24|杉並区 A邸
外壁および内部造作工事 〜杉並区 A邸〜

本日は、杉並区 A邸の現場のご報告です。


こちらでは現在、外壁の施工と内部の工事が行われています。


外壁はALCパネルの37mm厚を使用しています。ALCとは

軽量気泡コンクリートのことで、簡単に言うと気泡を含んだ

コンクリートを板状に成形したパネルです。中に鉄筋やメタル

ラス(金網)が入っていて防火性・耐久性に優れています。

今回は横溝の入ったライン50というタイプと平板を部分に

よって使い分け、塗装もツートーンになります。どんな色に

なるかは・・・まだ内緒です。

次回、ご報告できると思いますので興味のある方は予想してみ

てはいかがでしょうか?



内部では着々と造作工事が進んでいます。

天井は下地のボードが貼られました。現しの梁が美しいです。

2階の床は下地の構造用合板の上に石膏ボードを1枚施工し、

その上に床材を張ります。こうする事でより防音性を高め、快

適な住まいを造ることができます。


こちらの現場は施主様のこだわりで、内装材などに機能的な

ものを使う予定です。リフォームの際の参考にもなると思いま

すので、お楽しみに〜!


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/09/24 8:07:08|住まいの情報
“公共建築物木材利用促進法”が10月1日より施行されます!

本日は、公共建築と木材のお話しをしたいと思います。


先日、『公共建築物木材利用促進法』の研修会に参加して

きました。この法案は今年の5月に国会をとおり、10月1日

から施行の予定となっています。

要点をまとめると・・

・平家および低層(2階建て)の公共建築を原則木造に
 する
・国と地方公共団体が木材の利用促進に関する施策を
 推進
・建築基準法を検討し、規制の撤廃又は緩和のため措
 置を講ずる


という内容です。

ここでいう公共建築とは主に学校老人ホームです。現状

では学校などは3階建て以上は木造で建てる事はできませ

ん。これを、規制の撤廃や緩和で木材利用を促進していこう

という事なのです。

しかし、実績がないだけにコスト策定が困難であったり、

大口需要・特殊部材に対応できるかなど課題が多く、

簡単に進んでいくものではありません。公共建築物向けの

木質部材の開発や、地域ごとの木材供給体制の活性化が

急務となっています。 また今回の研修会では、

『公共建築物の木造化はあくまで“起爆剤”であり、公共建
築物での木造の普及を通して、大型建築物向けの木材供給
体制の確立・コストの競争力強化などを促進し、一般の建
築物の木造化を目指す。』


という目標を掲げていました。

実際、学校の内装やリフォームについては県から県産材の

利用計画が出されたりしていますので、これを機に技術の

進歩や供給体制の強化を図れば、ゆっくりとではあっても

着実に木材利用が促進され、ひいては木材自給率の向上・

森林の健全化にもつながると思います。


ちなみに、写真は研修会の行われた新木場のビルにある

木材・合板博物館のパンフレットです。こちらはNPO法人で

運営され、入場無料でどなたでもご覧になれます。

開館日などくわしくは下記のアドレスでご確認ください。

http://www.woodmuseum.jp

それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!


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2010/09/21 8:05:05|杉並区 A邸
中間検査を受けました。 〜杉並区A邸〜

本日は、杉並区A邸の現場からご報告です。


こちらでは現在、サッシの取付とバスの設置工事、また電気

配線工事が行われていますが、先日中間検査を受けました。


中間検査って? という方、多いと思います。

これは万が一欠陥工事によって不具合や損害が出た時に補修

費用や補償が下りる瑕疵担保保険の検査の1つです。初回が

基礎を打設する際に行われる鉄筋検査、今回が金物や防水を

見る中間検査です。ポイントとしては構造材(特に筋違と柱、梁

の接合部)に耐震基準以上の金物が適切に施工されているか、

また防水の立ち上がり寸法や施工状況です。簡単に言うと、

地震に強く雨漏りがしない家(雨水の侵入で構造材が腐

る)が建てられているか
、と言う事をチェックしているんです。

こちら、お陰様で問題なく合格でした。


写真はバルコニーの防水と1階の天井部分、そしてバスの施工

の様子です。1階のリビングとダイニングの天井は梁を見せる

『現し』になっています。仕上がるのが楽しみです。


このあとは、外壁の施工・内部の木工事へと進んでいきます。


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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2010/09/13 12:03:52|入間市 S邸
外壁塗装・設備工事 〜入間市S邸〜

本日は、入間市S邸の現場のご報告です。


こちらでは、外壁の塗装工事とシステムキッチンの設置工事が

行われました。また、内部の木工事は増築部の2階がほぼ完了

し、現在は1階部分が施工されています。


外壁は2色のツートーンになっています。写真では判りづらい

ですが、上部の黒い塗装の所がやや凹んでいるデザインです。

下部は微妙な色合いのベージュで、玄関など一部外部にも使わ

れている檜材の色味とのハーモニーが良い感じですね。


内部写真は階段と2階部分ですが、ほぼ全面が檜の化粧貼りで

す。すごい迫力ですが、回り縁などが無く仕上がりに注意が

必要なので現場の大工さんは『これほどの現場は初めてだ!』

と言っています。


このあとは引き続き1階の木工事・家具工事とウッドデッキ工事

がおこなわれる予定です。


それでは、本日もお読みいただき有り難うございました!



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